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福娘童話集 > 日本民間故事 > 091-120

第 100話
(日本民間故事 100)
テングになった太郎坊

テングになった太郎坊 (健全普通話版)
天狗太郎

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、あるところに、子どものいない木こりとおかみさんがいました。
在很久很久以前、於某地、就有著一對樵夫夫婦是膝下無子。

ある日の事、木こりが山へ行ったら、
有一天、身為樵夫的男子前往大山。

「おんぎゃー! おんぎゃー!」
哇啊啊啊!哇啊啊啊!

と、大きなスギの木の下でカゴに入れられた赤ちゃんが泣いていました。
這可不是於一顆大大的杉樹之下的一個籃子之中聽到了一名男嬰的嚎泣聲嗎。

「これは、神さまが授けてくださったにちがいない」
天啦、這定就是天神大人賜給咱家的一位靈童準沒錯啦。

木こりは大喜びで、赤ちゃんを家に連れて帰りました。
樵夫很是歡喜的連忙就給這位小孩子是帶回了自己家中。

その赤ちゃんはとても元気な赤ちゃんで、何でもパクパクとたくさん食べます。
這是一位特別健康活潑的小男孩、簡直就是吃甚麼甚麼香。

木こりとおかみさんはこの赤んぼうに太郎という名前をつけて、それはそれは大切に育てました。
樵夫夫婦兩隨即是將這位小男孩取名為了太郎、並對其是加與細心的養育。

太郎はスクスク育って、やがて村一番のわんぱく坊主になりました。
就這樣太郎他是健康的成長、沒多久、就給變成了全村第一健碩的孩子王了。

太郎はどういうわけかドングリの実が大好きで、いつもドングリを口の中に入れては吐き出していました。
太郎這孩子不知道為何就是十分的鍾情団栗、經常就是看見他咬著団栗然後滿地吐吐吐的。

ある日の事、太郎の下に弟が生まれました。
這天呢、母親再誕又是為太郎新添了一名弟弟。

太郎は、この赤ちゃんがお気に入りで、
太郎他自己呢、也是對著這麼小弟弟是喜歡的不得了呢。

「なあ、おらに子守りをさせてくれ」
哇哇哇、這個小弟弟就由我來保護他長大吧。

と、言うので、おかみさんは太郎に赤ちゃんをおんぶさせると、太郎は赤ちゃんをおんぶしたままスルスルと高い木へ登っていくのです。
對著這樣提議到的太郎、媽媽是給太郎的背上縫上了嬰兒包、讓太郎就這樣是能夠背著弟弟啦、太郎這傢伙呢、他就一個勁的背著弟弟在林子裡開啟了瘋狂爬樹呢、人家在是樹上攀高高。

おかみさんはビックリして、
就這一個舉動可是讓母親嚇壞了呀。

「あぶない! 早くおりて!」
危險呀危險!快點從樹上下來呀!

と、さけびました。
這樣大聲叫喊到。

すると太郎は今度は逆さまになって、あっという間に下へおりてきました。
所以說呢、這次的太郎他就在樹上把頭朝下的轉了個身子飛快的朝著樹下開始又衝刺了。

おかみさんは、その素早さにあきれて、
母親看到了太郎如此迅猛又莽撞的身姿、當即就是人麻了。

「お前はまるで、テングさまみたいじゃ」
天啦、太郎你在樹上利索的簡直就跟條天狗是一模一樣呢。

と、ためいきをつきました。
這樣驚歎到。

「なっ! おらがテング!?」
誒誒誒!我是天狗嗎!?

それを聞いた太郎はとてもびっくりしましたが、それ以上は何も言いませんでした。
聽到了這個的太郎只是有點驚訝的開始不語、但隨即也是沒有再多說了甚麼。

その夜、太郎は木こりとおかみさんの前に両手をついて言いました。
可就是於當天的夜晚、太郎若有其事的在樵夫父母面前是跪拜著說出了這樣的話。

「おっとう。おっかあ。
長い間、お世話になっただ。
おら、もう山へ帰らなければならねえ。
おらは、おっかあのいう通り、テングの子どもだから」
爸爸媽媽。
長久以來的時間幸苦你們的照顧啦。
可現如今的我已經是要不得不迴歸大山裡不行了
沒錯、其實我就是如母親所言的、天狗的孩子呀。


「・・・・・・」
「・・・・・・」
………………………
………………………


木こりもおかみさんもビックリして、声も出ません。
聽完這消息、樵夫父母兩都驚訝了、兩人是遲遲的說不出一句話。

「おっとう。おっかあ。
いつまでも、たっしゃでいてくれ。
おら、おっとうとおっかあの事を、ずっと忘れねえだ」
爸爸媽媽。
還請保重身體、要一直健康呀。
關於爸爸媽媽的一切、太郎是會一輩子銘記在心不敢忘記的。


太郎はそう言うと、山の方に走っていきました。
太郎這樣說完呀、竟就是真的朝著大山的方向離去了。

「これ、太郎!」
喂喂太郎!

「太郎、お待ち!」
太郎、等等呀!

木こりとおかみさんは、太郎のあとを追って山へ行きました。
太郎的父母還是不敢置信、就那樣的開始了跟在太郎的身後是一同追趕上了大山。

するとスギの木のてっぺんから、太郎の声がしました。
但就等追到了一顆衫樹之時、從衫樹頂上是又傳來了太郎他的聲音了。

「おら、テングの太郎坊じゃ。
もう、家には戻れねえ。
でもそのかわり、毎年大みそかの夜には、行くからな」
我身為天狗的太郎。
現在人類的那個家已經是無法再回去了。
可於每一年大晦日夜晚、我會趕來與父母你們重逢。


それから木こりの家では毎年、大みそかの夜になるとおせち料理を作って座敷(ざしき)のとこの間へ置きました。
也就是這句話、讓樵夫父母還是會在大年夜這天多備出一份年夜飯放在客廳裡以備著太郎的歸來。

するとお正月の朝には、料理はすっかりなくなっているのです。
多出的這餐年夜飯也確實是會在新年依始這一天早、在發現時已經被一掃而光。

それから太郎がいつも吐き出していたドングリの実が大きく成長して、やがて立派なカシの木になりました。
還有就是一個後日談、那就是在太郎當初還是孩子王到處這裡那裡隨地亂吐的他那個喜歡吃的団栗籽、現在都已經是茁壯成長成為了一顆顆的大樫樹。

木こりの家のまわりにはそんなカシの木が何本も生えていたので、木こりはカシの木長者といわれる村一番のお金持ちになったという事です。
因為這些樹幾乎都是生長在了樵夫家的周圍、拜其所賜的樵夫是靠砍樹發起了大財成為了全村最富、以至於全村的所有人都開始稱呼起樵夫這一家為樫樹大老爺了。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

テングになった太郎坊
天狗賜子

むかしむかし、あるところに、子どものいない木こりとおかみさんがいました。
到好久以前就一對不富裕的夫妻、男的作的事主要就是山上砍柴、又久來無子啦。

ある日の事、木こりが山へ行ったら、
這就今天又取斧頭上山了。

「おんぎゃー! おんぎゃー!」
と、大きなスギの木の下でカゴに入れられた赤ちゃんが泣いていました。
走幾踋過到一顆衫樹底下聽到哭聲了、這還幫條甩丟到小籃籃裡面的棄嬰過發現了。

「これは、神さまが授けてくださったにちがいない」
男的一下這就臉上笑開了花、這不就直接兒有了啊、肯定是神仙賜子啦。

木こりは大喜びで、赤ちゃんを家に連れて帰りました。
男的直接幫籃籃屋裡一提、現在這兒就是自己親生的了。

その赤ちゃんはとても元気な赤ちゃんで、何でもパクパクとたくさん食べます。
養久了也發現身體上㫘甚麼問題啦、並不像是條殘疾兒、反而來吃東西還好厲害、肯吃。

木こりとおかみさんはこの赤んぼうに太郎という名前をつけて、それはそれは大切に育てました。
兩夫妻有了兒這就好生照料啦、名字早就也想好了、就喊太郎。

太郎はスクスク育って、やがて村一番のわんぱく坊主になりました。
等這太郎長了大過還變成了全村小孩們的老大、㫘得哪個他幹不贏的。

太郎はどういうわけかドングリの実が大好きで、いつもドングリを口の中に入れては吐き出していました。
但這太郎他有條壞習慣、也不曉得上輩子是松鼠還是甚麼的、他就特別喜歡唆松果、也不是講幫松子開了殼吃了、而是幫松子放嘴巴裡面啜兩口又吐出來然後繼續啜啦、就跟這人呋唆螺是一條卵。

ある日の事、太郎の下に弟が生まれました。
太郎は、この赤ちゃんがお気に入りで、
「なあ、おらに子守りをさせてくれ」
終於又有了一日、這兩夫妻還又跟太郎生了個小老弟出來。
太郎這就對自己的這個老弟是格外的上心
跟娘老頭講這小老弟就由自己親自來幫忙帶。


と、言うので、おかみさんは太郎に赤ちゃんをおんぶさせると、太郎は赤ちゃんをおんぶしたままスルスルと高い木へ登っていくのです。
おかみさんはビックリして、
媽覺得可以、這就幫條背簍過太郎背上一掛、但跟到自己這人就不放心了、這太郎背到條小老弟直接往樹上衝是搞條甚麼傢伙哦。
媽就到底下急。


「あぶない! 早くおりて!」
と、さけびました。
直接喊太郎趕快落來、莫到樹上去危險啊!

すると太郎は今度は逆さまになって、あっという間に下へおりてきました。
太郎聽到媽喚、馬上就是剎車轉頭、倒到往樹底下衝、幸好這太郎技術好、不然小老弟就直接腦鬠開花見閻王去了。

おかみさんは、その素早さにあきれて、
「お前はまるで、テングさまみたいじゃ」
と、ためいきをつきました。
媽看到太郎到樹上這麼迅捷、活像一尾遊龍。
直接講你真是條神仙兒、就跟這天狗樣的。


「なっ! おらがテング!?」
それを聞いた太郎はとてもびっくりしましたが、それ以上は何も言いませんでした。
聽到媽講自己樣子像天狗、太郎自己也是一驚、不過後面也㫘扯甚麼其他的、這事就這麼過去了。

その夜、太郎は木こりとおかみさんの前に両手をついて言いました。
「おっとう。おっかあ。
長い間、お世話になっただ。
おら、もう山へ帰らなければならねえ。
おらは、おっかあのいう通り、テングの子どもだから」
但這一到晚上、太郎若有其事的跪到娘老頭面前有事要交待了。
原來果真如媽所講、太郎就是條天狗、看現在別個兩夫妻也有了兒、而自己今早也被媽無意間講破身份、講這大限已置、自己也要回山上去不能再留了。


「・・・・・・」
「・・・・・・」
木こりもおかみさんもビックリして、声も出ません。
這話幫夫妻兩人搞的一驚、開始沈默不語了。

「おっとう。おっかあ。
いつまでも、たっしゃでいてくれ。
おら、おっとうとおっかあの事を、ずっと忘れねえだ」
最後這就該講的話都講完、要散了。

太郎はそう言うと、山の方に走っていきました。
「これ、太郎!」
「太郎、お待ち!」
看到太郎奔向大山的身影、娘老頭就一直到後面喚、求人莫走。

木こりとおかみさんは、太郎のあとを追って山へ行きました。
後面又跟到、一路就這麼直接追上了山。

するとスギの木のてっぺんから、太郎の声がしました。
就這麼直接來到了當初撿到太郎的那顆衫樹、也聽到了太郎的聲。

「おら、テングの太郎坊じゃ。
もう、家には戻れねえ。
でもそのかわり、毎年大みそかの夜には、行くからな」
算了吧、講這人鬼殊途、註定走不到一起、但既然緣分有過、我每年過年時年夜還是會過來看你們一次。

それから木こりの家では毎年、大みそかの夜になるとおせち料理を作って座敷(ざしき)のとこの間へ置きました。
就是這麼個原因、一屋三口的樵夫到了年夜這天、還是會準備四個人的飯菜、而這口飯正是專門為曾經還是自己兒的太郎所留。

するとお正月の朝には、料理はすっかりなくなっているのです。
白天再去看時確實會發現筷子已經動了、碗中的飯菜皆數消失。

それから太郎がいつも吐き出していたドングリの実が大きく成長して、やがて立派なカシの木になりました。
這就講太郎天天喜歡啜的那條松子、日積月累、被他吐丟到地上的傢伙後面全部長大後變成了小苗、小苗又長成了大樹。

木こりの家のまわりにはそんなカシの木が何本も生えていたので、木こりはカシの木長者といわれる村一番のお金持ちになったという事です。
因為太郎這傢伙小時候就到屋門口到處吐了一些、變自己屋周圍都快變成了樫樹林、後面趕上這木材要的人多、樵夫靠到這樫木發了家、成了全村第一有錢人、也是講最終過了把地主癮、人都開始稱樫老了。

おしまい
结束

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