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第 66話
(日本民間故事 066)
犬のお使い (健全普通話版)
狗跑腿
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、切戸(きりど)の智恩寺(ちおんじ)には、シロという名の犬がいました。
在很久很久以前、於切戶的智恩寺、就有著這麼一條是叫做小白的狗。
和尚さんはこのシロを可愛がって、自分の食べる物を減らしても、シロには満腹になるまでご飯を与えるのです。
廟裡的方丈對這隻小白是十分的殊愛、即便寧願是讓自己吃不飽、但也千萬不能是把自家的小白餓到這種、一定要給它吃的肚子飽飽才行呢。
それにまたシロはかしこい犬で、毎日、一里(いちり→約4キロメートル)ほど離れた宮津(みやず)の町へお使いに行くのが、シロの仕事だったのです。
現在就說說小白它吧、它可是一隻十分聰明的狗、還會懂得跟你跑腿買東西呢、於一天之中、小白每次會跑一裡的路去到這一裡外的宮津鎮子上給方丈帶東西回來呢。
ですから、寺の小僧が少しでも失敗をすると、
與對小狗關心不同的是、方丈對待廟裡的小和尚、別人只要是有一滴滴的失誤。
「何でお前は、そんなに覚えが悪いんじゃ。ちっとはシロを見習ったらどうじゃ」
喂喂喂、搞甚麼呀你、記性就是有這麼差的嗎、好好的給我向著小白它多學著點呀。
と、しかるので、小坊主さんはだんだん腹が立ってきて、何とかシロの鼻を明かしてやろうと思うようになったのです。
如此就是一頓訓斥、這可讓小和尚的心裡是不好受、長此以往呀、小和尚都覺得這是小白的存在、是有這條狗的原因才導致了自己被貶低呢、變得頤指氣使的針對起小白來了。
そんなある日の事、いつもは和尚さんに催促(さいそく)されてしぶしぶ働く小坊主さんが、その日はいそいそと鐘つき堂へ行って、いつもより半時(→約一時間)も早いのに、
就是在這這麼個一天裡、一直以來都是要這方丈反復提醒才能是去敲鐘拖泥帶水的小和尚他呀、今天卻是早早早早就跑去來鐘堂、然後呀、與比平時都是要早一個小時的就是把大吊鐘給敲響了去。
「ゴォーン! ゴォーン!」
哐當!哐當!
と、鐘をつきならしたのです。
用著大撞木就在那一直撞鐘呢。
さあ、宮津の町はずれを戻りかけていたシロは、かわいそうに『暮れの鐘までに帰る』という、和尚さんとの約束を破ってしまったと思ったのです。
而也就是這樣的一個行為、讓小白它誤以為“一定要在敲響暮鐘之前趕回家裡面呀”這一直都是方丈給小白的一個叮囑、可這時的小白、它認為這是自己辜負了方丈的託囑與陳諾。
シロは、
小白它呀。
「くーん」
汪汪汪。
と、悲しい声をあげると、約束を破ったおわびに、崖から飛び降りて死んでしまったのです。
發出了這樣一聲悲絕的淒涼叫聲、而自己也是為彌補沒完成約定的失敗、自高崖下是一跳而亡了。
この知らせを受けた和尚さんは、まるで我が子を亡くしたかのように悲しみ、三日三晩、シロのためにお経をあげてやりました。
後來的方丈當他是得知到了這個消息、簡直有如喪子之痛般的遭受了一個沈重的打擊、為了安撫小白的在天之靈、老和尚是持續念了三天三夜的經文為小白超度。
また村人たちも、シロの死を悲しんで、いつしかシロが死んだ崖には、小さな石碑が建てられたのです。
不僅如此、就連村子裡面的人也是很喜歡小白、為小白的死悲痛惋惜、反正也就是不久後、也不知道是自甚麼時候開始、一個小小的石碑於小白跳落的懸崖那裡被打建了。
そしてその石碑には、いつも季節のきれいな花が供えられたという事です。
再說說這個小石碑、大家都很愛護的就是一年四季在它的周圍都是可以看見一束束放在石碑旁供養著小白的鮮花呢。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
犬のお使い
坑狗
むかしむかし、切戸(きりど)の智恩寺(ちおんじ)には、シロという名の犬がいました。
到好久以前、這切戸智恩寺就有條喊小白的神狗。
和尚さんはこのシロを可愛がって、自分の食べる物を減らしても、シロには満腹になるまでご飯を与えるのです。
廟裡的和尚是特別喜歡這條狗、寧願自己餓到都要幫這條狗喂飽起來。
それにまたシロはかしこい犬で、毎日、一里(いちり→約4キロメートル)ほど離れた宮津(みやず)の町へお使いに行くのが、シロの仕事だったのです。
主要會這麼作是因為這狗還聰明啦、你跟它過錢它還會自己幫你買東西、和尚狗也不白養、每日都要讓狗跑五公里跟自己到街上帶點菜回來。
ですから、寺の小僧が少しでも失敗をすると、
「何でお前は、そんなに覚えが悪いんじゃ。ちっとはシロを見習ったらどうじゃ」
這就廟裡面小和尚一有甚麼事作不好、老和尚就開罵了、你看你咯!連條狗都不如!我養你有甚麼用哦?
と、しかるので、小坊主さんはだんだん腹が立ってきて、何とかシロの鼻を明かしてやろうと思うようになったのです。
小和尚天天被罵這就慪啦、幫自己怨氣也就這麼發泄到別個小白身上、至少要讓大和尚曉得、自己怎麼都要比條狗要厲害。
そんなある日の事、いつもは和尚さんに催促(さいそく)されてしぶしぶ働く小坊主さんが、その日はいそいそと鐘つき堂へ行って、いつもより半時(→約一時間)も早いのに、
這天小和尚樣子出現了反常、平時都是好不情願的才去敲鐘還要大和尚三番五次催才動手、今天竟然是提前了半個小時人就到鐘堂了。
「ゴォーン! ゴォーン!」
と、鐘をつきならしたのです。
這就你媽批直接是兩梁木一撞。
さあ、宮津の町はずれを戻りかけていたシロは、かわいそうに『暮れの鐘までに帰る』という、和尚さんとの約束を破ってしまったと思ったのです。
シロは、
「くーん」
這就正要趕路回廟裡的小白聽到了這從遠方傳來的鐘聲、心一面一慌、和尚跟自己講過一定要到鐘響之前回廟、不準遲到、狗聽到鐘響、覺得自己失了諾、㫘臉再見和尚。
と、悲しい声をあげると、約束を破ったおわびに、崖から飛び降りて死んでしまったのです。
這就過於悲痛、直接就是對到懸崖底下一衝、狗命休矣啦。
この知らせを受けた和尚さんは、まるで我が子を亡くしたかのように悲しみ、三日三晩、シロのためにお経をあげてやりました。
和尚曉得小白出了事、是跟死條兒樣的哭了三天三夜、哭冷靜了又一直唸經跟狗超度。
また村人たちも、シロの死を悲しんで、いつしかシロが死んだ崖には、小さな石碑が建てられたのです。
村裡面也曉得這一下死了條有靈性的好狗、幫還懸崖上面跟狗立了塊碑。
そしてその石碑には、いつも季節のきれいな花が供えられたという事です。
這就經常看到不論是甚麼時候、基本這塊狗碑前頭都有幾束鮮花貢到的。
おしまい
结束
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