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3月14日のイソップ童話
ミツバチとゼウス
ミツバチは人間にハチミツをとられてしまうのが、いまいましくてたまりませんでした。
そこでゼウス(→詳細)の神のところへいって、
「ハチミツのはいったミツ房に手を出すものを、針で刺し殺すことができるようにして下さい」
と、お願いしました。
ゼウスは、ミツバチの考えかたはむしがよすぎると思ったので、それからは、ミツバチかいったん針でだれかを刺したら、それきり針が折れて死んでしまう。というようにきめてしまいました。
この話は、自分もひどい目にあうことを承知の上で、それでも、あいてをひどい目にあわせたいと考える、しゅうねんぶかい人にあてはまります。
おしまい