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福娘童話集 > 日本民間故事 > 151-180

第 180話
(日本民間故事 180)
天狗がつくった山と池

天狗がつくった山と池
天狗移山

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、入来(いりき)の東の愛宕(あたご)の山には、とても乱暴な天狗(てんぐ)が住んでいました。
到好久以前傳聞這入來東邊的愛宕山上面是居有天狗、而且這脾氣是相當的暴躁。

毎晩、山を相手に乱暴な事ばかりしているので、山のてっぺんはくだけた岩が散らばっています。
每天晚上不曉得是到山上搞條甚麼、像是拆房子一樣、幫一座山是震的一晃一晃的、這過一山就是飛沙走石的往四周亂炸。

また、入来の南の八重(えや)の山にも、天狗が住んでいました。
現在又講這入來的南邊又有一座八重山、這上面過也有天狗佔到的。

こちらの天狗は、とてもやさしい天狗で、毎晩山をなでては、山をきれいな形にしていたのです。
但這邊的天狗明顯脾氣就好些、每天也不跟你天天拆房子、反過來還愛護這上山的一草一木。

当然の事ながら、この二人の天狗は、あまり仲良しではありません。
就是一條天狗屋裡比較亂、然後另外一條比較愛乾淨了、這麼一講一下就容易理解了、但這兩人關係還都是蠻不錯的、畢竟都是天狗同類。

さて、ある晩の事、愛宕の山の天狗が、八重の山の天狗に言いました。
現在就講有天晚上東天狗逽西天狗有事、這麼跟人講了。

「おーい、八重の山の天狗よ。どうだ、ひとつ力比べでもせんか」
也不是甚麼要事、純粹是無聊吃飽了閒得慌要跟人比那個力氣大、幫這無處發泄的精力跟他運動消耗了。

すると、八重の天狗も答えて、
「わかった。だが、どうするのだ?」
南天狗反正也㫘事、依到人的意思幫東天狗從了、遷就一下別個讓人也開個心。

「そっちの八重の山は、のっぺりした山ばかりでどうにもならん。こっちの愛宕の山で勝負じゃ。ごつごつしていて、力比べにはもってこいじゃ」
東天狗就講了、我兩力氣都大、要玩就來我這邊這條山、這麼到才能都盡興、不然到時候幫你屋拆了就搞不好了、你來我屋我們放心搞、你那山我反正是感覺礙手礙腳的。

そこで八重の山の天狗は、愛宕の山へやって来ました。
南天狗覺得對方講的有道理、反正你屋都爛了、再爛也爛不落去了、自己這山上樹是多、也許是有點不便咯。

八重の山の天狗は、愛宕の山を見てびっくりです。
但南天狗真的一到東天狗屋是過徹底驚呆了。

「なんともひどい。これじゃあ、山がかわいそうじゃ」
你他媽這屋就是條大型垃圾場啊、而且這垃圾都只囤不燒的、越來越多的這種。

八重の山の天狗は、愛宕の山の隣の藺牟田(いむた)の山のてっぺんをけずって、そばに小山を作りました。
南天狗就講房子著你這麼住根本遭不住啊、我看我們還是算了、但這也還是不能去我屋、我幫個辦法跟你想了。
南天狗這過先是別了東天狗飛到自己屋邊上的藺牟田山、直接是幫人峰頂削去了一小半多、舉到附近的邊上重新放落去、就這麼樹了一座新峰。


ご飯をおわんに盛ったような、とても形の良い山だったので、あとになって飯盛山(いいもりやま)と名づけられました。
就這麼個像是飯碗蓋到的新峰到了後世就被人稱作是飯盛山了。

そして藺牟田の山もきれいにけずりとられたので、形のきれいな山になりました。
雖講這藺牟田被這麼直接是割了一刀就不好了、但其實也就是幫人換了個髮型、這比原來還好看了、只是講矮上了一截。

「どうだ。きれいな山は、気持ちいいだろう。それに、おれの力は大した物だろう」
看到吧、這就比你屋那條要好多了吧?我看到了心情也好、而且現在你也曉得我力氣有好大了吧?

先を越された愛宕の山の天狗は、ムッとなって、
「なんのそれくらいの事」
東天狗這就一路跟到南天狗屁股後面的、看別個專門跑這一趟就是專門為搞這事、現在還到自己眼前跟自己幫逼裝了、一下有點不爽了。

と、言うが早いか、藺牟田の山を、
「えいっ!」
講你削條峰頂而已、有甚麼難?注意來!起!

と、持ち上げると、そのままどんどん歩き出して、入来(いりき)を抜けて樋脇(ひわき)の弁天原(べんてんはら)まで行ったのです。
就看這東天狗穩到這還剩一多半的藺牟田山、直接是幫人連根拔起、然後一步步的開始移動了、最後是一路走到了這弁天原。

ちょうど、夜が明けかかったので、
「ここらでいいか。どっこいしょ!」
と、そこに山をおろしました。
看到快要天亮。
就這裡了、就聽轟然一響。
東天狗開始甩山了。


これが、今の丸山弁天(まるやまべんてん)なのです。
這山被後世改了名、既然已經不到藺牟田了、那這還喊藺牟田山就不像了、以後過都幫他喊丸山弁天了、直接是跟你幫山神格化了。

そして藺牟田の山のあった場所は、大きな穴になったので、やがてそこに水がたまって池になりました。
再就講藺牟田山原來的地方現在是一條大陊變成了天坑。

これが、今の藺牟田の池です。
這自然的窪地也是順到水流變成後日的藺牟田池了

ほかにも丸山弁天のすぐそばに小さな丘がありますが、あれは天狗が山をおろした時に、手についたドロを落として出来たもので、『天狗のもっこ丘』と、呼ばれています。
後面這講東天狗的那座丸山弁天、別個周圍還有好多無數的小丘、據講這是東天狗完事之後覺得自己手派賴了、於是是掗了兩下甩了周圍一地的泥、而這些小丘就正是這泥土所化。

さらに弁天原のあちこちには、へっこんだ所がありますが、それは天狗の足跡だと言われています。
而這弁天原這裡那裡到處坑窪不平的土地則是被後人解釋為這就是當初東天狗搬山時走過來的一連串踋印子啦。

おしまい
结束

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