更年期障害をやわらげる お薬童話

更年期障害について

こんな病気
 女性のホルモンバランスが崩れることにより、冷えやのぼせ、動悸(どうき)、肩こり、腰痛、頭痛、精神的不安定など、さまざまな症状が現れます。
 更年期障害の最も現れるのは、通常40〜55歳頃といわれています。
 しかし、更年期障害は女性のホルモンバランスが崩れることによっておこるので、ホルモンバランスが崩れればたとえ十代でも、同様の症状は現れます。

治療
 更年期障害の治療として、ホルモン補充療法(HRT)がよくおこなわれます。
 ホルモン補充療法は、骨粗鬆症、動脈硬化症などの成人病にも効果的ですが、乳ガンや子宮ガンになるリスクも多少あります。

 更年期障害になるもっとも多い理由は、子供の成長や親の死などといった家庭環境の変化、夫婦間のトラブル、体力の減退、老後に対する不安などからくるストレスや悩みなどの精神的なものですから、最近では精神安定剤などの投与や心理療法などが有効とされています。

 お薬童話でも精神的な治療に重点をおき、まずは「怖い話」で緊張感を与え、「感動話」で気持ちを解きほぐしてリラックスさせ、「恋の話」で女性ホルモンの分泌を促し、強く印象に残る「悲しい話」でストレスを発散させると同時に、今までの緊張、リラックス、女性ホルモンの分泌の効果を持続させます。
 お話しの数が他のお薬童話よりも多い4話で、比較的長いお話しが多いですが、更年期障害のお薬童話には、大人の女性向けのお話しを多く用意しております。
 読むのに多少の時間はかかりますが、家事のあいまなどに服用して下さい。

その他
  更年期障害は、精神的なストレスが最大の原因ですので、スポーツなどのストレスを発散できる健康的な趣味を見つけて下さい。

ツボ療法

 更年期障害のさまざまな症状の総合的なツボは足にある「けっかい」と「さんいんこう」で、そのほか、症状にあわせてさまざまなツボを刺激します。
 冷え性の人は、足の「たいけい」
 頭痛やのぼせ等には、頭の「ひゃくえ」
 腰痛には、腰の「じんゆ」

ツボ
けっかい
さんいんこう
たいけい
ひゃくえ
じんゆ

料理薬

料理薬のポイント
・更年期障害に、特効薬はありません。
 焦らず、気長な治療を続けてください。
・女性はストレスを受けると食べ過ぎる傾向があるので、食べ過ぎに注意。

気持ちがおちつく
ねぎしそスープ
卵黄ゆり根

イライラが鎮まる
れんこんのしぼり汁

精神不安や不眠に
酸棗仁酒
山梔子汁

婦人病に効く
根茎の煎じ汁

どうきや肩こりのある人に
エビスグサの煎じ汁

婦人病の妙薬
サフラン茶

温服すると効果がある
オオバコの煎じ汁

その他のおすすめ

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