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第 98話
(日本民間故事 098)
白い竜 (健全普通話版)
白龍
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、長崎のお坊さんが、用事で京の都まで出かけました。
在很久很久以前、於長崎的一位和尚、因有要事操辦便也是踏上了這趕往京都的旅途。
その帰りに、佐賀の温泉宿に泊まりました。
歸途之中、人家就落腳於了這佐賀的一家溫泉旅館。
お坊さんは長旅の疲れを温泉でいやし、ぶらりと散歩に出ました。
和尚先是泡了泡溫泉緩解一下這長途跋涉的勞累、然後又是決定出去散步散散心。
お坊さんが、ふとがけの下に目をやると、池のようなものが見えました。
走到一處山路之上、一望崖下、和尚他是看到了一處像是深潭的所在。
湯あがりでのどがかわいていたので、おりて行ったお坊さんは手ですくって水を飲みました。
剛剛泡完了溫泉、剛好口渴、於是乎呀和尚就下了山崖、來這個潭水中是掬上來了一手水喝喝想解渴。
「うむ。これはうまい!」
哇哇哇、這水也太好喝了吧!
とてもおいしい水なので再び水をすくおうとすると、透明な池の底で何かが動いているように見えました。
因為這水特別特別的好喝、不僅如此、等和尚再想掬一手水上來喝喝看時他發現了、那就是幾乎清澈見底的透明潭底是有像有個甚麼東西的傢伙在蠢蠢欲動呀。
「おや? 何だろう?」
喂喂喂?這是個啥?
目をこらすと、これがなんと白い竜です。
好好的再看、潭地所現的不正是一尾白龍嗎。
まっ白な竜が、じっと池の底にへばりついていたのです。
只見這尾白龍它是靜靜蟄伏在潭底一動也不動。
頭に二本のツノがあり、首の後ろにはたてがみが生えていて、それが水草のようにゆっくりゆらいでいました。
白龍頭生雙角、於首後則是龍鬣、那一根根鬣毛簡直就是像水草一樣在潭地悠悠的被水流所撫動。
長い口ひげもあり、白銀色のうろこまでが一枚一枚はっきり見えます。
還有長長的龍髯、白銀色的背鱗是鋪滿了全身、閃耀奪目。
豆つぶほどの小さな目玉は開いているのですが、ピクリとも動きません。
小小的龍睛有如豆粒一般張開但確是一動不動。
ちょうどその時、がけの道をおりて来る人たちがいました。
剛好於此時、山崖的坡道上面也下來人了。
宿屋のお客だったので、お坊さんは手まねきをすると、白竜のことを教えてやろうと声をあげました。
因為人家也是用一個旅館的客人、和尚就是連忙招手呀、示意人家也快來自己這看龍。
するとその声に驚いたのか、白竜は水にとけるようにどこかへ姿を消してしまいました。
但就也許是受到這聲驚嚇嗎?白龍像是有意避開一般的在水中是消失不見去了身影。
宿に戻ったお坊さんとお客たちは、宿屋の主人にさっきの白竜の話をしました。
等大夥都回到了客棧、和尚便是把自己看到了白龍的這個事情告訴了旅館主人述說。
すると主人は、こんな話をしてくれました。
老闆呢、於是乎就給人和尚是說出了這麼個事。
「白竜の事は、わたしも子どものころから聞いております。
裏の山の神ですが、これまで誰もその姿を見た者はおりません。
あの池の奥には、どのくらい広いかわからないほど大きな洞窟があるのです。
白竜は、そこにいるといわれています。
神の白竜をごらんになられたのですから、お坊さまは幸運でしたね」
就白龍的這件事呀、就我還是在小孩子的那個時期也是有聽說過呢。
人家可是這後山的山神、但據說就是真正看見的人那可是一個人也沒有呢。
據說就是那個潭底的深處有一處長不見尾的洞窟、不知道是有多麼寬敞呢。
白龍的居所也就是棲息在那其中呀。
能有幸目睹真正的神龍之姿、和尚你真是走了大運中的大運呀。
白竜を見たこのお坊さんは、その後、白竜山人(はくりゅうさんじん)と名乗り、自分が見た白竜を絵かきにかかせていつも自分の部屋にかかげていたという事です。
就是這個運氣好看到了白龍的和尚吧、自此以後人家就都是以這白龍山人的稱號所自居了、並且還把自己看到過的那位白龍的樣子是有用畫像的方式給它畫了出來、一直就是裝飾在自己屋子的房間裡呢。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
白い竜
龍潭
むかしむかし、長崎のお坊さんが、用事で京の都まで出かけました。
到好久以前這長崎廟裡的和尚就有事要去上京。
その帰りに、佐賀の温泉宿に泊まりました。
回來的時候還選到個溫泉旅館讓自己舒服下子。
お坊さんは長旅の疲れを温泉でいやし、ぶらりと散歩に出ました。
趕這麼久的路全身是筋骨疼痛、泡完了這溫泉又要出去走兩踋路散下子心。
お坊さんが、ふとがけの下に目をやると、池のようなものが見えました。
和尚選擇上了山路、這就半坡崖下一望、看到有一處像是水潭的所在。
湯あがりでのどがかわいていたので、おりて行ったお坊さんは手ですくって水を飲みました。
剛好人又渴了、這地方又㫘水、和尚看也近、下到了底部想討口水吃、這就開始掬了。
「うむ。これはうまい!」
這水好洌哦!
とてもおいしい水なので再び水をすくおうとすると、透明な池の底で何かが動いているように見えました。
和尚感覺這水泠泠的吃起來好舒服、又趕快掬了一手上來、但這下發現了這水潭底下過像有甚麼東西開始異動了。
「おや? 何だろう?」
和尚瞬間過就有點發毛。
目をこらすと、これがなんと白い竜です。
好生看仔細了、這不是一尾白龍正伏到潭中啊。
まっ白な竜が、じっと池の底にへばりついていたのです。
別個潛到潭底是一動不動。
頭に二本のツノがあり、首の後ろにはたてがみが生えていて、それが水草のようにゆっくりゆらいでいました。
這龍還有角有鬚、就看到鬢角被水流帶到、到那裡像條水草樣的蕩啊蕩。
長い口ひげもあり、白銀色のうろこまでが一枚一枚はっきり見えます。
期間白龍身上的一枚枚白鱗也是這閃那閃的。
豆つぶほどの小さな目玉は開いているのですが、ピクリとも動きません。
和尚就看龍把眼睛睜到那裡的、但卻不見有任何動靜。
ちょうどその時、がけの道をおりて来る人たちがいました。
剛好這時也有群人從山路上下來了。
宿屋のお客だったので、お坊さんは手まねきをすると、白竜のことを教えてやろうと声をあげました。
和尚看到這群人好像也是跟自己住到一條旅館的客、估計別個莫也是出來走兩踋散心哦、幫手一揮、喊別個快過來、講這裡有龍。
するとその声に驚いたのか、白竜は水にとけるようにどこかへ姿を消してしまいました。
潭底的白龍過就被這聲一呼跟到驚動、瞬間看不到影啦。
宿に戻ったお坊さんとお客たちは、宿屋の主人にさっきの白竜の話をしました。
後面等到一起回了旅店、就過開始跟老闆講那條龍潭的事、也是講曉得個頭緒。
すると主人は、こんな話をしてくれました。
「白竜の事は、わたしも子どものころから聞いております。
別個是當地人這就有經驗。
直言自己小時候的時候其實就聽別個講過。
裏の山の神ですが、これまで誰もその姿を見た者はおりません。
傳你們去到那條山上、裡面其實有神仙住到的、但是哪個從來都㫘看到過這樣子。
あの池の奥には、どのくらい広いかわからないほど大きな洞窟があるのです。
然後就還有那條潭水的最底下其實好寬、他裡面還連到有一條洞穴。
白竜は、そこにいるといわれています。
是聽講過裡面有你這次看到的那條龍。
神の白竜をごらんになられたのですから、お坊さまは幸運でしたね」
我就住邊上活這麼大都只聽人講過、你一來就直接被你看到了真是運氣好啦。
白竜を見たこのお坊さんは、その後、白竜山人(はくりゅうさんじん)と名乗り、自分が見た白竜を絵かきにかかせていつも自分の部屋にかかげていたという事です。
後面也是講和尚曉得自己看到了龍、莫興這就是有個甚麼卵機緣到、直接幫自己名字過改成白龍山人來自居了、還幫當初看到的那尾白龍憑到記憶跟它畫出來、屋裡牆上一直掛到的。
おしまい
结束
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