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福娘童話集 > 日本民間故事 > 181-210

第 182話
(日本民間故事 182)
悲しいお月見

悲しいお月見
反到來

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村の村人たちが集まって、お月見をする事にしました。
到好久以前這一條村的眾多村民跟你圍一起、討論到時這晚上去哪裡賞月。

すると、一人の村人が言いました。
有條鬼才這就出主意了。

「なあ、お月さまをながめているだけではつまらないから、お月見をしながら鹿の鳴き声を聞くのはどうだろう?」
晚上出去一群人搬條板凳著蚊子咬癲了啊、月亮天天有甚麼時候不能看?你這要搞就搞條新花樣不然我不去的、除非這次去到深山裡面、我們邊聽鹿叫邊看月亮才有味。

「おおっ、それはいい考えだ。むかしから鹿の鳴き声を聞くと、悲しくなって涙が出るというからな」
你還要鹿跟你叫起來助興啊?那好傢伙嘛、以前我記得自己也聽到過鹿叫過、這鹿的叫聲我記得還蠻悲催的

そこでみんなは、山奥にあるお百姓の家を借りて、お月見の会を開きました。
最後地點決定了到了條有鹿的深山、剛好有條砍柴火方便就到山裡面起了條屋的傢伙、這就幫別個屋徵用了。

やがて山の上に、丸いお月さまが登りました。
大家都上了山、時間慢慢推移、一輪明月也是掛起到了這深山夜空了。

みんなはお月さまをながめながら、鹿の鳴くのを待ちましたが、いつまで待っても、鹿の鳴き声が聞こえてきません。
但這月亮光來鹿不來啦、都講這地方有鹿、但人等半天㫘聽到有條甚麼鹿叫半聲啊。

そのうちに、だんだん冷えてきたので、開けていたしょうじを閉めました。
半夜這風也涼、最後有人冷得受不了乾脆窗戶門都跟你關了、這還賞你條鬼月啊。

山の中は静まりかえり、物音一つ聞こえません。
最後大家發現了、這你媽深山老林、大半夜的根本就是一片死寂、有條卵子鹿到叫。

こんなさみしい秋の夜は、鹿が鳴かなくても悲しい気持ちになってきます。
都講這鹿聲悲催、但現在這秋風涼夜、不曉得為甚麼人到這種環境就有一股悲切感自心頭涌出、鹿不叫這心都惆悵惆悵的。

そのうちに、一人が子どもの事を思い出して涙を流して言いました。
也不曉得是這秋來枯葉凋零自然到嘆息啊?這份壓抑感讓條大人哭出了聲。

「おれの子どもは、もう一人前だというのに、仕事もしないで毎日遊んでばかりいる。このままでは、どんな人間になるかと思うと、心配で心配で」
不曉得怎麼的就扯到了自己兒、講別個也是那麼大的人了、現在是每天還就只曉得天天玩、這長大了要怎麼得了哦。

それを聞いて、もう一人も涙をこぼして言いました。
好傢伙這傢伙一哭、另外一條也是過開始哭了。

「お前はまだいい。なまけ者の子どもでも、元気でいれば、いつか心を入れ替える時が来る。しかし、おれの嫁さんは体が弱いから、いつ病気になるかと思うと、もう辛くて辛くて」
講你兒淫歸淫但是人小夥子健康啦、天天還都是蹦蹦跳跳的、別個遲早有天不得長大懂事的啊?但我屋裡這堂客就過是天天害病一直幫藥吃到的、這一天天讓我心裡好懸啊。

そのとたん、横にいた人が声を上げて泣き出しました。
みんながびっくりして、その人を見ました。
突然有條傢伙也是跟吃了藥一樣不正常的開始哭了、聲音還是好大啦、讓所有人都看過去了。

「すまない、急に泣いたりして。でも、人に貸したお金の事を思うと、くやしいやら、なさけないやら。・・・実はな、人に大金を貸してあげたのに、まるっきり返してもらえないんだ。このままお金が返って来なかったら、もう死ぬよりほかはない。お月見も今年が最後かと思うと、もう悲しくて悲しくて」
他講自己認得到的幫自己的錢過借去了、但是現在別個人跑了、自己這麼多年的心血現在別個是一分㫘還回來、要是今年別個繼續不還自己錢自己也就不活了。

と、言いました。
「それは可愛そうに。でも、誰にだって悲しい事はあるもんだな。考えてみれば、生きていくというのは、本当に辛いことだ」
人這就安慰他啦、講錢㫘了還能再賺、這人死了就死了、哪個一生不得碰到些倒黴事啦?

そのとたん、あっちでもこっちでもすすり泣きが始まり、お月見どころではなくなりました。
不曉得這是被傳染了還是甚麼、這人一講到倒黴事大家就都想到發生到自己身上的各種不幸、一個個這全你媽開始哭了。

さて、さっきから怖い顔でみんなの話を聞いていた人が、すくっと立ち上がって言いました。
「いい加減にしろ。おれは人間の鳴き声ではなく、鹿の泣き声を聞きに来たんじゃ」
但就有條傢伙心裡這時就不舒服的、講我他媽大晚上出來是為了聽鹿哭不是聽人哭、今天是中秋節又不是比慘大會、你們今天這是都中毒了啊?一個個?

みんな、はっとして泣き止みました。
その時、しょうじに鹿の影がうつりました。
「あっ、鹿だ」
就到此時、講鹿鹿來、蠟燭的紙門後面出現鹿影了。

誰かがしょうじを開けると、外には立派な角を生やした鹿が何頭もいて、みんなこっちを見ていました。
有人這過好奇開了門、發現這門外還真有好多長得角的雄鹿到門口守到的。

鹿は逃げようともせずに、こっちを見てニヤニヤしているのです。
這鹿看到了人也不怕、還一直好開心的一樣對到屋裡面悲慘的人看到的、那樣子就跟看味一樣。

「何がおかしい! 鹿のくせに、どうして鳴かないのだ!」
這些鹿一直到我們門口守到搞甚麼?他要是逽我們有事也要叫幾口啊?這不然哪個曉得它們到門口哦?

誰かが言うと、鹿はすました顔で答えました。
突然這就奇了、鹿竟然你媽幫話講了。

「わたしは、鳴く為にここへ来たのではない。人間たちの泣く声を聞きながら、お月見をしているのだ。お前たちが泣いてくれたおかげで、よいお月見が出来たよ」
講這大半夜老子叫甚麼叫?癲了啊?要叫你們叫、我過來不是為了跟你叫、而是來聽你叫、今天是中秋我特別帶到一屋子出來賞月、這就專門守到你們屋門口等到的、就是要看你們甚麼時候叫、你們一叫這賞月的氣氛不是就有了啊?有你們這次是真的舒服了、明年子繼續啊?!

そして鹿たちは、満足そうに山の奥へと帰っていきました。
講完這話、鹿群是一個個滿足的回去了。

おしまい
结束

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