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福娘童話集 > 日本民間故事 > 211-240

第 216話
(日本民間故事 216)
天より高い桜の花も

天より高い桜の花も
等你落來

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、丹波(たんば→京都府)の山奥に、一人の長者がいました。
到好久以前這丹波國就有條好有錢的地主幫自己屋起到山裡面。

ある日の事、長者の家で働く、初吉、忠助、末蔵という三人の下男が、田のあぜに腰をおろしてこんな話をしました。
到地主屋一起作事的還有三條下人分別是初吉、忠助、末蔵、估計他們是負責犁田的、這天三條就一起歇到田邊幫卵談開始扯起來了。

「どうだね、ひとつ自分たちが世の中で一番欲しいと思う物を言いあってみようじゃないか」
話題這就來到了如果環節、就講現在大家如果都突然發了大財有個甚麼想法啦。

それはおもしろいと、一番年上の初吉から言いました。
「わしはな、家の旦那の様な暮しを、三日でもいいからしてみたいわい」
裡面最大的初吉就先講自己如果發了大財就直接是地主了、天天就那麼到過到舒服日子、這就是我最大的想法、除此之外就㫘得了、不過我這輩子肯定也是不可能了啊、只有等下輩子啦、這輩子能我讓當上三天的地主我都可以滿足了哦。

次の忠助は、
「わしは、白銀をかごに三杯持ってれば、他に望みはないよ」
と、言いました。
這就忠助
忠助看來是有自己的想法、講自己只要裝滿三麻袋的黃金白銀就可以了、地主自己㫘想法、反正有了錢想搞甚麼可以、自己除此之外再無他想。


最後に末蔵は、
「わしは、旦那の娘の桜花さんと結婚できたら、他に望みはないよ」
と、いいます。
最後的末蔵則是講自己只求地主屋裡的女就可以了、自己不要錢。

さて、この話をちょうど散歩にやって来た長者が、こっそりと聞いていました。
剛好這時地主吃飽了走自己田裡面來轉兩圈、看三條傢伙事是怎麼到作的、正碰到他們三傢伙歇一起幫卵談扯到這條巧了。

長者は家に帰って夕食の後、にこにこしながら、初吉を呼びました。
實際上地主人就到後面站到的、別個講話他自己㫘作聲、但是全程一直都聽到了、到了最後也㫘現個面、直接歸屋了。

「初吉や。お前たちが今日の昼、田のあぜで何を話していたか、わしに聞かせてくれないか」
在等三條傢伙也磨夠了時間幫屋回了、吃完中飯地主就笑到幫初吉喚了、講你們今天到田邊上談甚麼個要事啊?講起我也聽下子嘛。

すると初吉は、びっくりして、
初吉一聽這話就想我日你好傢伙哦、
夾雞巴卵啦。


「旦那さま、あれは、じょ、冗談です」
と、言いました。
連忙對到地主講大家都是瞎雞巴扯卵談、剛好吃口水的時間一起坐落來閒聊而已。

すると長者は、
「冗談でもいい。言ってみなさい」
と、言うので、初吉は正直に答えました。
不是、是我我記不清楚了、有點搞混了去、人又遠、我是想問初吉你當時講的是條甚麼傢伙啊?

「へい。わしは三日でいいから、旦那さまの様な暮しがしてみたいと言ったんで」
初吉這就幫想當三天地主這話是自己講的跟地主交待了。

すると長者は、初吉の願いを叶えてやることにしました。
地主心中這就有了個盤算、不是別的、就是要幫初吉這條三天之願跟他實現起來。

次に忠助を呼ぶと同じ事を聞き、忠助の願いである、かご三杯ほどの白銀を与えてやることにしました。
接下來喚了忠助、也是問了和剛才同樣的話、雖講這三麻袋真金白銀不是條輕易的案子、不過地主還是捨得了、不曉得是個甚麼盤算、忠助這邊還真看到錢了。

さて、最後に末蔵の番になりました。
末蔵は顔をまっ赤にして、長者の前でうつむいていました。
等到莫末蔵走到地主面前就是臉一紅幫腦鬠佝到的不敢作聲。

「末蔵、そうビクビクせず、言っていたことを話すがええ」
そこで末蔵は、思い切って、
地主這就要末蔵講話、喊別個莫怕。

「はい、旦那さま。どうか、ごかんべんを。わしは、お嬢さまの桜花さまの婿になれたら、他に望みはないと申したんで」
と、言いました。
末蔵這也只能當到人地主面幫自己要娶地主女這事跟地主複述一遍啦。

すると長者は、しばらく考えていましたが、
聽完後地主是猶豫了一陣、並㫘之前甩忠助三麻袋錢那麼豪快。

「うむ。これは、むずかしいな。娘の気持ちもあるので、わしには決められん」
「へえ、そりゃ、もう、ごもっともで」
地主不曉得是打了個甚麼盤算、講這事決定的人不該是我、我幫你問下子櫻看別個怎麼想。
而末蔵竟然不是好急的講這事不要地主勞煩、就當它㫘得上算、而是依了人地主意思、看是能否讓其去探下子櫻花口風。


少しは期待していた末蔵は、がっかりしながら引き下がりました。
事情到了這條地步末蔵也過稍微產生了些不切實際的期待、雖講地主這個說辭也許就是回絕、㫘能像先之前兩人當場兌現、末蔵也差不多明了人意思的七八分、若是此意再留無益、這就先退了。

さて、長者はすぐに娘の桜花を呼び出して、末蔵の望みの事を話しました。
すると桜花は、顔をまっ赤にしながら、
㫘好久、地主則是真喊來了自己女、講這你和那條末蔵是條甚麼案?
櫻聽到這話是小臉一羞、也不答復、拐到彎子幫首和歌詠了。


♪天より高い、桜の花を
♪心かけなよ、こら末蔵
と、歌いました。
大意是講別個喜歡我跟我有個甚麼關係啦
這賴蛤蟆都想吃天鵝、但是自己又何必幫別個搞傷心啦。
講這雲泥之別、地上的泥土又怎能賞悅到高枝的芬芳、只能一輩子貢給其養分罷了、別個也只有那條命。


長者はそれを聞くと、また末蔵を呼んで、その歌を聞かせて、
地主這就懂了、喚來末蔵到場、當到了人末蔵面、幫自己女意思明了、㫘直接講、而是詠了那首高領之花不可攀的和歌。

「末蔵や。もしお前がこれより立派な歌をよんだら、娘に話してお前の嫁にやってもええぞ」
就問這末蔵怎麼講、要人當面死心了、姑且先是問末蔵這後半句要怎麼去接、講讓下我女看你這接的好不好、關鍵還是要看她。

「ほっ、本当ですか!」
末蔵はこれを聞いて、天にも昇る気持ちです。
末蔵一聽地主這麼講還莫是真的以為自己有戲、一下過笑起了花。

「ああ、いい歌さえ出来たら、おれは日本一の幸福者になれるんや」
也完全不考慮這前一句本來就是刁難、別個都這麼講了那就肯定㫘戲啦、但末蔵覺得這自己的舔功肯定能挽回殘局。

末蔵は一生懸命に考えて、こんな歌を紙に書いて長者のところに持って行きました。
想了一陣不曉得是羞與開口還是甚麼、最後是用筆墨劃到紙上交與地主了。

♪天より高い、桜の花も
♪散れば末蔵の、手におちる
大概是這麼條意思
花朵豔麗終散落、世間何人能長久
折枝的人又豈得真的愛花
縱使雲泥之別、但我就跟這泥土一樣一直等到你殘下枝頭
供其生避其榮安其死


「なるほど。これは見事だ」
長者はとても感心して、約束通り末蔵を桜花の婿にしてやったのです。
地主看到這麼大條接盤俠一下也是好感動、後面這門婚事還就真這麼允啦。

おしまい
结束

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