「福娘童話集」の「きょうの日本昔話」では、日本五大昔話とされる「桃太郎」、「猿蟹合戦」、「舌切雀」、「花咲じじい」、「かちかち山」をはじめ、子どもに人気のとんち話である「きっちょむさん」、「一休さん」、「彦一」から、こわい話、かなしい話、たのしい話など、日本中の昔話から厳選した、366話の日本昔話が掲載されています。
昔話という、言葉について
  日本中には昔話によく似た言葉で、、民話・神話・童話・おとぎ話といったものがあります。
   それらの定義ははっきりしませんが、昔話は「きょうの江戸小話」の様な個人の空想や創作ではなく、実話や経験談として話されてきたことが、話し手と聞き手を通じて変化していき、現在のかたちになったとされています。
   また、「きょうのイソップ童話」の様に、人が生きていく上の生活の知恵や、こうすると危険な目にあうといった教訓も昔話という、親しみやすい形で語り継がれてきたものもあります。
  
   そこで福娘童話集では、
  
  ・一般的な昔話しを、
   日本昔話。 
  
  ・各地方に伝わるお話しや伝承を、
   日本民話。 
  
    ・落語で有名な小話を、
     江戸小話。 
    
  ・イソップ自身が作った物や、後生の作家が作った物であってもイソップ童話的なお話しを、
   イソップ童話。
  
  ・世界の各国に伝わるお話しや、海外の名作を、
   世界昔話。
  
  と、区別しております。
  
  
   話の内容によっては、どこに入れてよいか判断出来ないものもありますし、あとから出てきた資料により、その区分が変わることもあります。
   現在の形が完成ではありませんが、とりあえずの初版として、「きょうの日本昔話」を公開させていただきます。