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4月9日のイソップ童話
  
  
  
水のかれた沼のカエル
    2匹のカエルが沼にすんでいました。
    ところが、夏のひでりつづきのために、沼の水がすっかりかれてしまったので、そこをはなれて、ほかの沼をさがしにいきました。
    やがて、1つの深い井戸が見つかりました。
    すると一ぴきのカエルが、
  「きみ、この井戸にいっしょにおりよう」
  といいました。
    しかしあいてのカエルは、
  「でもね、もしこの井戸の水がかれてしまったときには、どうやってあがってくればいいんだい」
  
    この話は、何ごとも考えなしにこうどうしてはいけない事をおしえています。
おしまい