・3年生のおはなし いちらん
3年生の江戸小話(えどこばなし)
おじいさんとおばあさん
長屋(ながや)に、耳の遠いおじいさんとおばあさんが住(す)んでいました。 ある日のこと、大家さんが家の前をとおりすぎるのをみたおじいさんは、おばあさんにいいました。 「おばあさんや、いま、とおったのは、大家さんじゃなかったかい?」 「いいや、ちがうよ。あれは、大家さんだよ」 「おやそうかい、わしゃ、また、大家さんかとおもったよ」
おしまい