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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 65話
(日本民間故事 065)
冬の竹の子

冬の竹の子 (健全普通話版)
冬筍

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、とても親思いの息子が、年寄りのお母さんと二人で住んでいました。
在很久很久以前、就有一個十分孝順的兒子是與年長的老母親兩人相依為命。

ところがある年の冬、お母さんが病気になってしまったのです。
可就是在一個冬天、母親她患病臥床了。

息子はもう心配で心配で、ごはんものどを通りません。
兒子為此則是一個勁的擔心不行、連一口飯都是咽不下去。

昼も夜もつきっきりで、お母さんの看病をしました。
日以繼夜的就是天天守在了老母親的旁邊為其是照看病情。

雪の降るある日、お母さんが、
這一日下雪了、母親她呀。

「ああ、竹の子が食べたい」
啊啊、真的好想吃竹筍呀。

と、言いました。
這樣說道。

でも竹の子は春から夏にとれるもので、雪の降る季節にとれるはずがありません。
可惜、就是竹筍這個東西它是在春夏兩季採集、而於下著雪的冬天、竹筍它是應該不存在的。

(どうしよう? でも何とかして、お母さんの願いをかなえてあげたいなあ)
(這可該讓我如何是好呀?但是不論如何、我是真的都好想完成自己母親的一個心願)

そこで息子は、お母さんに言いました。
就這樣呢、兒子他是對著母親說了。

「それじゃ、山へ行って竹の子を探してくるから待っていて」
那好呀、我這就去山裡為您找找看挖來竹筍、母親你就在家候著我回來吧。

息子は山奥の竹やぶを見つけては、竹の子は無いかと探しましたが、竹の子は一本も生えていません。
兒子他這就還真的是上到了深山的一處竹林、就是想找找看是否真萬一給自己發現了竹筍呢、可就是果然、連一橷竹筍都是沒有發現呢。

「ない、ないよ」
沒有、到處都沒有呀。

でもお母さんの事を思うと、ないとわかっていても、探さずにはいられないのです。
但此時男子一想到了母親那說過的話、即便就是知道了這大冬天不可能有筍、但還是不再找找求求看不行呀。

「神さま、お願いです。一本でいいから、竹の子を下さい。お母さんに、食べさせてあげたいのです」
天神大人呀、求求你們、拜託實現我的這個願望吧、只要一橷就可以了、還請賜予我一都竹筍、我想給家裡的母親她嚐嚐看呀。

息子は竹やぶを見つけるたびに、手を合わせました。
兒子還是不思艱苦的賣力在竹林中找尋、沒換一處地無果則就又是雙手合十的向天一求、希望得以保佑。

そのうちに、あたりがだんだん暗くなってきました。
就這樣、隨著時間是一分一秒的過去、隨著天色周圍的環境也是逐漸逐漸暗了起來。

(仕方がない。今日は、あきらめよう)
(這下看來沒辦法啦、今天看來只有放棄了呀)

息子が帰ろうとした時です。
可正就當兒子準備起身回去的時候吧。

なんと目の前に、一本の竹の子がのびているではありませんか。
奇蹟發生、自己竟是驚見了眼前有一橷竹筍它是長了出來難道不是嗎。

「あった!」
天啦!

むちゅうで竹の子を掘り出すと、飛ぶようにして家に帰りました。
男子瘋狂了、連忙就是三下五除二的給竹筍一挖、然後呀、是飛也似的跑回了自己的家。

息子はさっそく竹の子を煮て、お母さんに食べさせてあげました。
很快的、兒子是將竹子一煮、然後端給了老母親讓其品嚐。

「ああ、なんてうまい竹の子じゃ」
哇哇哇、這是多麼美味的竹筍呀。

お母さんは、涙を流しながら竹の子を食べました。
母親她嘴巴裡面是吃著美味的竹筍、而眼眶裡則是留下了滾燙的淚滴。

すると不思議な事に、次の日からお母さんの病気はだんだんよくなり、やがてすっかりもとの体に戻ったという事です。
在這之後還有另外了發生不可思議的神奇之事、那就是第二天、母親她的病竟就是逐漸是康復、很快的、就是完全恢復了那個曾經有過的健朗體魄。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

冬の竹の子
哭竹生筍

むかしむかし、とても親思いの息子が、年寄りのお母さんと二人で住んでいました。
這就好久以前又是條孝子孝心震天、這不是和他媽住一起嘛?

ところがある年の冬、お母さんが病気になってしまったのです。
等冬天一來、媽這身體過開始不行、病情加重了。

息子はもう心配で心配で、ごはんものどを通りません。
那這樣怎麼搞啦、兒肯定是要好擔心啦、不然如何體現自己就是條孝子。

昼も夜もつきっきりで、お母さんの看病をしました。
雪の降るある日、お母さんが、
不僅要關心、還要日夜守候到自己老母親身邊、可就單只是這條樣子、也㫘得甚麼地方顯得他的孝有特別的殊異啊。
所以這就老母親開始了、外面大雪下到的。


「ああ、竹の子が食べたい」
兒啊!我要吃筍子肉!你去外面跟我挖筍子啊!

と、言いました。
でも竹の子は春から夏にとれるもので、雪の降る季節にとれるはずがありません。
看來這人上了年紀也是患上了老年癡呆、畢竟哪有這老母親故意整自己兒的道理、可見而知、這人已是病入膏肓連筍子這東西是春天才有都惘忶不知了。

(どうしよう? でも何とかして、お母さんの願いをかなえてあげたいなあ)
そこで息子は、お母さんに言いました。
但兒想到的是、不是這筍子冬天不生、而是要圓自己這老母臨死前的最後之憾。
畢竟都講自己冬天要吃筍子了、可見這人也差不多了。


「それじゃ、山へ行って竹の子を探してくるから待っていて」
息子は山奥の竹やぶを見つけては、竹の子は無いかと探しましたが、竹の子は一本も生えていません。
兒這就含淚別了媽、背到背簍大雪裡面入山挖筍去了。
但這就半山腰挖艽了、有條卵子的竹筍啊。


「ない、ないよ」
でもお母さんの事を思うと、ないとわかっていても、探さずにはいられないのです。
但是媽想吃那就一定要有、自己就是哭都要幫筍子跟你哭出來。

「神さま、お願いです。一本でいいから、竹の子を下さい。お母さんに、食べさせてあげたいのです」
息子は竹やぶを見つけるたびに、手を合わせました。
兒這就眼睛水雙拋、開始求神拜佛、要哭竹生筍了。
三叩九拜全部都跟你整的明明白白。


そのうちに、あたりがだんだん暗くなってきました。
(仕方がない。今日は、あきらめよう)
息子が帰ろうとした時です。
緊哭緊哭、但不管用啊、這筍子就是不生你有甚麼辦法、天都黑了。
兒就想了、自己這就先回去、明天繼續來感動上天。


なんと目の前に、一本の竹の子がのびているではありませんか。
「あった!」
突然準備閃人的時候、眼前一橷筍子破入而出了!
神啊!


むちゅうで竹の子を掘り出すと、飛ぶようにして家に帰りました。
息子はさっそく竹の子を煮て、お母さんに食べさせてあげました。
兒這就馬上幫這仙筍一刨、抱回去跟媽煮鍋裡打湯了。

「ああ、なんてうまい竹の子じゃ」
お母さんは、涙を流しながら竹の子を食べました。
媽這一吃、是兩行青淚、講這筍只有天上有。

すると不思議な事に、次の日からお母さんの病気はだんだんよくなり、やがてすっかりもとの体に戻ったという事です。
這就第二天媽好了、這故事也完了。

おしまい
结束

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