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5月22日のイソップ童話
ヘルメスの車とアラブ人
あるときヘルメス(→詳細)は、1台の車にうそやペテンやさぎをまんさいして世界じゅうをまわり、各国に少しずつ分配していました。
ところがアラブ人の国にさしかかったとき、車が急にこわれてしまいました。
するとアラブ人たちは、その積み荷が高価な品物であると勘違いして、残らずぬすむと、ヘルメスがほかの国へいけないようにしました。
他のどの国民にもまして、アラブ人はうそつきでペテン師である。
じっさい、彼らの舌は真実をかたることがない。
アラブ人は、イソップの生きていたギリシャ時代から、商売上手の民族でしたから、それをねたんで、こんなはなしが生まれたのかもしれませんね。
おしまい