小学生童話 日本民話の用語集
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浪人(ろうにん)とは?

浪人(ろうにん)とは?

 元々(もともと)は、本籍地(ほんせきち)を離(はな)れ他国(たこく)を流浪(るろう)する者(もの)の事(こと)です。
 戦国時代(せんごくじだい)は侍(さむらい)の仕事(しごと)はたくさんありましたが、平和(へいわ)な江戸時代(えどじだい)には大(たい)して仕事(しごと)はなく、武芸(ぶげい)の先生(せんせい)をしたり、ちょうちんや傘(かさ)を作(つく)ったりの内職(ないしょく)で、ほそぼそと暮(く)らしていました。
 「あどけない目(め)」にありますように、一(ひと)つの就職先(しゅうしょくさき)を数人(すうにん)が奪い合(うばいあ)うのはよくあったそうです。
 お金(かね)はないけど、プライドだけは人一倍(ひといちばい)(たか)い浪人(ろうにん)は、民話(みんわ)の格好(かっこう)の題材(だいざい)となっています。

 浪人(ろうにん)の登場(とうじょう)する、主(おも)な民話(みんわ)

なますの好(す)きな侍(さむらい)
夜泣(よな)きのあかり
サルと槍(やり)つかい
あどけない目(め)

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