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福娘童話集 > 日本民間故事 > 091-120

第 96話
(日本民間故事 096)
ナメクジ土俵

ナメクジ土俵 (健全普通話版)
蛞蝓土俵

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村では日照り(ひでり→長い間、雨がふらない事)が続いて、田畑の作物がほとんど枯れてしまいました。
在很久很久以前、於某個村子的天上的烈陽是一直的持續、這就導致了農田裡面的作物是幾乎全部枯萎。

食べる物が少なくなり、お百姓(ひゃくしょう)さんたちは、すっかりふさぎ込んでいました。
隨著食物開始變得逐漸短缺、村民們也越發越感覺到內心的焦慮與無力。

この村では毎年四月にすもう大会が行われていましたが、土俵(どひょう)をつくる元気もなくなってしまい、誰もすもう大会の事を口にする者はいません。
雖然這個村子是會於每年的四月都會舉辦一場熱鬧的相撲大會、但事到如今面對如此摻淡的現實誰還是有佈置與搭建賽場的心力呢、就對於即將來臨的相撲大會此事吧、村民們選擇了互相有默契的是閉口不提。

このままでは、長年続いたすもう大会は中止になるでしょう。
若是任事態就這麼發展下去的一個結果、那就長年累月一個不間斷的傳統就要在此次中絕了。

そんな、ある朝の事です。
這件事發生在了一個清晨。

畑仕事に行こうとしたお百姓が、お地蔵(じぞう)さんの前の原っぱでキラキラ光っている物を見つけたのです。
正準備著去田地裡幹活的一位農民他發現了呀、那就是於地藏像的原野之前、為何是閃出了一團晶瑩剔透的閃閃發光之物呀。

「はて。なんだろう?」
哇哇哇、這可究竟是個啥玩意兒呀?

お百姓が原っぱに行ってみると、大きな土俵(どひょう)のまわりの縁のところが日の光に当たって丸く光っていたのです。
農民他有靠近了原野、想要觀個仔細、原來是一個已經被佈置好的相撲土俵、在其周圍的那一圈圈邊緣於日光的照射之下是變得閃閃發光呢。

「おおっ、誰かが立派な土俵をつくってくれたぞ」
天啦天啦、如此一個氣派的相撲土俵究竟是誰將其費力打造出來的呀。

お百姓は喜んで、ふと土俵のかたわらの草むらに目をやると、そこには何百匹ものナメクジが死んでいました。
農民很是欣慰、可就是在一眼望向土俵旁邊的一處草叢時發現了呀、躺在那裡的不正是多達了好幾百條的蛞蝓屍體嗎。

お百姓はビックリして、村人たちにこの事を知らせました。
看到了這一幕之後的農民連忙就是驚呆了呀、很快的連忙也就是呼喚過來了其他村民們查看。

「そういえば、きのうの晩遅くにあそこを通ると、何かがボーッと光っていたな。
月の光が草の夜露(よつゆ)に当たっていると思っていたが、このナメクジたちが体のネバネバで土俵をつくっておったんだな」
對呀對呀、話說我昨晩有稍晚路過此地時發現、地上晶瑩剔透的仿佛是被揮灑了月光一般呢。
起初我以為就是月光點在了夜晚草叢的露水之上、沒想到這竟然就是一大群的蛞蝓們在辛苦的為我們是佈置相撲的場地呀。


「これは、祭りにすもう大会をしろという事じゃないか?
きっと神さまがナメクジたちに命じて、この土俵をつくらせたんじゃ」
這難道就是天意要我們繼續進行相撲的大典嗎?
肯定就是這些蛞蝓它們有受到了天神的指令、來為我們是特意的操辦的此事呀。


「うむ、そうかもしれん」
對呀、說不定就真的是這樣呢。

お祭りの日、元気を取り戻したお百姓さんたちは、すもう大会をおおいに楽しみました。
就這樣、一個足以鼓舞人心的神蹟讓村民是個個是都看到了希望、相撲大會大典的當天、賽事是如期的隆重舉行了。

そして自分たちに元気を与えてくれた土俵に、『ナメクジ土俵』という名前をつけたという事です。
然後就也是這個給村民的帶來了希望的相撲土俵、
最後是也讓村民們以“蛞蝓相撲土俵”而得以了命名。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

ナメクジ土俵
鼻涕蟲會場

むかしむかし、ある村では日照り(ひでり→長い間、雨がふらない事)が続いて、田畑の作物がほとんど枯れてしまいました。
到好久以前這就一條村天天大太陽、田裡面都跟你枯死完了。

食べる物が少なくなり、お百姓(ひゃくしょう)さんたちは、すっかりふさぎ込んでいました。
這一下㫘吃的啦、種地的老百姓不曉得怎麼搞了、一個個要死不活的樣子。

この村では毎年四月にすもう大会が行われていましたが、土俵(どひょう)をつくる元気もなくなってしまい、誰もすもう大会の事を口にする者はいません。
本來這四月分還要搞條活動、辦條大力士大賽、但現在人都要餓死了、哪個還有精力跟你搞這條哦。

このままでは、長年続いたすもう大会は中止になるでしょう。
這暫且也就只能中止啦。

そんな、ある朝の事です。
畑仕事に行こうとしたお百姓が、お地蔵(じぞう)さんの前の原っぱでキラキラ光っている物を見つけたのです。
等到有日早
農民不願放棄、還是要去田裡面理下子。
路邊就一個小菩薩像啦、農民看到像邊上就有個甚麼東西閃到光。


「はて。なんだろう?」
這甚麼鬼?

お百姓が原っぱに行ってみると、大きな土俵(どひょう)のまわりの縁のところが日の光に当たって丸く光っていたのです。
農民走近、正是條舉辦大力士比賽的場地、而畫線的圈子到太陽底下是金光閃閃。

「おおっ、誰かが立派な土俵をつくってくれたぞ」
這還哪個傢伙幫比賽的台子都起了啊?

お百姓は喜んで、ふと土俵のかたわらの草むらに目をやると、そこには何百匹ものナメクジが死んでいました。
看到這場地這麼好、農民以為這又要辦大會、還有點開心、但等到無意見瞄到了邊上的草叢、好幾百條鼻涕蟲死那裡的。

お百姓はビックリして、村人たちにこの事を知らせました。
農民一驚、跟到幫這事跟其他村裡人講。

「そういえば、きのうの晩遅くにあそこを通ると、何かがボーッと光っていたな。
你這麼講是啊、我昨天晚上過來那地方也是亮亮的、還以為是條甚麼。

月の光が草の夜露(よつゆ)に当たっていると思っていたが、このナメクジたちが体のネバネバで土俵をつくっておったんだな」
起初以為是條露水被月亮照到的到閃、原來是鼻涕蟲到跟我們作舞台畫圈啊。

「これは、祭りにすもう大会をしろという事じゃないか?
那現在還辦不辦這條大會啦?

きっと神さまがナメクジたちに命じて、この土俵をつくらせたんじゃ」
肯定要搞啦、這就是神的旨意、喊鼻涕蟲來跟我們搭台子。

「うむ、そうかもしれん」
是有可能。

お祭りの日、元気を取り戻したお百姓さんたちは、すもう大会をおおいに楽しみました。
當日、大家都好開心、忘記了地裡面的煩惱好生玩了一天。

そして自分たちに元気を与えてくれた土俵に、『ナメクジ土俵』という名前をつけたという事です。
後面得了一日爽、幫鼻涕蟲還記得的、就以它的名字命名、幫這地方喊鼻涕蟲會場。

おしまい
结束

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