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1ねんせいのえどこばなし
なぞなぞ
なぞなぞの だいすきな だんなが おりました。
こぞうを つかまえては、
「おい、 なぞなぞを しよう。 めが 2つあって、 あしが 4つと、 はなは ながくて、 みみが おおきなものは、 なあーんだ」
「へえ、 それは、 ぞう でしょう」
「おお、 よくといた、 よくといた」
いつも こんなぐあいで、 あいてに される こぞうさんも、 たまったものでは ありません。
たまには、 こちらから なぞなぞを だして、 だんなを へこまして やろうと おもいました。
そこで、 あるひ。
「それでは、 だんなさま。 めだまが 9つ、 はなが 78こ、 みみが 3316こ、 あしが 679ほん あって、 いろが しろいようで くろく、 あかいようで きいろく、 けの ながいものは、 なあーんだ」
「うーん。 それは むずかしい。 ・・・なんだろう?」
すると こぞうさん、 ここぞと ばかりに、
「だんな、 たいしたものじゃ ありませんよ。 かんたんに わかるものです」
「うーむ。 どうしても わからぬ。 たのむから、こたえを おしえてくれ」
だんなは、 こうさんして いうと、 こぞうさんは、 いいました。
「そいつは かんたん、 こたえは、 おばけ」
こんな こたえは、 ずるいですね。
おしまい
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