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福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030

第 21話
(日本民間故事 021)
おいつぼの滝

おいつぼの滝 (健全普通話版)
笈壺瀑布

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : ひろりん

むかしむかし、上神野(かみこうの)の庄屋さんが病気になったので、庄屋の娘は谷村の観音さまに毎朝お参りをして、病気の全快をいのりました。
在很久很久以前、位於上神野的一位里長這就臥病在床、而人家的女兒這就是想辦法四處奔走想辦法呀、每天呢、也是說堅持一個求神拜佛、跑到這谷村的觀音廟、為父親的日日病情祈求。

ある晩、娘の夢の中に観音さまがあらわれて、
然後就有一個晚上、姑娘今天睡床上觀音菩薩是過來託夢了。

「山の大ザルがお前を嫁にしようとねらっているから、気をつけなさい。もし大ザルがやってきたら、水がめの中にかくれるのですよ」
住山上的大猴子已經是盯上你啦、它可是想拐走你做老婆呢、你要千萬千萬小心、萬一要是哪天猴子它還真來了、切記住務必就是要躲進著家中的大水缸裡面呀。

と、言いました。
菩薩是這樣說道。

それから二、三日後、娘が家でごはんの用意をしていると、大きな山ザルが戸を破って入ってきました。
還別說、真就是個兩三天後、姑娘還在家中是燒菜做著飯呢、山裡面的大猴子是突然破門而入。

そこで娘はお告げの通り、そばにあった空の水がめの中にかくれました。
姑娘當下就是立馬感覺到了不對啦、想起了菩薩的吩咐、下一秒就是鑽入身邊的那口大缸里拉。

ところが大ザルは、すぐに娘を見つけて、水がめになわをかけると、ひょいと肩にかついで外に出ていきました。
可畢竟人家是猴子大王、雖然看到你不在吧、但家裡面找找後、一下子就把姑娘其實就是在缸裡這事給知道啦、繩子一甩、分分鐘就給大缸是系好後扛上了肩、把姑娘人給打包回家咯。

娘は、恐ろしくてたまりません。
這下可給還在缸裡的姑娘是嚇得直哆嗦呀。

ためしに水がめのふたを押し上げてみると、なわがゆるんで、ふたが開きました。
試著就先是推推蓋口吧、擠開了繩子、至少是能出出頭漏個氣了。

外をのぞいてみると、サルは川のふちを歩いています。
一開缸外景色、猴子大王這都已經是走到這小河邊上來了呀。

そこで娘は名案を思いつき、頭にさしてあるカンザシを抜くと川の中にほうり込んで、サルにむかって言いました。
可突然吧、姑娘就是靈機一動、立馬是將頭髮上的釵子一拔、給它是扔旁邊的河裡頭去咯、再第二步就是對著大猴子哭訴了呀。

「わたしの大事なカンザシが川に落ちてしまったわ。あのカンザシをひろってくれたら、何でも言うことを聞いてあげるよ」
猴子哥哥、猴子哥哥、我的寶貝釵子剛剛不小心是掉到河水裡面去啦、還請幫幫忙拜託幫我把釵子是給撿回來吧、只要是能夠幫我取回了釵子、作為報答、日後你只要說甚麼、我都會任你差遣的。

サルは大喜びで、水がめをかついだまま川の中へ飛び込もうとしたので、娘は、
就這下可讓大猴子樂壞了都、連忙就是想一躍而下、下水取釵了、可姑娘連忙就是呀。

「わたしをかついだままでは重すぎるわ。わたしはここで待っているから、早くひろってきて」
等等、等等、我還在缸裡面呢、先要把我給放下來呀、我怕自己太重、下去後妨礙著你呢、我就在這裡原地等你回來、不會跑的、你快早點把釵子撿回來就成。

と、いって、水がめから飛び出しました。
說完呀、姑娘自己是飛身而出自大缸裡面出來了。

サルは空の水がめを背負ったまま川の中へ飛び込んだので、水がかめの中へ流れ込んで、そのまま滝つぼの底に消えてしまいました。
而可憐的猴子大王卻因為是背上了一口大缸然後跳入了河水之中、結果就是隨著缸中之中瞬間一滿、猴子大王它沈了、這就瀑布底下的墳墓是給自己安排上了呀。

娘は観音さまに感謝して、その後も毎朝、観音さまにお参りしました。
姑娘呢當即就是感謝起了觀音菩薩呀、就之後的這每個早上、還會每次早起的還個願又去觀音的廟裡給人家拜拜呢。

すると数日後には、庄屋さんの病気はすっかりなおったのです。
也就是在數日過去之後、這回是連姑娘的里長父親、人家也是大病得以全癒。

大ザルがおぼれ死んだあの滝は、その後『おいつぼの滝』と呼ばれているそうです。
現在就回到那隻可憐的猴子吧、就人家死後呀、這瀑布便是有了個新名、叫笈壺滝。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

おいつぼの滝
舔猴潭(おついぼ)

むかしむかし、上神野(かみこうの)の庄屋さんが病気になったので、庄屋の娘は谷村の観音さまに毎朝お参りをして、病気の全快をいのりました。
到好久以前、上神野這地方、地主害病、地主女就天天跑菩薩那裡去求。

ある晩、娘の夢の中に観音さまがあらわれて、
天天求到求到、一日晩、這菩薩就入夢了。

「山の大ザルがお前を嫁にしようとねらっているから、気をつけなさい。もし大ザルがやってきたら、水がめの中にかくれるのですよ」
這就牛頭不對馬嘴的講了、講山上的大猴子看你長的乖、想拐你去當堂客、這幾天別個萬一是要過來你就躲到你屋水缸裡面去、至於地主病的事是提都㫘提。

と、言いました。
交待了。

それから二、三日後、娘が家でごはんの用意をしていると、大きな山ザルが戸を破って入ってきました。
還真就兩三天、女到屋裡𤏪飯、一條大猴子破門而入了。

そこで娘はお告げの通り、そばにあった空の水がめの中にかくれました。
女之前被菩薩提醒過了、這就直接缸裡面一躲。

ところが大ザルは、すぐに娘を見つけて、水がめになわをかけると、ひょいと肩にかついで外に出ていきました。
但是根本就㫘得卵用、分分鐘就被猴子逽到了、人一抬肩上一扛、這就拐啦。

娘は、恐ろしくてたまりません。
女人到猴子肩上被帶到跑是差點㫘駭死過去、人一直㥬。

ためしに水がめのふたを押し上げてみると、なわがゆるんで、ふたが開きました。
是這麼到的、猴子曉得女到缸裡、直接取到索子幫缸一綯、連人當缸一起、女人到路上顛簸、不曉得甚麼案、至少想曉得一下外面的情況啦、用手幫腦鬠上面的蓋子一頂。

外をのぞいてみると、サルは川のふちを歩いています。
看到外面了、猴子是已經跑到河邊來了。

そこで娘は名案を思いつき、頭にさしてあるカンザシを抜くと川の中にほうり込んで、サルにむかって言いました。
女突然想到了好辦法、要開始耍猴了、幫腦鬠上面釵子一抽、直接掗河裡面去了。

「わたしの大事なカンザシが川に落ちてしまったわ。あのカンザシをひろってくれたら、何でも言うことを聞いてあげるよ」
這就開始哀了、講猴子哥跑太快、我釵落水裡面去了、要猴子去取、那傢伙好重要、你只要幫了我這次、我以後甚麼都聽你的。

サルは大喜びで、水がめをかついだまま川の中へ飛び込もうとしたので、娘は、
猴子一下感覺機會來了、還笑得好開心、直接就是想往河裡面一跳、都忘記自己還背到條缸了。

「わたしをかついだままでは重すぎるわ。わたしはここで待っているから、早くひろってきて」
女馬上喊停、要猴子先放自己下來、不然這帶到條缸下河實在是太蠢了、但自己從缸裡面出來之後又喊猴子不要脫缸、講你就這麼下去、等下上來的時候我就直接進、這麼就方便、省的麻煩。

と、いって、水がめから飛び出しました。
猴子心想也是、從了女、水裡面一躍。

サルは空の水がめを背負ったまま川の中へ飛び込んだので、水がかめの中へ流れ込んで、そのまま滝つぼの底に消えてしまいました。
這他媽還不是背條掉缸條水裡面去了啊、幸好女聰明、曉得那缸重了個卵脬翻天、猴子這一下去就直接沈水底下去㫘影了、自己還差點跟他一起陪葬、幸好啦。

娘は観音さまに感謝して、その後も毎朝、観音さまにお参りしました。
這事過後女就好感謝菩薩啦、又天天跑廟裡面拜到的。

すると数日後には、庄屋さんの病気はすっかりなおったのです。
等又過了幾天、這老頭的病也是好了去。

大ザルがおぼれ死んだあの滝は、その後『おいつぼの滝』と呼ばれているそうです。
這事就徹底完啦、至於那條淹死猴子王的水塘、後面就喊他舔猴潭了。

おしまい
结束

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