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5年生のイソップ童話
ライオンとロバ
ライオンとロバが、いっしょに狩(か)りにいきました。
ライオンの武器(ぶき)は強いことで、ロバは足が速いのが武器(ぶき)でした。
さて、いろんなえものがとれました。
するとライオンは全体を3つにわけて、ならべてからこう言いました。
「さいしょに、3分の1をわしがとる。それはわしが王さまだからだ。後の3分の2のうち、半分はいっしょに狩(か)りにいったものの分け前として、とうぜんわしがもらう。さて、のこった3分の1だが、おまえがこれをとるつもりでぐずぐずしていると、ひどい目にあうぞ。だからさっさと逃(に)げてゆけ」
力の強い人となにかをするときは、よく考えなければなりません。
あいてが悪い人だと、このロバのようなことになるかもしれないからです。
おしまい
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