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福娘童話集 > 日本民間故事 > 211-240
第 214話
(日本民間故事 214)
一人ぼっちのコウモリ
牆頭草
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、森に住むけものたちと鳥たちがけんかをして、みんなで戦う事になりました。
到好久以前這住森林的飛禽和走獸之間就發生了戰爭。
「この森から一羽残らずず、鳥どもを追い出してやる!」
けものたちの大将のキツネが言いました。
狐狸充當了獸王勢必要幫這森林所有的鳥都趕淨殺絕起來。
キツネのもとに、タヌキやサルなど、空を飛べないけものたちが次々と集まってきました。
狐狸大將的邊上一起的還有狸子和猴子這左膀右臂、後面又是各路人馬集結聲勢浩大起來了。
そこへ、コウモリがパタパタパタとやって来ました。
就到這時蝙蝠也過來投誠了。
「あの、ぼくも仲間に入れてください」
就講讓我也加入走獸大軍當你媽個哨兵。
するとタヌキが、コウモリを見て言いました。
但是狐狸就幫蝙蝠看了一眼。
「何だお前は! 羽のある奴は鳥の仲間だろう、あっちへ行け!」
操!來了條奸細!這傢伙有翅膀!還讓你充當哨兵、我看你不是要跟飛禽們報點幫我們全賣了哦!爬!
「・・・でも、体はけものなんです」
大王!我和老鼠一起是親戚啊、都是專門搞情報的部門!
「うるさい! 早く行かないと、お前からやっつけてやるぞ!」
你讓老鼠子親自來都㫘用!老子看就是老鼠子看你會飛被你過收買了、他是想上天!
「・・・・・・」
コウモリは仕方なく、どこかへ飛んで行きました。
蝙蝠直接是㫘話講了、上了天飛走了去。
一方、木の上では鳥たちが集まって、だれを大将にするかを相談しました。
這邊、鳥大軍到商量應該由哪個來當統帥這事。
ハチやハエなど、羽のある虫たちも、鳥の味方としてやってきました。
別個這邊也你媽是聲勢浩大、連蚊子蜜蜂都過來開會了。
「タカが一番強そうだから、タカに大将になってもらおう」
カラスが言いました。
でも、スズメが、
老子看老鷹最屌!一口一個小麻雀、狠起來自己人都殺、我覺得就應該要老鷹來。
烏鴉就這麼捧起了老鷹的卵脬
麻雀過幫話講了。
「いいや、戦いは強いだけでは勝てない。キツネは利口だぞ。だからこっちも、それに負けないぐらい、利口なものでなくちゃ」
直接道出了問題的關鍵、別個主帥狐狸這聰明啦、我們肯定也要選條比狐狸更加聰明的啦、你這跟人拼死拼活的划得來啊?
と、言ったので、みんなは相談して、利口ですばしっこいハチを大将に選びました。
後面到麻雀的極力推崇下蜜蜂過變成了鳥王、㫘老鷹事了。
鳥たちの大将に選ばれたハチは、さっそく相手の様子を探りに出かけました。
蜂子當了王這就第一件事是去探敵方虛實了。
地上では、キツネを中心にして、けものたちが戦いのやり方を話し合っています。
飛狐狸大將腦鬠上面看他們開的是條甚麼狗雞巴會。
ハチはそっと近くにより、木の葉っぱの裏に隠れました。
蜂子這就好生的聽到、躲樹葉子後頭的。
キツネが、言いました。
這就聽狐狸這麼到講。
「いいか、わしがしっぽをぴーんと立てたら、どんどん前へ進め。そしてしっぽを下げたら、後へ下がれ」
老子到時候幫尾巴一抬你們就衝、幫尾巴一低你們就撤、懂?
それを聞いて、ハチはニヤリと笑いました。
(なるほど。これはいい事を聞いたぞ)
蜂子聽到別個狐狸這是要幫自己尾巴當軍旗啊、瞬間是笑了個卵脬翻天。
ハチはすぐに鳥たちのところへ戻ると、みんなに言いました。
蜂子也過跟到飛回去對到所有鳥交待了。
「けものたちが後へ下がり始めたら、一気に攻めてくれ」
さて、いよいよ戦いの始まりです。
當時候我想辦法讓他們撤、你們看人退就直接衝。
好啦、時間也差不多了、戰事打響。
大きな木の枝に、鳥たちがずらりと並びました。
這些個鳥大軍已經排列好了陣型隨時準備上到的、全到樹枝上面一個個排排站。
それを見て、キツネがさっとしっぽを立てました。
狐狸大將看到了樹上的鳥、抬尾巴了。
「それ、進め! 木から鳥をゆり落とせ!」
けものたちがいっせいに、駆け出しました。
跟老子過去用腦鬠撞樹!幫所有鳥都震下來啊!
這就一群走獸大軍開始衝了。
その時、ハチはさっと飛び立ちました。
でも体が小さいので、けものたちはだれも気がつきません。
這時蜂子也開始動了、走獸大軍直接是無視了蜂子、其實是蜂子太小、哪個都㫘得發現。
ハチはキツネのそばに来ると、ぴーんと立てたしっぽに、
「えいっ」
と、針を突き刺しました。
這就直接萬軍叢中蜂子來取狐狸大帥的狗頭了、就是你媽批的用屁股上的針幫狐狸一據。
「いたい!」
キツネは飛び上がりましたが、それでも必死にしっぽを立てて、
刺殺失敗、狐狸只是叫了一下、然後聲音是好他媽的大、走獸大軍紛紛轉過來看向狐狸大帥、但就看狐狸大帥臨危不亂、依舊是忍到痛都要幫尾巴繼續舉到。
「進め、進め」
と、叫びました。
一邊嘴巴裡面還到喊衝衝衝。
でも、ハチが何度もしっぽを刺すので、そのうちに痛くてがまん出来なくなり、キツネは思わず、しっぽを下げました。
但是這蜂子也不放棄啦、別個據你一下不行就據你兩下、兩下不行就據三下、一直據據據、狐狸也過不行了、尾巴萎了下去。
「おやっ?」
それを見たけものたちが、いっせいに立ち止まりました。
「後へ下がるんだ!」
サルが言いました。
走獸大軍就聽到王瘋狂的跳起來叫叫叫、回頭再看是王的尾巴都過趴了、猴子先鋒瞬間感到不對了、馬上傳令讓大部隊全撤。
「どうして、下がるんだよ。こっちが優勢なのに」
タヌキが言いました。
「早くしろ。キツネ大将の命令だ」
但是副將狸子就想不通啦、這為甚麼要撤啦、這麼大的優勢推過去就直接贏了啊。
猴子就直接講是狐狸王下的令、要別個快莫想直接退了對了。
そこでみんなは、慌てて後戻りを始めました。
それを見て、キツネがびっくりしました。
這就大部隊一下不曉得搞甚麼了、違是別個來龍了啊?一個個散的有點潰敗之勢了。
狐狸一看這樣子驚了。
こんなところで後に下がったら、せっかく優勢な戦いが負けてしまいます。
「何をしてる! 進め、進むんだ!」
直接想這你媽不能撤啊、一撤不就直接輸了啊、馬上大聲喊話前線快點繼續衝。
キツネがいくら叫んでも、しっぽが下がったままなので、けものたちは、どんどん後ろに向かって走りました。
「今だ!」
但可惜的是這狐狸王的尾巴被蜂子據麻了去、抬不起來了、這些個大軍那麼遠又聽不到、只能認令不認人、看到這狐狸王瘋狂嘶吼尾巴又是條垂傢伙、退得更加厲害了。
就到這時、鳥那邊看準時機來了、這就下一秒都過準備衝鋒了。
体勢を崩したけものたちに、鳥たちが一斉攻撃を開始しました。
「た、助けてくれえ~!」
看到走獸已成潰逃之勢、所有鳥是一下全上了。
這就聽到走獸大軍開始哭聲震天啦。
サルもタヌキもみんな必死になって、森の奥へ奥へと逃げていきます。
連主力的狸子還有猴子這邊也是節節敗退、一個個全退到深山裡面去了。
けれど、しっぽが痛くて動けないキツネは、とうとう鳥たちに捕まってしまいました。
「みんな、敵の大将を捕まえたぞ!」
但主帥的這邊的狐狸就不同了、是直接夾雞巴卵、被人生擒活捉了。
鳥這邊看到捉了你媽的狐狸王一個個是都好激動。
カラスが叫びました。
特別是烏鴉。
すると鳥たちが、ぐるりとキツネを取り囲みました。
這就一群鳥圍起來開始羞辱啦。
「どうだ。これでもわしらを森から追い出すと言うのか?」
聽講你好屌啊?還要幫我們所有鳥都趕出去啊?現在出去的是哪個啊?
ハチが尋ねました。
でもキツネは、
問這話的人是蜂子。
然而狐狸不屈服。
「ああ、必ず追い出してやる」
と、いばりながら言って、何度も森の奥を見ました。
講要喊蜂子等到遲早要有那一天的。
講話的同時一直對到深山裡頭窺視。
大将のキツネがいない事に気がついて、もうすぐみんなが戻ってくるでしょう。
そうなれば、鳥なんかいちころです。
狐狸想到的還是自己的主力軍莫不是發現自己被捉了、到時候衝出來幫自己救了哦、以現在這個戰力只要猴子和狸子來還能來得及挽回。
でも、誰もやってきません。
但看樣子這兩傢伙是幫狐狸王拋棄了去。
等那麼久也並㫘見人前來啊。
キツネは、だんだんに心細くなってきました。
こうなれば、もうあやまるより仕方がありません。
狐狸一下覺得有點不妙了、開始逐漸慌了起來。
感覺還拖一陣自己就肯定再劫難逃、直接過示弱了。
「わかった。わしらの負けだ。もう二度と鳥たちを追い出すような事はしないから、かんべんしてくれ」
講求全自己一條狗命、以後不對趕鳥這事再存一絲念想。
キツネは、鳥たちの前に両手をついてあやまりました。
こうしてこの戦いは、鳥たちの勝ちになりました。
狐狸王這就雙膝一跪、降了。
到頭來這場仗的最後還是由鳥類獲取了勝利。
負けたキツネは、まだ痛みのあるしっぽを引きずりながら、すごすごと森の奥へ戻っていきました。
狐狸也是如了意、至少自己狗命護到了、拖到那條已經抬不起的尾巴也慢慢退到別個看不到的地方去了。
「さあ、みんなでお祝いだ。ごちそうを食べよう」
ハチが、うれしそうに言うと、他の鳥たちがごちそうを並べ始めました。
するとそこへ、今まで戦いを遠くから見ていたコウモリがやって来たのです。
這就鳥贏啦、大家開起了慶功宴、而正是之前投奔走獸失敗的蝙蝠這時也飛過來了、打仗時這傢伙完全就是到看、現在看到有飯吃也過湊過來了。
「あの、ぼくもお祝いに参加させてください」
飛來、講了句恭喜恭喜啦、自己也是鳥一起過來湊個人頭啦。
するとタカが、怖い顔でコウモリをにらみつけて言いました。
但這就看到老鷹惡起一副臉開始不高興了。
「なんじゃ、今ごろやってきて! お前は鳥のくせに、わしらの味方もしないで!」
講你之前人啦?怎麼都不見你來?現在吃飯你來了?我記得你和老鼠是親戚啊!你到底是過來搞甚麼的!
するとコウモリが、申し訳なさそうに言いました。
「だってぼくは、羽があっても体はけものだから、今までどっちの味方をしたらいいのかわからなくて」
蝙蝠這也就吐實了、講自己是獸也是鳥、這老鼠是獸有了翅膀就是鳥、我實在是不曉得幫哪邊啦。
「そうか、でも体がけものなら、お前はけものの仲間だろう」
「うん、たぶん」
「なら、あっちへ行け!」
你講的對、但我聽人講這老鼠吃了仙丹就變成了蝙蝠、你既然是老鼠親戚那這老鼠是獸你就也應該也是獸。
對頭對頭!
快回你的老鼠洞!
そう言って、コウモリは鳥たちからも追い出されてしまいました。
就這麼到、蝙蝠又被鳥類們趕走了第二次。
そして今でもコウモリは、けものの仲間にも鳥の仲間にも入れず、一人ぼっちでいるのです。
到了現在蝙蝠還是加入不了走獸以及鳥類的行列、自此至終就那麼一直一個人。
おしまい
结束
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