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第 82話
(日本民間故事 082)
日見(ひみ)のキツネ (健全普通話版)
日見狐狸
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むかしむかし、日見(ひみ)と呼ばれる峠に、イタズラギツネが六匹も住んでいました。
在很久很久以前、就於這麼一個是叫做日見的山嶺、這裡呢、就是住著有六隻超喜歡整蠱人的壞狐狸。
このキツネは人間に化けるのが得意で、村人たちはいつも化かされて困っていました。
這些個狐狸它們的騙人之道都可謂說是爐火純青、村子的村民們也是在被它們耍的團團轉之後是要繞著路走呢。
ある者は、白い花の咲くソバ畑を川と思わされて、
首先的這個倒霉蛋、明明是一片蕎麥的農田已經綻放了白花、但中了狐狸幻術給其是當成了河流。
「川か。着物が濡れるといかんな」
有河、我的衣服可不能在這裡給打溼了呀。
と、ソバ畑をふんどし姿で渡されました。
全身上下就給這位大聰明是脫了個光光只纏著一塊兜襠布是把麥田給過了。
またある者は、臭い肥だめをお風呂と思わされて、
這就第二位倒霉鬼上場、明明就只是一個化糞池、但是呀、狐狸只是略施小技就讓你以為了這是一個舒服的溫泉呢。
「ああ、ええ湯じゃ。気持ちいいのう」
啊啊啊、真的好舒服的溫泉啦、爽死了我、治癒啦、治癒啦。
と、首までつかったりしたのです。
就這位仁兄呀最後是把腦袋都給沁到這糞水裡面去了。
さて、ある男が峠のキツネ話を聞いて、一つ金もうけをしてやろうと考えました。
但是有一位男子他不同、人家聽聞了山嶺上狡詐狐狸傳聞之後吧、腦子裡面立馬是想到了一個發財的好主意。
そしてキツネの好物の油あげをたくさん持って、峠にやって来ました。
就這個傢伙呀、他現在是帶上了許許多多狐狸崽子們最喜歡吃的那個油豆腐、然後才是來到了山嶺處。
「おーい、キツネ。お前らに食い物を持って来たぞ。早く出て来いや」
喂喂喂、狐狸們、大家都快點的出來吧、我可是給你們帶來了你們最喜歡吃的那個油豆腐呀。
男がそう言うと、どこからか六匹のキツネが出て来ました。
只見男子是這樣的大聲一叫、立馬於眼前就是小狐狸現身咯。
「おお、良く来てくれた。
誒呀呀、真的是來了呀。
お前たちが、噂の化け上手のキツネか。
我有聞聽過你們都是那種變化之術修煉的很高明的狐狸呢。
実はな、お前たちの化け具合を見たくて、こうして土産を持って来たんだ。
實際上我今日帶著禮物前來也就是說想要一飽眼福、親眼見識見識這傳聞之中狐狸大仙的神通呀。
どうじゃ、一つわしに、人間に化けるところを見せてくれんか?」
怎麼樣呀、若是看在油豆腐的份上、可不可以每位就是給我表演表演一次呀?
男が油あげを差し出しながらキツネに頼むと、その中の一番大きなキツネが、
男子說完請求後是給人家狐狸們遞過去了油豆腐、此時其中最大的那隻狐狸老大呀。
「それなら、一回だけだぞ」
行、但說好了、你可要看仔細、我們只變一次。
と、他のキツネに合図を送って、あっと言う間に六人の若者に化けたのです。
狐狸老大又是眼神示意起了其他幾隻狐狸、瞬間一群的六隻狐狸就都是變身成功、六個年輕人也是在男子面前出現了。
「おおっ。こりゃ、見事な物だ」
天啦天啦、了不起、真了不起呀。
男は手を叩いて喜ぶと、キツネの若者に言いました。
男子很快高興的為著狐狸們是拍手叫好了、完事又是對著狐狸變成的年輕男子說道。
「見事な化け方を見せてくれた礼に、町でうまい物を食わせてやろう。
其實我還想就是說、因為你們給我看了這麼精彩的一個表演、去趟鎮子上吧、隨我一起、我能夠掏腰包請客大家吃美味的東西喔。
・・・けど、そうなると男よりも、きれいな女の方が良いな。
…………但是、恩、就是啦、這次我不想要男的啦、變成漂亮美女的樣子對你們而言並不難吧。
お前たち、男に化けるのはうまいが、きれいな女には化けられるか?
我看你們變成年輕男子是這麼的神似、漂亮的女孩子不可能不能變吧。
・・・まあ、出来ないなら無理にとは言わんが」
…………不過就這樣也行沒關係的、我也不一定說是要強行啦、就是你們不方便變的話、若是做不到。
それを聞いたキツネは、腹を立てて、
聽到了這話的狐狸、它們竟然是生氣了。
「きれいな女に化けるくらい、簡単な事だ。見とれよ」
簡單的很、漂亮的女孩子、我們輕而易舉呢、看好啦。
と、今度は、美しい女に化けたのです。
就這回呀、又是集體變身、一個個狐狸是個個成為了水靈水靈的大美女。
「おおっ、見事、見事! こんなにきれいな女は、人間にもおらんぞ」
哇哇哇、太厲害了、太厲害了!這麼漂亮的女生、至今為止我還沒見過一次呢、人間根本就沒有嘛。
男は大喜びでキツネたちを連れて、長崎の町にやって来ました。
男子他是給美女們給樂壞了、連忙就是帶著這群狐狸呀、是上到了長崎的鎮子上來了。
キツネの化けた六人の女はとても美人で、町の男たちは誰もが見とれてしまいます。
就這六個狐狸精大美人、街道上的男人們誰都是眼睛直勾勾的望著流口水呢。
男は丸山の遊郭(ゆうかく)に行くと、キツネが化けた女たちを売り飛ばしてしまいました。
而男子呢、他的最終目的地就是來到了這丸山的一個遊郭、說白了就是一個隱晦的紅燈區、男子的下一手操作呀、那當然就是給狐狸們都賣了去簽賣身契咯。
それからキツネに約束のご馳走を食べさせると、自分はたんまりと手に入れたお金を持って帰ってしまったのです。
完事這不就是得來了一筆大錢嗎、上了飯桌即刻就是完成諾言、一桌子好的款待著諸位美人、等吃著吃著就是自己找了個臨時的藉口帶著這筆天大的富貴撒手跑路咯。
次の朝、女郎屋(じょろうや)の主人は、六人の部屋をのぞいてびっくり。
第二天一早、女郎屋的那位老闆媽媽呀、就是說去到了自己女兒們的房間查看後是嚇了一跳呢。
何とふとんの上には、大きな六匹のキツネがねまき姿で寝ているのです。
就那個舒舒服服香香軟軟的大床上、為甚麼就現在躺著的是六隻狐狸們呀。
「このいたずらギツネめ! よくも騙したな! 金を返せ!」
你們這些個狐狸精!竟然還敢合夥得欺騙我!還錢!
主人は家の者を呼ぶと、寝ていたキツネたちに殴りかかりました。
老闆立即就是給招來了一批打手、對著床上還在睡覺的那些個狐狸們是開始進行收拾了。
「コン、コン、コーン!」
嘎嘎嘎嘎、嘎嘎嘎嘎!
さんざんに殴られたキツネたちは、悲鳴を上げながら日見の峠へ逃げ帰りました。
沒有錯、這就是狐狸們給痛打的嗷嗷直叫時所發出的痛苦悲鳴呢、可還算是給它們跑掉、只剩下半條命的是回到了那個曾經自己熟悉的山嶺。
そしてこれにこりたのか、このキツネたちは二度と人間を化かす事はなかったそうです。
就是自從發生了這件事之後吧、以後這裡的六隻狐狸小崽子們呀、是長了一個記性、這教訓一吃、從此之後的村民們是再也沒有受到狐狸們的整蠱過了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
日見(ひみ)のキツネ
騙狐
むかしむかし、日見(ひみ)と呼ばれる峠に、イタズラギツネが六匹も住んでいました。
到好久以前這日見峠、六條狐狸幫這條坡上鎮到的、哪個來就駭哪個。
このキツネは人間に化けるのが得意で、村人たちはいつも化かされて困っていました。
村裡面只要一走上這條路人都要癲、但卻硬就是㫘人拿這六條神仙兒有辦法。
ある者は、白い花の咲くソバ畑を川と思わされて、
「川か。着物が濡れるといかんな」
と、ソバ畑をふんどし姿で渡されました。
這狐狸妖術驚奇、你過條路他跟你大路變懸崖、讓你動不都不敢動、要不然就是幫菜地又幻化成河流、人這就怕衣服溼、衣服脫完了跟你過菜地
またある者は、臭い肥だめをお風呂と思わされて、
「ああ、ええ湯じゃ。気持ちいいのう」
と、首までつかったりしたのです。
有傢伙還倒黴些、看到條天然溫泉、㫘想到實際是被被引進了化糞池。
泡到裡面還直呼爽。
さて、ある男が峠のキツネ話を聞いて、一つ金もうけをしてやろうと考えました。
そしてキツネの好物の油あげをたくさん持って、峠にやって来ました。
就這麼六位神仙還有人聽到了傳聞想去挑戰一下、萬一贏了跟你爆金幣啦、方案都跟你想好了。
這就一條男的買了狐狸最喜歡的油豆腐上坡了。
「おーい、キツネ。お前らに食い物を持って来たぞ。早く出て来いや」
男がそう言うと、どこからか六匹のキツネが出て来ました。
「おお、良く来てくれた。
お前たちが、噂の化け上手のキツネか。
実はな、お前たちの化け具合を見たくて、こうして土産を持って来たんだ。
どうじゃ、一つわしに、人間に化けるところを見せてくれんか?」
喂、小狐狸崽子、都跟我出來啊、我手上提的有油豆腐。
男的這就話一喊、六條狐狸都冒出來的。
果然你們幾個傢伙真的到、我聽別個講你們幾個好厲害、還會法術、就是想親眼見識下子所以就專程來了。
跟我變一下可以不啦?
男が油あげを差し出しながらキツネに頼むと、その中の一番大きなキツネが、
「それなら、一回だけだぞ」
男的這就幫自己的豆腐跟狐狸一獻、裡面最大的狐狸就講話了、就讓你看一眼。
と、他のキツネに合図を送って、あっと言う間に六人の若者に化けたのです。
「おおっ。こりゃ、見事な物だ」
大狐狸發令、瞬間其他五條傢伙都跟到大傢伙一起變了、這就六條年輕人出來了。
屌屌屌!男的這就拍手板。
男は手を叩いて喜ぶと、キツネの若者に言いました。
手板拍完這狐狸卵脬就又開始捧了。
「見事な化け方を見せてくれた礼に、町でうまい物を食わせてやろう。
・・・けど、そうなると男よりも、きれいな女の方が良いな。
お前たち、男に化けるのはうまいが、きれいな女には化けられるか?
你們這麼屌幾塊油豆腐不夠的、我還想要和你們去街上一起吃個飯、我請客、怎麼樣啊?
到時候如果可以變成女的就好了、還要長的好乖的那種、可以吧?
這條案子難不倒你們吧?
・・・まあ、出来ないなら無理にとは言わんが」
你若是不可以我也不強求、就這樣子去也行。
それを聞いたキツネは、腹を立てて、
狐狸一聽這話就不舒服了。
「きれいな女に化けるくらい、簡単な事だ。見とれよ」
と、今度は、美しい女に化けたのです。
變成美女不是輕而易舉啊、甚麼喊你不可以我也不強求、你這是到質疑我們的能力啊、這就當場、南威西施都跟你整出來了。
「おおっ、見事、見事! こんなにきれいな女は、人間にもおらんぞ」
屌屌屌屌屌!你們這隨便一個別個店子的頭牌都趕不上啊。
男は大喜びでキツネたちを連れて、長崎の町にやって来ました。
男的笑了個卵脬翻天、帶到六條美女上街了。
キツネの化けた六人の女はとても美人で、町の男たちは誰もが見とれてしまいます。
這就一街上的男的全癲了、一路尾隨到的。
男は丸山の遊郭(ゆうかく)に行くと、キツネが化けた女たちを売り飛ばしてしまいました。
男的也就走啊走啊、最後走到常去的店子裡面去了、跟人老闆談好了價格這賣身契也就簽了。
それからキツネに約束のご馳走を食べさせると、自分はたんまりと手に入れたお金を持って帰ってしまったのです。
錢一到手就可以請狐狸吃飯啦、七條人這就一桌、等到男的脹舒服了去、過獨自抱到大錢先走了。
次の朝、女郎屋(じょろうや)の主人は、六人の部屋をのぞいてびっくり。
幾條狐狸則是醉死過去床上一癱、等到第二天早、老鴇進屋了。
何とふとんの上には、大きな六匹のキツネがねまき姿で寝ているのです。
一看這昨天交的貨今天怎麼就變成六條狐狸了哦!
「このいたずらギツネめ! よくも騙したな! 金を返せ!」
甚麼!退我錢啊!你們這些個狐狸精!
主人は家の者を呼ぶと、寝ていたキツネたちに殴りかかりました。
「コン、コン、コーン!」
さんざんに殴られたキツネたちは、悲鳴を上げながら日見の峠へ逃げ帰りました。
等到這大聲一䛥又是引來一群人、到底下作事的這些個金牌打手一個個就開始幫你活絡筋骨了、屋裡面就瘋狂聽到狐狸到那裡噢噢噢、被打到一半實在忍不到全部一個個竄逃了。
そしてこれにこりたのか、このキツネたちは二度と人間を化かす事はなかったそうです。
自從狐狸吃了這次虧後過也就是老實了好多、再也不敢變成人的樣子來騙了。
おしまい
结束
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