福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030 
      第 1話 
         (日本民間故事 001) 
          
         
島女(しまじょ)の祠(ほこら) (健全普通話版) 
島女祠 
 
・日本語 ・日本語&中国語 
      
      
      むかしむかし、石田(いしだ)のお城には、島女(しまじょ)という御殿女中(ごてんじょちゅう)がいました。 
        在很久很久以前、於石田城內、就有著一位伺候著大王的侍女、名叫島女。 
         
      気立てがよく、みんなの嫌がる仕事でもすすんでやるので、城の者や女中仲間からも大変可愛がられていました。 
      島女這名女子是端莊秀麗心懷大度、大家都不願意幹的活、她倒是沒見一點嫌棄、所以呢、在大王的城中、島女也是很得眾人的青睞。 
       
      ある日の事、殿さまは島女に、茶を持ってくるよう命じました。 
      有一天呢、大王就是叫來了島女給自己倒茶。 
       
      島女はしばらくして、茶を持ってもどって来ました。 
      不一會呢、島女也就是把茶水給端來。 
       
      ところが部屋へ入ろうとしたとき、うっかり敷居(しきい)をふんでしまい、そのひょうしに、 
      可就是進屋拉開紙門的時候、不小心就一腳踩上了門檻、突然呀。 
       
      グーー! 
      嘎子! 
       
      と、妙な音が出たのです。 
      發生了這樣一聲微妙的聲響。 
       
      それを聞いた殿さまは、 
      聽到了這個聲音之後的大王。 
       
      「これ、今の音は何じゃ?」 
      剛剛那是個啥聲音呀? 
       
      と、尋ねました。 
      如此詢問到。 
       
      「お許し下さいませ、敷居がきしんだのでございます」 
      大王贖罪、是我不小心踩到了拉門的門檻。 
       
      島女が答えると、殿さんは笑いながら、 
      而島女的這個回答換來的卻是大王的一聲輕笑。 
       
      「敷居ではのうて、お前の尻がきしんだのではないか?」 
      所以說那個聲音其實是門檻發出的、並不是從你的屁股咯。 
       
      と、冗談でいいました。 
      就這樣、趁著這個機會大王是調戲起了島女。 
       
      すると、そばにいた家来たちも、クスクスと笑いました。 
      而也就是大王給帶起的這個頭、現在在場的所有家臣們都是發出了鬨堂大笑。 
       
      島女は顔をまっ赤にすると、おじぎをして、逃げるように部屋を出て行きました。 
      這可讓島女是羞紅了小臉、連忙逃也似的、說了聲失禮就快步從屋子裡跑出了。 
       
      ところがその夜、島女は城を出たきり、いつまでたっても戻ってこなかったのです。 
      可就是等時間又來到了這夜晚之後吧、島女她突然從城內是跑了出去、然後就許久的不見再回了。 
       
      心配した女中たちが探しに行くと、なんと大津の町外れの海に浮いている島女が見つかったのでした。 
      發覺了此事不尋常的其他侍女們、這就也是擔心連忙的出城去找尋島女來了、最後在一處位於大津郊外的海岸上、有人是發現了島女的浮屍。 
       
      いくら冗談でも、島女にしてみれば死ぬほど恥かしかったのでしょう。 
      即便就只是被出言調戲、可這卻在島女的眼中、卻是一件十分十分羞愧之事、羞愧到了都感覺自己已經不能再活下去。 
       
      これを知った殿さまは、自分の軽い冗談を大変後悔して、あわれな島女のために、城山神社(しろやまじんじゃ)の境内に祠(ほこら)を建ててやりました。 
      後來也等大王自己是得知了這個消息、立馬為自己的出言草率也是感到了十分的悔恨、於是乎呀、也算是為了島女這個可憐的小姑娘、在城山神社的境內是把個祠堂給人家修下了。 
       
      そしてこの島女が大変な豆腐好きだったので、人々はこの祠の前を通るときは、かならず豆腐を供えてやったそうです。 
      後來也是說因得知這島女生前最喜歡吃的就是軟軟的豆腐了、所以說呀、凡是跟島女熟悉認識掛念她去緬懷的人、基本上去時都是會帶上幾塊豆腐給人家貢上呢。 
      おしまい 
        结束 
         
        ↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓ 
         
        島女(しまじょ)の祠(ほこら) 
        面薄 
      むかしむかし、石田(いしだ)のお城には、島女(しまじょ)という御殿女中(ごてんじょちゅう)がいました。 
        到好久以前、石田城、藩王侍女、島女。 
         
気立てがよく、みんなの嫌がる仕事でもすすんでやるので、城の者や女中仲間からも大変可愛がられていました。 
樣子甚麼的都可以、事也會作、大家這就都喜歡。 
 
ある日の事、殿さまは島女に、茶を持ってくるよう命じました。 
島女這天就跟藩王送茶水。 
 
島女はしばらくして、茶を持ってもどって来ました。 
水這就端來。 
 
ところが部屋へ入ろうとしたとき、うっかり敷居(しきい)をふんでしまい、そのひょうしに、 
グーー! 
と、妙な音が出たのです。 
哪曉得進了門、這就打了個屁。 
 
それを聞いた殿さまは、 
「これ、今の音は何じゃ?」 
藩王就講這是條甚麼聲音? 
 
と、尋ねました。 
「お許し下さいませ、敷居がきしんだのでございます」 
侍女就講是自己拉門的聲音大了。 
 
島女が答えると、殿さんは笑いながら、 
聽別個這麼講、藩王一笑。 
 
「敷居ではのうて、お前の尻がきしんだのではないか?」 
就講這拉的門是不是你屁股上的那個? 
 
と、冗談でいいました。 
幫侍女一羞。 
 
すると、そばにいた家来たちも、クスクスと笑いました。 
所有人聽王這麼講又是開笑。 
 
島女は顔をまっ赤にすると、おじぎをして、逃げるように部屋を出て行きました。 
島女則是紅到臉馬上跑不見了去。 
 
ところがその夜、島女は城を出たきり、いつまでたっても戻ってこなかったのです。 
但是等到都晚上了這人怎麼還不見回來啊、出去之後就一直看不到人了。 
 
心配した女中たちが探しに行くと、なんと大津の町外れの海に浮いている島女が見つかったのでした。 
其他共事的侍女也焦、分頭出去尋、最後這就海上一具浮屍看到的。 
 
いくら冗談でも、島女にしてみれば死ぬほど恥かしかったのでしょう。 
島女面薄、這禁不住辱、過直接尋了短。 
 
これを知った殿さまは、自分の軽い冗談を大変後悔して、あわれな島女のために、城山神社(しろやまじんじゃ)の境内に祠(ほこら)を建ててやりました。 
等藩王曉得人死了、覺得這事就是直接一手造成、也是講稍微想了下這案子現在要怎麼搞、過直接跟人到城山神社裡面搭了個小祠、算是幫人記到了。 
 
そしてこの島女が大変な豆腐好きだったので、人々はこの祠の前を通るときは、かならず豆腐を供えてやったそうです。 
後面大家都曉得這事、曉得別個生前喜歡豆腐、來的時候也是帶到點供起來。 
      おしまい 
          结束 
         
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