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第 170話
(日本民間故事 170)
ネズミ長者

ネズミ長者
招財鼠

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、江戸の新両替町(しんりょうがえちょう)というところに、一軒の香具屋(こうぐや)がありました。
到好久以前這江戶有這麼條喊新兩替町的一條街、街上有家日用雜貨店子開到的、反正基本上甚麼稀奇古怪的狗皮膏藥都有、別個店子的分類是香具屋。

香具屋とは、お香やお香の道具を売る店の事です。
籠統點講就是狗皮膏藥、從肥皂到甜品乾果還有藥、在細分何為香具就又會扯到十三香、這越扯就越扯不清常了、分別是、丸、散、丹、円、膏、香、湯、油、子、煎、薬、艾、之古実。

この店にはお香の良い香りが一日中立ちこめているので、香りにつられてネズミたちが集まって来るようになりました。
單就從香字這點著手、別個店子上下肯定都是香香的、就從他那麼多點心糖果來講、以前的零食大多都是各種的果乾、這過也就吸引過來了好多想偷吃的老鼠子。

「近頃、ネズミが増えたな。店にこんなにネズミがいては、店の信用にかかわる」
這店裡老鼠多說明衛生環境就不好、自己又是條賣吃的、雖講也有、這到時讓人不放心難免不影響到自己生意啊。

主人は店の者に命じてたくさんのネズミ取りを仕掛けましたが、かしこいネズミはちっともかかりません。
老闆這就讓店子裡面夥計捉老鼠、但當時的黏鼠板不像現在他就是植物上面提煉出得膠水本來是用來粘鳥的、你用這傢伙抓老鼠、抓得還㫘別個生的快啊。

そんなある日の夕方、ようやく一匹のネズミがネズミ取りにかかっていたのです。
不過這破爛貨雖爛好歹也是花錢買的、當時最好的就是它了、有天還是立了功勞幫條老鼠巴到了。

主人は、奉公人の一人を呼びつけて言いました。
「こいつを殺してしまえ」
「えっ? 殺すのですか?」
「当たり前だろう。ネズミなど、まさか食うわけにもいかんし」
「まあ、それはそうですが」
老闆看得了收穫喊了條夥計過來讓人快點把這傢伙處理了、莫到時死屋裡幫地方搞臭了、這看到也不舒服啦。
夥計問老闆怎麼個處理法。
淹死最快當的、你把它到水裡面一泡輕輕鬆鬆。
夥計點了個頭。


奉公人はネズミ取りを持って、川へ出かけました。
這就人提到鼠籠往河邊走到去了。

ネズミ取りごと水の中につけて、ネズミを殺そうというのです。
確實這老鼠就是水裡面一悶死的最快。

でも動物好きの奉公人は、どうしてもネズミを殺す気にはなれません。
但這夥計其實自一開始就不覺得幫老鼠殺了這事好、他對待這些個小動物還是自幼就不忍心。

「でもネズミを殺さないと、ご主人さまにしかられるし」
「チュー」
幫老鼠就這麼放了怕到時㫘看到屍體被問起自己一語搪塞被看破又得餐罵、夥計人自己也到溪邊遲疑。
這就老鼠也看到人停起了不走開始吱吱吱。


ネズミは小さな手で金網をつかんで、悲しそうな目でじっとこっちを見ています。
夥計看到狗籠子裡面的老鼠子就像是到跟自己求饒一樣內心好是不忍。

「よしてくれ、そんな目で見られると、殺しにくいじゃないか」
「・・・チュー」
此時自己就不怎麼願意再去看老鼠、就是怕屆時㫘了勇氣下這個手。
而狗籠子裡面老鼠卻㫘停止求饒繼續持續的哀吟。


ネズミは鳴きながら、涙をこぼしました。
「殺すぞ、いいな!」
「・・・チュー」
夥計再看一眼這老鼠子是連眼睛水都留出來了到那裡閃。
越看越是不能下手、夥計當機立斷、直接就準備講幫籠子往水裡一沁。
但老鼠的吱吱吱總是持續的到動搖夥計。


「・・・・・・ええい、わかった。出してやるから、どこへでも逃げていけ。その代わり、もう二度と店に来ては駄目だぞ」
最終還是狗籠子一開放老鼠歸山了、講想這狗麻批莫再就沿到原路還先一踋早我回到店子裡面去啦。

奉公人はネズミ取りの入り口を開けて、ネズミを逃がしてやりました。
打開籠子的瞬間老鼠先是到原地獃了一陣、不曉得要搞甚麼、又是轉頭看到個夥計那麼幾秒不動、反應過來是頭也不回的跑了。

助けてもらったネズミは、しばらく奉公人の顔をじっと見ていましたが、やがて、
「チュー、チュー、チュー!」
と、うれしそうに鳴くと、近くの草むらに消えていきました。
最後等老鼠已經完全消失到了草叢、讓夥計唯一還有印象的就是老鼠臨走之前對到自己的那三聲叫喚了。

それから奉公人は空になったネズミ取りを川の水で濡らすと、なにくわぬ顔で店へ戻りました。
「ネズミを殺して捨ててきました」
夥計歸了店子狗籠子該放哪裡放哪裡、對到老闆講自己是已經完成了任務、死老鼠講過直接甩丟了、籠子放落下的那一瞬間還到滴水。

その晩の事、奉公人は不思議な夢を見ました。
夢の中にかわいい子どもが現れて言うのです。
晚上睡覺這夥計就幫一條夢作了、夢裡面來了條小屁股這麼對到自己講了。

「今日は、危ないところを助けていただいて、ありがとうございました。お礼に魚と酒を持って来ましたから、どうぞ召しあがってください」
講你救我一條狗命、緩我於水火之中、自己有禮相報、來、你現在去我屋、我帶你吃魚還有幹酒。

「助けた? 良く分からないが、遠慮なく頂くとしよう」
夥計人到夢裡面也迷糊、恍惚間甚麼都㫘想就直接應了。

奉公人は喜んで酒を飲むと、魚を食べようとして手を止めました。
上了桌這就有酒有肉、先是酒一乾爽、再講準備夾魚、但看這魚好小一個哦。

ずいぶんと小さな鯛だと思っていたのですが、よく見るとそれは鯛ではなく金魚だったのです。
雖講小不過這魚也是鯛啦、估計肯定是好貴所以就只有這麼小個、但夥計繼續仔細一看、這好像是條金魚啊?

いくら何でも、金魚を食べる気にはなれません。
雖講這金魚吃也是能吃、但是這樣子看起來夥計就不怎麼願意吃、有點顧慮。

すると子どもが、にっこり笑って言いました。
「本当に食べなくてもいいですから、食べるふりをして、口の中へ入れるだけでもお願いします」
不吃就舔一口、這其實也是我專門為你準備的、大家都表個心意、這金魚也不一般的。

「でも、金魚だろ?」
「さあ、どうぞ」
雖講夥計樣子還是有點不怎麼願意但經不起小屁兒幾次催促。

あんまり熱心にすすめるので、奉公人は仕方なく金魚を口の中へ入れました。
好啦、過你個面子舔你一口。

そしてそのとたん、目が覚めたのです。
剛就舌頭觸碰魚的一瞬間這就過從夢中醒來了。

「・・・なんだ、夢か」
怪不得、是夢、我就講。

奉公人はつぶやこうとして、口の中に何かが入っているのに気づきました。
(もしかして、金魚か!)
「ぺっ!」
人剛打個哈欠突然是感覺到了嘴巴裡面不小心是睡覺時吞了條甚麼東西進去啊、差點進喉嚨了。
快點取出來一看、莫真你媽是條金魚啦。


奉公人があわてて吐き出すと、それは金魚ではなく小判だったのです。
一把口水一吐、好傢伙這自己跟自己爆金幣了。

「すごい!」
我日!

奉公人は、飛びあがって喜びました。
這金幣一爆出來是過幫自己人笑了個卵脬翻天。

でも、奉公人がこんな小判を持っていたら、どこからか盗んできたと思われるに違いありません。
但又突然感覺有點心虛了、不是懷疑這還是條夢、而是自己手上突然多出來這些個錢難免有人懷疑講是自己偷的搶的。

そこで奉公人は主人にその小判を見せて、きのうの出来事を詳しく話したのです。
怕到時這福事變禍端、老闆門一敲、先是問別個主人自己錢有少吧、這就幫自己被老鼠爆金幣這時前前後後全部跟你道明了。

「ご主人さま、ネズミを殺したなどと嘘を言って、申し訳ございませんでした!」
一下就過也老實交待了、是當時自己㫘殺老鼠放別個走了、直接跟你承認了就看人怎麼罰了。

すると主人は、にっこり笑ってこう言いました。
「よく正直に打ち明けてくれた。
それはきっと、お前が動物を大切にするので、神さまが褒美に授けてくださったのだろう。
而這時老闆卻是一笑、講你小夥子有愛心啊、而且人還老實、你就不怕我幫你錢謀了啊、但我也不敢了、你若講的是事實我估計這就是神仙看你心善特地賞起你的。

小判は神さまからの授かり物だから、遠慮なくもらうがいいよ」
這東西能留的人就只有是你、你過其他人也㫘這個命啊。

そして主人はその事を店の者に話すと、さっそく店中のネズミ取りを片付けさせました。
曉得屋裡這些個老鼠已經不尋常、老闆又幫店子裡面所有打工的交待一遍、讓人幫所有捉老鼠的全下了、這老鼠還動不得的。

「ネズミとはいえ、命の重さは人と同じだ。これからはネズミを殺さず、お客さま同様に大切にしよう」
還講這老鼠以後就是爹、客人能賞我們一口飯吃、我今天驗證你對這老鼠好他也能賞你口飯吃、今後這老鼠就要當我們客人一樣對待到了、一直誠心誠意別個遲早也得跟我們爆金幣的。

こうしてネズミたちは、安心して暮らせるようになりました。
最後老鼠就爽啦、天天到店子裡面瘋狂打洞生小老鼠、又三餐有人貢到的。

そしてこのうわさが町に広まって、お客が今まで以上に来るようになったのです。
後面這店子老鼠一滿的傳聞是哪個都曉得了、又傳說講這老鼠幫人能爆金幣所以是老闆專門養到的、來看這奇聞的人也就開始變多。

やがてこの店の主人は、町一番の長者になりました。
後面這老鼠有㫘跟老闆爆金幣就不曉得了、但老鼠爆金幣的傳聞確實是吸引了好多為此專門前來的客人、這麼其實也算是間接到變成了招財鼠讓客人幫金幣跟老闆爆了吧、最後這老闆錢就越來越多、到頭來竟然還變成一街首富了。

おしまい
结束

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