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第 63話
(日本民間故事 063)
カワウソのいたずら (健全普通話版)
水獺的惡作劇
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むかしむかし、金沢の町を流れる川に何匹ものカワウソがすんでいて、よく人をだましたりしていました。
在很久很久以前、於金沢町流域附近的河川內是棲息有了幾隻水獺、可它們經常是騙人幹壞事作惡作劇。
ある夜ふけの事、若い侍が町はずれの道を歩いていると、先にある横丁から女の人が出てきて、前を歩いていきました。
就說有一個三更半夜吧、一位年輕的武士行走在鎮子夜路的郊外時、自前面的巷子突然是出現了位姑娘走在了自己的前方。
「いまどき女の人が一人で、どこへいくのだろう?」
這姑娘、這麼晚的時間一個人到底是要去甚麼地方呢?
若い侍はふと、そう思いました。
年輕人武士見著了在夜路上獨自一人轉悠的姑娘、不難免的就是會這樣想。
ところがちょっと脇見をした間に、女の人の後ろに五つか六つばかりの小坊主頭の男の子が現れて、足早に女の人を追いかけました。
就是那麼個間隙偷偷打量了人家幾眼後吧、年輕的武士在女子的身後是發現了尾隨的人、一個五六歲出頭的河頭頭型的男子、只見他是在以很快的腳步拼命追趕著前面的姑娘呢
そして女の人に追いつくと、女の人は男の子の手をひっぱって、二人はならんで歩きはじめました。
就這樣呀、不久後人家是來到了姑娘的身邊、姑娘呢、她則也是牽住了男孩子的小手、兩人又開始了是並排並排的走起來了。
「気がつかなかったな。あの人は子どもをつれていたのか」
我竟然一直都沒有察覺、那位姑娘出來時還有帶著一名小孩子呀。
若い侍は、なぜかほっとしました。
年輕的武士不知道為啥反正是感覺自己有點松了一口氣。
親子連れは、大きな屋敷にめぐらされている堀にかかった石の橋をわたっていきます。
就是這一對母女吧、一起是走上了由一座護城河保護的宏偉城池的石橋之上。
「なんと、こんな大きな屋敷の人だったのか」
天啦、天啦、竟然還是住在了這種高級的地方。
と、侍が思ったとたん、女の人は突然立ちどまって、
就在武士還在驚訝之餘呢、姑娘的那邊是停止了腳步。
「まったく! お前のような役にたたない者は、じゃまになるだけだ!」
真是的!全都是因為你、你這個一點用都沒有只會給我搗亂的沒用廢物!
と、かん高い声でいうなり、なんと男の子をかかえあげて、そのまま堀の中へ投げこんでしまったのです。
一陣尖銳的聲音在夜色中響起、武士竟見姑娘是舉起了男孩、然後就將他是那麼投入了護城河之中。
バシャーン!
撲通!
一度大きな水音はしましたが、それっきり何の音も聞こえません。
隨著一陣激烈的水花聲響起、在那之後一切都靜了。
「あの女は、ただものではないぞ」
那個女人、到時是怎麼回事呀、肯定是有事情呀。
若い侍は腰の刀に手をかけて、走っていきました。
年輕的武士此時是已經拔出了刀劍戒備、並衝刺了過去。
「子どもに何をするのだ! お前は何者だ!」
你都對孩子他做了甚麼呀!你到底是誰!
すると女の人はふりかえって、にやりと笑いました。
此時的姑娘她回頭了、就在聽見了聲音之後、然後呀、又是對著年輕武士妖媚的一笑。
あごの下の喉から胸のあたりが、まっ白な毛でおおわれています。
這時候武士也發現了、從嗓子口還有胸前、浮現出毛茸茸白色的毛、這位姑娘的身上她帶有的是這些不同尋常的特徵。
とても、人間とは思えません。
只需要這一眼、就能斷定出眼前之人絕非人類。
「おのれ、化け物!」
看招、你這個怪物!
侍は手をかけた刀を抜いて、斬りかかりました。
武士他舉刀開始出手怒斬了。
しかし女の化け物は、ひらりと宙にとびあがると、そのまま闇の中に消えてしまいました。
可就是只見這個像是妖怪般的姑娘、輕輕一躍就是跳上了空中然後不見的消失沒影了。
「どこへ行った!」
往哪兒跑!
侍が辺りをキョロキョロ見回すと、
武士立馬又是警覺的開始環顧了左右起來。
バシャーン!
撲通!
化け物は堀に飛び込んだのか、闇の中から大きな水音が聞こえました。
難道是妖怪它遁入了護城河之內嗎?暗夜之中又是一陣水花濺起的聲音給把這寂靜打破。
「むむっ!」
呵呵!
若い侍が堀の中をのぞきこむと、二匹のカワウソがむこうの水の中から顔を出して、先ほどの女の化け物と同じように、にやりと笑ったということです。
武士將視野是迅速的轉移到了腳下的護城河、只見這時下面是有兩隻水獺於水面將頭探出、發出了和之前戲弄過自己的那位姑娘一樣的嘲弄笑聲。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
カワウソのいたずら
對你笑
むかしむかし、金沢の町を流れる川に何匹ものカワウソがすんでいて、よく人をだましたりしていました。
到好久以前這金沢村河裡面住的水獺就多、這水獺尾巴大也就跟狸子一樣的喜歡日弄人。
ある夜ふけの事、若い侍が町はずれの道を歩いていると、先にある横丁から女の人が出てきて、前を歩いていきました。
這就半夜、一條年輕官差夜路上面走到的、突然這就小路上一條女的跳人面前來了。
「いまどき女の人が一人で、どこへいくのだろう?」
若い侍はふと、そう思いました。
這大半夜怎麼還有條女的到外面走哦?
武士就奇了個怪。
ところがちょっと脇見をした間に、女の人の後ろに五つか六つばかりの小坊主頭の男の子が現れて、足早に女の人を追いかけました。
稍微瞄一眼、這女的後面還有條五六歲的小卵日到踵她。
そして女の人に追いつくと、女の人は男の子の手をひっぱって、二人はならんで歩きはじめました。
「気がつかなかったな。あの人は子どもをつれていたのか」
這就看到小卵日追上了、女幫別個小手一牽、開始了並排走。
這條小卵日也是出現的莫名、就像是瞬間變出來、武士又是意外。
若い侍は、なぜかほっとしました。
親子連れは、大きな屋敷にめぐらされている堀にかかった石の橋をわたっていきます。
這就站原地想半天、也不曉得是到思考甚麼卵。
就這麼到女帶到兒過了護城河準備進城了。
「なんと、こんな大きな屋敷の人だったのか」
と、侍が思ったとたん、女の人は突然立ちどまって、
看到別個要進去的地方就曉得這條女的身份並不一般、武士又是訝異了那麼一陣。
「まったく! お前のような役にたたない者は、じゃまになるだけだ!」
と、かん高い声でいうなり、なんと男の子をかかえあげて、そのまま堀の中へ投げこんでしまったのです。
但就突然、女的走到石橋正中、幫邊上的小兒抱起來一舉、一下就開始亂罵了、到那裡埋怨這條小傢伙、發泄完好像還是不解氣、又是幫人那麼直接往護城河裡面一投。
バシャーン!
一度大きな水音はしましたが、それっきり何の音も聞こえません。
「あの女は、ただものではないぞ」
一下武士就被這入水身驚醒了、馬上感覺出事情不對。
若い侍は腰の刀に手をかけて、走っていきました。
這就腰上刀一別、對到人逼過去了。
「子どもに何をするのだ! お前は何者だ!」
すると女の人はふりかえって、にやりと笑いました。
開口就是問為甚麼要殺小兒、又要讓人報自己身份。
女直接就是笑起來了。
あごの下の喉から胸のあたりが、まっ白な毛でおおわれています。
とても、人間とは思えません。
「おのれ、化け物!」
這一笑就不得了、變了、心口前瞬間生出一陣陣白毛覆蓋到的。
好傢伙、這還竟然連條人都不是、見鬼了。
侍は手をかけた刀を抜いて、斬りかかりました。
しかし女の化け物は、ひらりと宙にとびあがると、そのまま闇の中に消えてしまいました。
「どこへ行った!」
但是武士不懼、是鬼自己也照劈、先看砍一刀有用吧。
但別個就是直接一跳、消失到天上不見了。
侍が辺りをキョロキョロ見回すと、
バシャーン!
化け物は堀に飛び込んだのか、闇の中から大きな水音が聞こえました。
「むむっ!」
武士這就開始警戒身邊、怕別個又突然從甚麼地方冒出來幫自己搞一下。
一下、入水聲又響起了。
武士這就又注意水面。
若い侍が堀の中をのぞきこむと、二匹のカワウソがむこうの水の中から顔を出して、先ほどの女の化け物と同じように、にやりと笑ったということです。
裡面兩條水獺幫腦鬠往水面一冒、就看到武士對到他陰笑、和剛剛那個女的笑起來完全就是一條款式。
おしまい
结束
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