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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 88話
(日本民間故事 088)
島の合戦

島の合戦 (健全普通話版)
島之戰役

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、加賀の国(かがのくに→石川県)に、釣りの大好きな七人の男がいました。
在很久很久以前、於加賀國、這呢、就有著七位是十分十分喜歡釣魚的男子。

ある日の事です。
故事是發生在這天。

七人は集まるとこんな話をしました。
七人聚集在一起是聊起了這樣的一個話題。

「良い天気じゃ。こんな日には船に乗って、魚を釣ろうではないか」
今天的天氣可真是好呀、如此好日子、咱們乘船而相伴、同遊去釣魚如何呀。

「名案じゃ。それに思いきって、うんと遠出をしよう」
好呀好呀、這可是個好主意、那我們就索性來把大的、這次出一個遠海。

「そうだな。それならまさかの時の用意に、弓矢も持って行こう」
我的同意你的說法、可是為了防止意外發生、以防萬一、我會將我的那把大弓給帶上的。

そこで七人の男たちは、弓と矢、それに刀なども船に積み込んで船をこぎ出しました。
就這樣呀、七名好朋友的男子、分別是刀槍棍棒各種傢伙都帶在了船中、要去展開一趟大旅行咯。

「さて、この辺りで始めよう」
好呀、那麼就在這個地方開始吧。

男たちが釣り針にえさをつけようとしていると、突然、嵐の様な大風が吹いてきて船をどんどん沖へ流しました。
男子們選擇了一個風水寶地開始下竿子、可突然呀、就是小船它不敵一陣強風、把小船一路是牽引帶呀帶、越帶離內海越遠了。

「大変だ! はやく船をこぐんだ!」
我們攤上了大事呀!趕快搖起槳來呀!

七人の男たちは夢中で船をこぎましたが、船は流される一方です。
七人的男子是使出了渾身解數、一個勁的是瘋狂搖槳、但就是不敵船它娘是一邊倒的任風飄。

それから、どれくらい流されたでしょう。
到了最後這小船就是給大嵐卷到了個啥地方來了呢?

気がつくと船は、ある島のすぐそばまで来ていました。
等七人再一回神、眼前都是有一座小島浮現、即將就是要快靠岸了。

「おい、島だ。島が見えたぞ」
喂喂喂、小島、我有在前面看見了小島。

「おお、かなり大きな島だ。これで命も助かったぞ」
哇哇哇、看來還是一座相當大的島嶼呀、我們有救啦。

さっそく島にあがってみると、林の中から一人の美しい若者が姿を見せました。
趕快的、七人是迅速登陸、此時呀、於林中是看到了有一名俊美的年輕人身影出現。

若者は七人の男たちに、ていねいに頭を下げると、
就是這名年輕人、他是很有禮貌的向著這七名低下了一個請求的頭顱。

「ようこそ、おいで下さいました。
実は訳があって、わたくしがあなた方をこの島へ引き寄せたのです」
終於終於讓我是迎接到了你們的來臨。
其實就是出於某種的理由、是我使用的特定的方法才專門的是把你們給引到這個島上來的呢。


と、言いました。
這樣子說道。

「船を引き寄せるとは、どういう事だ?」
你說是你把我們的船給吸了過來、這都到底算的上是個啥事呀?

「この若者、ただの人間ではないらしい」
這位年輕的兄台、我看也並非是普普通通的常人之貌呀。

男たちが若者を怪しんでいると、若者はニッコリ笑って言いました。
七名男子此時對年輕男子是紛紛起疑、可男子只是一笑說著這樣的話化解。

「さて、長い船旅で皆さま、お疲れでございましょう。まずはお食事をどうぞ」
好啦、長途跋涉、想必大家也想必是累了吧、先吃頓飯慢慢再說如何呀、請。

そして若者が林の奥に手招きすると、林の中から大きな長持(ながもち)をかついだ人足(にんそく)たちが現れました。
年輕男子很是熱情的招手給七位男子們將其往林深處帶呢、坐下之後、靠著幾位原始人夥計人力搬運後一口沈重大箱子是來到了七名男子的眼前。

長持の中は、酒やおいしい食べ物がたくさん入っています。
箱子之中、全部都是給你準備好了上好的美酒還有大魚大肉、全滿上了。

腹ぺこだった男たちは、喜んでそれらを食べました。
這回舒服咯、肚子都餓壞的七位男子、一個個是高興的大快朵頤了起來。

そして食事がすむと、美しい若者が言いました。
品完了這頓大餐、俊美的年輕男子也是談起了正事。

「あなた方に、お願いがございます。
実は沖の方に、もう一つの島がありまして、そこの主が毎年戦いをいどんでまいります。
そこの主は、この島を奪おうとしているのです。
明日はちょうど、その主が攻めてくる日。
それでぜひ、みなさんにお力ぞえをいただきたく、お迎えいたしました」
諸位朋友、實話實說、我有一事相求。
其實在海的不遠處另一頭、還有著一個小島、他們那邊的領袖每年都是會出兵征戰。
人家大王的意思就是要搶奪走了我們所居住的這個島嶼。
而明天也就是他們大舉興兵的日子了。
所以說、無論如何都還是請諸位朋友要助我一臂之力呀、為了今天、我是特意的迎請過來了諸君。


自分たちを迎えたとは、おかしな言い方ですが、とにかくこの若者は七人にとっては命の恩人です。
就這個恭迎自己的到來怎麼想都怎麼奇怪呀、但是先不提這些個玄奇的玩意兒、就眼前這個年輕人確實也是這七名男子的救命恩人也可以是這樣說。

その恩人の頼みを、断る事は出来ません。
既然有恩那就不能不報、況且是恩人親自請託了。

「わかりました。さいわい、弓矢や刀などもあります。たったの七人ではありますが、必ずや、お力になりましょう」
知道啦、幸好我們為了以防萬一的突發事件還是有把刀槍棍棒的這些傢伙給帶了過來呢、雖說我們只有七個人、但是、我們必不會讓恩公失望全力以赴的。

「ありがとうございます」
謝謝、感激大家。

「して、向こうの島からは、どれほどの軍勢が攻めてくるのですか?」
行啦、現在就說說對方小島、人家是有多少人馬、然後又是怎樣的一個進攻佈局呢?

「いや。敵は人間ではありません。それにこのわたくしたちも、人間ではないのです」
不、敵人並不是人類、還有、我也告知諸君了吧、其實也並非人身。

「・・・?」
啊啊啊啊?

「まあ、それはいずれおわかりになるでしょう。
ところで、今までの戦いは、波打ちぎわで戦っておりました。
けれど今度は、あなた方がいてくださるので、敵を岸の上におびき寄せようと思います。
奴は岸にあがると力が出るので、喜んであがってくるでしょう。
奴との対決は、わたくしにお任せください。
わたくしたちは、力の限り戦います。
ですが、どうにもこらえきれぬようになりましたら、あなた方に目くばせをいたしますから、あなた方は相手の頭をねらって、お持ちの矢を残らず撃ち放って下さい」
暫且略過不談、就這件事你們到時終究是會自己理解的。
好啦、現在就說戰役吧、這是一場敵人搶灘登陸我們的防守阻擊戰。
但我如今得到了諸位有如神助、所以說乾脆就是用技給露出一個破綻、將他們故意的誘導至岸上來殲殺。
相比海上作戰的縛手縛腳、上岸之後敵人的實力便能放開來施展、想必他們也是很樂意上岸的。
而與他們的對決就請先交與我們這邊的戰士。
我們必將全力以赴。
但這也終是緩兵之技、我們是堅持不了多少時間的、所以說緊要關頭還是要依靠大家、屆時的關鍵時刻我會眼神發號示意、此時還請諸君用弓箭是瞄準敵軍的頭顱、實現一舉殲殺。


いい終わると若者は、林の奥の方へ姿を消しました。
年輕男子說話、走向了林子的更深處隱去了身影。

七人の男たちは山の木を切って、大きな岩のかげに小屋をつくりました。
而七位男子則是砍伐了樹木、與一處大岩石後是修建起了一個臨時的小屋。

そして岩の上から、敵が来るのを待ちました。
前方就是明天的戰場了、於岩石上面剛好是可以觀察到敵軍進攻的動向。

やがて波がざわめき始め、生臭い風が吹いて来ると、海の上にギラギラッと燃える二つの火の玉が現れたのです。
隨著一陣陣驚濤拍岸響起、空氣中也是傳來的劇烈的腥風、於海上它出現了、是兩団閃著光幽幽的鬼火。

そして二つの火の玉は不気味なうなり声をあげると、荒れ狂う波をかきわけてぐんぐんと島へ近づいてきます。
就只聽見那兩団鬼火是吟唱出了令人不寒而慄的怪聲、海水涌動的荒潮也是宣誓著那隻魔物越來越發的接近了登錄海灘。

よく見ると海から来る敵は、クジラよりも大きな大ムカデです。
看清楚了、前來進攻之敵、竟然是有一尾鯨魚那麼龐大的大蜈蚣。

そして山からも、大木の様に大きな大蛇が現れました。
然後、自山之上、一顆如同巨大的古木一般的大蛇也是現身。

とても大きな大蛇ですが、ムカデに比べると半分ほどの大きさしかありません。
大蛇的身體也是龐大不俗、但若是要比起那隻鯨蜈、這一對照之下那個頭可就只有人家的一半之大了。

やがて陸に上がった大ムカデは、波打ちぎわで、ぶるぶると身ぶるいして体の水をはねのけると、煙の様な息をはき出しました。
終於、大蜈蚣它是自海上登陸了、海水的鳴潮聲開始始動、隨著蜈蚣王是震動著巨體甩開那些身體扇風多餘的水分之後、戰局中就瀰漫出了像是霧氣一樣的迷影。

一方の大蛇は、かま首を持ちあげてムカデを威嚇(いかく)します。
山中的大蛇此時它也是動了、將脖子挺直的衝上了前對著大蜈蚣就是一頓的恐嚇威攻。

二匹の化け物は、しばらくにらみ合っていましたが、やがて砂煙をあげながら互いに相手に食らいつきました。
兩隻巨大的野獸此時是交繞在了一起、於海岸之上舞起漫天的沙塵互相撕裂著對方龐大的巨體。

最初は互角の勝負でしたが、やがて体の小さな大蛇がやられる一方になりました。
可於一開始的勢均力敵之勢、隨著時間過去、戰局是朝著大蜈蚣那方傾斜了。

その時、大蛇が岩の上の男たちに目配せをしました。
於此時、大蛇它是朝著男子們發出了眼神的示意。

「よし、合図があったぞ。それっ!」
好呀、是信號、我們上呀!

七人の男は弓を引きしぼって、大ムカデの頭に目がけて矢を放ちました。
七名男子都是張大了巨弓、對準了大蜈蚣的鼇首。

ビューン
ビューン
ビューン
ビューン
颯颯颯颯颯颯。

矢は次から次へと、休む間もなく放たれました。
七箭齊發、一箭再接一箭、一箭在續一箭、無休無止、有始無終。

そして何百という矢が、大ムカデの頭に突き刺さったのです。
上百根箭矢的飛舞、是一箭一箭的狠狠扎入了大蜈蚣的巨首。

矢がなくなると男たちは岩の上から飛びおりて、刀をふりかざしました。
所有的弓箭都已射盡、一口口尖刀又是給七名男子持於手、向著蜈蚣大王進行了猛烈的衝鋒。

「それっ! 相手はだいぶ弱ったぞ! 逃げられぬ様に足を切り落としてしまえ!」
啊啊啊啊!它已經快不行啦!斬斷它所有的巨足、可不能給它就是這樣跑掉了呀!

男たちは大ムカデの足を、次から次へと切り落としていきました。
百足蜈蚣、巨足就如同甘蔗一樣是一根根的輕易給七名男子一瞬間全部清空斬斷。

全ての足を切り落とされた大ムカデは、バランスを崩して仰向けにひっくり返りました。
失去了足以支撐其龐大身軀的巨足、蜈蚣大王的身體失去了平衡、開始崩塌、終是仰天倒地了。

すると男たちは大ムカデの腹をめった切りに切りつけて、とうとう大ムカデをやっつけたのです。
七名男子隨即又是順勢摸上了大蜈蚣王之腹、一陣陣刀光劍影揮舞之後、是大蜈蚣王它亡命於天了。

大ムカデが死んだのを見届けると、大蛇は傷ついた体を引きずりながら林の奥に消えていきました。
確認了大蜈蚣王之死、大蛇也是拖著自己的那滿是傷口的殘軀隱入了林深處。

やがて林の奥からあの若者が姿を現すと、目に涙を浮かべながら言いました。
不多時、再次從林子裡面出現的則是就變成了那位之前的青年、人家此刻的眼眶之中是晶瑩剔透。

「ありがとうございます。あなた方のおかげで、この島の者は平和に暮らす事が出来ます。本当にありがとうございました」
太感謝你們了、諸位哥哥們、仰仗各位之助、所有這座島上的子民們都是可以過起這幸福安康的和平日子啦、感謝你們、再一次請讓我深深的表達一次感激。

そして林の奥を手招きをすると大勢の人足たちがやって来て、七人の船の中に食べ物や珍しい酒などをたくさん入れてくれました。
年輕人招了招手、向著林中、這時有大批的人原始人出現、手裡的那就都是美酒佳釀山珍海味、一件件的是全給你運上了這七名男子的船隻之上。

「さあ、どうぞ船にお乗りください。わたくしが、お送りいたしましょう」
諸位、最後的最後還請讓我親身送哥哥們一路、伴大家啟程。

七人の男たちが船に乗り込むと、若者は手を高くあげました。
等七位男子都坐上了船、青年也就把自己手臂是舉的高高揚了起來。

すると島から風が吹いてきて、男たちの乗った船はあっという間に加賀の国へ帰りついたという事です。
此時一陣激盪的山嵐是自島上呼嘯而來、就是這一道山風有如神助的是將七名男子的船隻一路就給帶回到了原本的加賀國去了。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

島の合戦
搬救兵

むかしむかし、加賀の国(かがのくに→石川県)に、釣りの大好きな七人の男がいました。
到好久以前這加賀國就有七條傳奇釣客。

ある日の事です。
七人は集まるとこんな話をしました。
這天七條人就到商量這麼條事。

「良い天気じゃ。こんな日には船に乗って、魚を釣ろうではないか」
講是商量、但無非就是今天天氣好又要去哪裡釣魚了、今天就講要去坐船出海海釣。

「名案じゃ。それに思いきって、うんと遠出をしよう」
那既然都出海了我們這次就去點遠的地方、看有甚麼大點的新魚啊?

「そうだな。それならまさかの時の用意に、弓矢も持って行こう」
那要不幫傢伙也帶到哦?地方遠要是有個萬一啦?

そこで七人の男たちは、弓と矢、それに刀なども船に積み込んで船をこぎ出しました。
七條傢伙就出去釣條魚、船上刀槍棍棒竟然是跟你擺滿的、連大弓都備了。

「さて、この辺りで始めよう」
逽好了點、就準備下鉤了。

男たちが釣り針にえさをつけようとしていると、突然、嵐の様な大風が吹いてきて船をどんどん沖へ流しました。
「大変だ! はやく船をこぐんだ!」
鉤子一放、突然就看到變天了、一下是狂風大作、七條傢伙跟到就慌了、嘴巴裡面䛥到快點划船跑。

七人の男たちは夢中で船をこぎましたが、船は流される一方です。
それから、どれくらい流されたでしょう。
反正就瘋狂的搖槳、也不管地方了、只要船莫翻甚麼都好、最後被波浪帶啊帶、到條甚麼地方自己都不曉得了

気がつくと船は、ある島のすぐそばまで来ていました。
「おい、島だ。島が見えたぞ」
等人緩過神、就看到不遠處有條陌生的島了。
前面有座島啊!


「おお、かなり大きな島だ。これで命も助かったぞ」
好傢伙、快點上岸緩下子去。

さっそく島にあがってみると、林の中から一人の美しい若者が姿を見せました。
七條傢伙幫船岸上一靠、上陸了、這就到島上開始轉啦、還到上面幫條人看到了、看別個樣子還不一般。

若者は七人の男たちに、ていねいに頭を下げると、
「ようこそ、おいで下さいました。
実は訳があって、わたくしがあなた方をこの島へ引き寄せたのです」
と、言いました。
這就開始交談啦、還是男的先開的口。
講了聲對不住、其實是自己幫你們七條吸到我這條島上來的、也是事出有因。


「船を引き寄せるとは、どういう事だ?」
「この若者、ただの人間ではないらしい」
是你幫我們吸過來的?怎麼講?
七人之中就有條傢伙開始問
但是跟到被夥同提醒這男的看起來有點怪。


男たちが若者を怪しんでいると、若者はニッコリ笑って言いました。
這人就確實是怪啦、七釣客有疑、男的則是笑到撇開話題。

「さて、長い船旅で皆さま、お疲れでございましょう。まずはお食事をどうぞ」
就講先吃飯、有甚麼事等下在理。

そして若者が林の奥に手招きすると、林の中から大きな長持(ながもち)をかついだ人足(にんそく)たちが現れました。
直接就是手一招、對到林子的更深處、好傢伙、這裡面看來還有人到、一條像是夥計的傢伙搬條大箱過來了。

長持の中は、酒やおいしい食べ物がたくさん入っています。
腹ぺこだった男たちは、喜んでそれらを食べました。
而裡面放到的正是酒肉、一行人肚子也飢、也不顧忌好開心的開幹了。

そして食事がすむと、美しい若者が言いました。
食畢、男的也好像是要步入正題了。

「あなた方に、お願いがございます。
実は沖の方に、もう一つの島がありまして、そこの主が毎年戦いをいどんでまいります。
そこの主は、この島を奪おうとしているのです。
明日はちょうど、その主が攻めてくる日。
それでぜひ、みなさんにお力ぞえをいただきたく、お迎えいたしました」
講自己有事相邀、實際上到這條島的不遠處還有另外一條島到、對方的島主他就想幫這條島過也奪了、每年子我們這邊都要跟他打仗。
而時間剛好今天明天、他要來了。


自分たちを迎えたとは、おかしな言い方ですが、とにかくこの若者は七人にとっては命の恩人です。
その恩人の頼みを、断る事は出来ません。
先不去管幫自己吸過來這話是條意思、按到正常想法應該是自己船到海上遇險被人援助、人既然對自己有恩、這邊就㫘理由拒絕。

「わかりました。さいわい、弓矢や刀などもあります。たったの七人ではありますが、必ずや、お力になりましょう」
七條釣客剛好船上有傢伙、這就選擇了幫這條忙、但也講了自己這邊也只有七條人、不曉得能頂用吧、只能講儘力。

「ありがとうございます」
島主表示感謝。

「して、向こうの島からは、どれほどの軍勢が攻めてくるのですか?」
這就明天就開打了、他們那邊是條甚麼情況啦?大概是有好多人?

「いや。敵は人間ではありません。それにこのわたくしたちも、人間ではないのです」
「・・・?」
這條傢伙怎麼講啦、他們都不是人、然後其實我們這邊也不是人。
這又是條甚麼意思?釣客門又是一驚。


「まあ、それはいずれおわかりになるでしょう。
ところで、今までの戦いは、波打ちぎわで戦っておりました。
但又㫘看島主作出解釋、只是講時間來了自然就會曉得、趁到這期間又跟釣客們說明了前幾次的戰役是怎麼打的、講之前都是到防他們搶灘。

けれど今度は、あなた方がいてくださるので、敵を岸の上におびき寄せようと思います。
但這次有你們七條之助、可以直接幫他們引到陸上來直接弄了。

奴は岸にあがると力が出るので、喜んであがってくるでしょう。
他們只要成功上岸、一個個就變得好厲害、若是勾引、對方絕對上鉤

奴との対決は、わたくしにお任せください。
最後弄他們的時候就看我。

わたくしたちは、力の限り戦います。
這次一定要一次拵死起來。

ですが、どうにもこらえきれぬようになりましたら、あなた方に目くばせをいたしますから、あなた方は相手の頭をねらって、お持ちの矢を残らず撃ち放って下さい」
但萬一到時候出了甚麼問題、我就對到你們眨眼、你就只管對到別個腦鬠放箭就是的。

いい終わると若者は、林の奥の方へ姿を消しました。
交待完明天要注意的事項、島主也潛入林中了。

七人の男たちは山の木を切って、大きな岩のかげに小屋をつくりました。
釣客們這一下發現別個㫘跟自己準備住的地方啊、也過開始自己砍樹、到塊大嵒頭邊上搭了個簡易的棚棚。

そして岩の上から、敵が来るのを待ちました。
這塊嵒頭還可以幫自己擋到下子啦、人這就到嵒頭後面守到對方來了。

やがて波がざわめき始め、生臭い風が吹いて来ると、海の上にギラギラッと燃える二つの火の玉が現れたのです。
不久、海面上的波濤過就開始了翻湧、海面上漂到漂到漂來兩條手電筒。

そして二つの火の玉は不気味なうなり声をあげると、荒れ狂う波をかきわけてぐんぐんと島へ近づいてきます。
伴隨到別個離島上越來越近、波濤也是更加的肆虐、而手電筒的方位也隱約的聽到低沈的嘶吼。

よく見ると海から来る敵は、クジラよりも大きな大ムカデです。
七條釣客就看這到底是條甚麼傢伙啦、這一下、竟然能是條比鯨魚還大的大蜈蚣。

そして山からも、大木の様に大きな大蛇が現れました。
另外一邊、釣客後面的山也動了、如巨木般那麼粗壯的一條蛇也是開始現身。

とても大きな大蛇ですが、ムカデに比べると半分ほどの大きさしかありません。
雖然這蛇是也大、不過也就只才這大蜈蚣的一半。

やがて陸に上がった大ムカデは、波打ちぎわで、ぶるぶると身ぶるいして体の水をはねのけると、煙の様な息をはき出しました。
大蜈蚣上了岸之後就開始施法、先是甩乾一下自己身上的水、這就直接吐起了毒霧。

一方の大蛇は、かま首を持ちあげてムカデを威嚇(いかく)します。
這邊的蛇王則是吊起條腦鬠、像條眼鏡蛇樣的到那裡恐嚇對方。

二匹の化け物は、しばらくにらみ合っていましたが、やがて砂煙をあげながら互いに相手に食らいつきました。
反正兩傢伙這就對到認、認到認到就卷一起去了、你喍我我喍你。

最初は互角の勝負でしたが、やがて体の小さな大蛇がやられる一方になりました。
一開始還是五五下、不過到了後面可以明顯看出蛇王這邊不行了、畢竟小蜈蚣那麼多。

その時、大蛇が岩の上の男たちに目配せをしました。
「よし、合図があったぞ。それっ!」
而蛇也就正是到這時發出了信號、對到嵒頭後面的釣客幫眼睛一眨。
人這一下就懂了。
射!


七人の男は弓を引きしぼって、大ムカデの頭に目がけて矢を放ちました。
ビューン
ビューン
ビューン
ビューン
矢は次から次へと、休む間もなく放たれました。
そして何百という矢が、大ムカデの頭に突き刺さったのです。
七條傢伙是連接不斷、一箭接到一箭、幾分鐘的時間瘋狂放了百把發、大蜈蚣腦鬠就這麼被貫成了馬蜂窩。

矢がなくなると男たちは岩の上から飛びおりて、刀をふりかざしました。
等到箭徹底射完、這邊的釣客又是取傢伙直接上去討蜈蚣了。

「それっ! 相手はだいぶ弱ったぞ! 逃げられぬ様に足を切り落としてしまえ!」
先砍它踋!莫讓它跑了!

男たちは大ムカデの足を、次から次へと切り落としていきました。
這蜈蚣百足、七條男的像是到砍柴火樣的一根接到一根。

全ての足を切り落とされた大ムカデは、バランスを崩して仰向けにひっくり返りました。
終於等到所有踋全斷、蜈蚣王支持不起龐大巨軀、就是那麼轟然一塌、變成死魚翻白肚啦。

すると男たちは大ムカデの腹をめった切りに切りつけて、とうとう大ムカデをやっつけたのです。
完事之後七條傢伙還要上了蜈蚣肚、幫別個開膛破肚了才安心。

大ムカデが死んだのを見届けると、大蛇は傷ついた体を引きずりながら林の奥に消えていきました。
這就蜈蚣王徹底咽氣、大蛇看到後也是拖到傷勢到林中隱去了。

やがて林の奥からあの若者が姿を現すと、目に涙を浮かべながら言いました。
後面這就看到又從林子裡面島主出來了、別個直接是激動的眼睛水狂流。

「ありがとうございます。あなた方のおかげで、この島の者は平和に暮らす事が出来ます。本当にありがとうございました」
一直到那裡感恩戴德、幫了自己天大的忙啦、如何如何 。

そして林の奥を手招きをすると大勢の人足たちがやって来て、七人の船の中に食べ物や珍しい酒などをたくさん入れてくれました。
這就又是林子裡面出來一些個夥計、就看到幫好酒好肉的往人釣客船上搬。

「さあ、どうぞ船にお乗りください。わたくしが、お送りいたしましょう」
好啦、這就喊人上船送客了。

七人の男たちが船に乗り込むと、若者は手を高くあげました。
七人上了船、島主則是到岸邊朝人揮手、幫手舉高高。

すると島から風が吹いてきて、男たちの乗った船はあっという間に加賀の国へ帰りついたという事です。
這就一下狂風大作、分分鐘七條男的被風浪帶到原來屋了、就是加賀國岸邊、這就果真還是幫你吸過去的。

おしまい
结束

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