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福娘童話集 > 日本民間故事 > 211-240

第 219話
(日本民間故事 219)
小僧になったキツネのお札

小僧になったキツネのお札
飛天神狐

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある寺に男の子が訪ねてきて、
「どうか、おらをこの寺の小僧にして下さい」
と、頼んだのです。
到好久以前一條廟裡面獨自來了條小兒、求到方丈過自己一口飯吃留到廟裡面幫雜打了。

そこで和尚さんは男の子を寺の小僧にしてやったのですが、小僧はとてもよく働く子どもで、掃除でも洗濯でも、何でも自分から上手にやります。
大和尚這就跟小男兒剃了度留他到廟裡面幫小和尚當了、一開始看別個才幾歲、穿衣服這些還莫興要自己幫忙搞、但是別個自己掃地洗衣這些傢伙都會搞、過免了大和尚操心了。

おかげで和尚さんの仕事はだいぶん楽になり、本当にいい小僧が来てくれたものだと、和尚さんは心から喜びました。
後面大和尚發現有了這條小和尚還就真方便、現在是自己的事都過變輕鬆了、廟裡來了條苦工跟自己免費打工來了、和尚想到這裡就笑開了花。

ところがこの小僧さんには、たった一つ欠点がありました。
但是這小卵日還是有不好的地方。

それは子どもなのに、『ガー、ゴー、ガー、ゴー』と、とても大きないびきをかくのです。
那就是廟裡面小、大和尚還有小和尚都是擠到一張床、一開始睡一起、晚上這小和尚鼾聲就是特別的大、後面這過實在不行又是搞了個隔間分開了。

ある夜の事、小僧さんのいびきがあまりにもうるさいので、和尚さんは小僧さんの部屋をのぞいてみました。
但兩傢伙還是隔的近啊、就是正對面、大和尚對門就是小和尚、也就是一扇門的間距、大和尚睡到對面這就又幫小和尚的鼾聲聽到了、人一下是睡不下去了、鋪蓋一揭、小和尚門口站到的。

すると小僧さんのお尻には、何とふさふさと毛の生えた立派な尻尾が生えているではありませんか。
「「・・・・・・!」
還到想這事到底要怎麼解決才好時、突然大和尚就看到這到睡覺的小和尚屁股上面怎麼一根尾巴插到的哦?這不就是條狐狸尾巴啊?
大和尚察覺有異、一下這人不敢作聲了。


和尚さんはびっくりしましたが、それでも小僧さんを起こさないようにと、そっとふすまを閉めて部屋を出ました。
想了你媽半天、門一拉當自己㫘看到、回房了。

翌朝、和尚さんの部屋に小僧さんがやってきて、きちんと座ってていねいに頭を下げると、こう言いました。
這就第二天、不曉得人是甚麼地方察覺了啊?小和尚進了大和尚房間、幫頭一佝、吐實了。

「和尚さん、実はおらは、近くの森に住むキツネでございます」
跟和尚講自己其實並不是人、而是住到這邊上的狐狸精。

そして和尚さんが見ている前で、小僧さんはキツネの正体を現しました。
講完這話馬上又是一變、到和尚面前現出原型了。

しかし和尚さんは少しも慌てず、落ち着いた口調で言いました。
大和尚看到後樣子看起來是一點不慌、用自己已經穩到的語氣講了。

「それがどうしたのじゃ? わしはお前がキツネでも、いっこうにかまわんが」
那又怎麼樣啦、你是條狐狸就是條狐狸咯、廟裡面有狐狸到也不是甚麼要緊事。

「いえ。そう言うわけにはいきやせん。術を見破られたら正体を現すのが、キツネの決まりですから」
狐狸就講了、是可以不要緊、但那是本來、現在我已經被看破了真身那就不能在留了、留到這裡的只能是條人、而我現在已經是條狐狸了。

どうやらキツネは、和尚さんが夜中に様子を見に来たのに気づいていたようです。
看樣子狐狸是曉得昨天自己幫狐狸尾巴漏了讓大和尚看到了啊。

「はばかりながら、おらは化けるのが得意です。おらは色々な物に化けることが出来ますが、空を飛ぶ物にはどうやっても化けられませんでした。そこでこのお寺の天井裏にある、不思議なお札を手に入れようと思いました。そのお札があれば、トンビの様に空が飛ぶ事が出来るそうです」
話講到這裡狐狸又透露出了另外一個信息、那就是自己本來的目的、狐狸講自己修行也有了百年、現在已經本事通天就差上天了、但這上天就需要能到天上飛、自己甚麼都可以變、但就唯獨這天上飛的傢伙不行、我到你這廟裡面來其實也是為了打你天花板高頭放房梁上的那張神符的主意、那是張飛天神符、我就差取它飛天了。

「はて、そんなお札があったかのう?」
大和尚自己都還不曉得我這廟裡面還有這傢伙到啊?

「はい。先々代の住職さまが、天狗と問答勝負をして手に入れたものだと聞いています。おらはそのお札を頂きたくて、今まで和尚さんのお世話をさせていただいたのです」
狐狸也過就透露了講這立廟之初、前代前代前前代的主持有過跟天狗打賭從別個手上贏回來一張收到廟裡面的、我跟你白打了這麼久的工、但是一開始接近你其實就是為了那張符。

「ふむ、そう言う事なら、その札をくれてやってもよいぞ。だが、一つ頼みある。わしに何か、芸を見せてくれんか。お前ほどのキツネなら、さぞかし立派に化けるじゃろう」
大和尚瞭解完這就也開始講了、講既然你要這飛天神符那就過你算它、自己也留不到用它飛天啊、我要幫天上了搞甚麼傢伙哦、但你前面講過你有通天之能、就差上天了、我就想你讓我見識一下你本事到底是有好大啦?到底是個怎麼通天法。

「はい。お安いご用です。それでは、お釈迦さまの行列をお目にかけます。ただし、『もったいない』とか、『ありがたい』とか言わないで見ていてくださいよ。でないと、術が終わってしまいますから」
簡單、你是條和尚那我就來演法一遍這當年的萬佛朝宗、但是你看歸看、途中千萬不能發聲、只要一驚訝這就算你輸了去、我也就要停了。

そう言ってキツネは、くるりととんぼ返りをしました。
只見這狐狸就是天上一條空翻。

するとあたりの景色が急に変わって、咲きみだれる桜の木の下をたくさんのお坊さんをしたがえたお釈迦さまが、ゆっくりと歩いて行くのが見えたのです。
大和尚一下遁入幻境了、就看到一尊大佛高座上面坐到、九天十地的無數菩薩羅漢全往這邊飛過來聽人講法了。

そのあまりの美しい光景に、和尚さんは思わず手を合わせて、
就等到佛祖幫嘴巴一張、大和尚自己這就也開始兩個手板一合作起揖來了

「ああ、もったいない事じゃ。ありがたい事じゃ」
と、拝んでしまったのです。
還㫘聽到究竟是講了甚麼雞巴、瞬間這就是五體投地銘感五內、一下好激動的開始瘋狂了。

そのとたん、桜の花もお釈迦さまの行列も消えてしまいました。
大和尚這一下人㫘穩當到、太過於激動、都還㫘聽完佛祖講完一句法、幻境消散、一切又如常啦。

そしてハッと顔をあげると、青い空にお札を持った一匹のキツネが、トンビの様に円を描いて飛んでいるのが見えたそうです。
等和尚馬上清醒、曉得自己這下虧啦、抬頭瞬間就又看到別個狐狸剛跟自己演示完了通天現在又開始上天了、天上就一尾狐狸像條鳥樣的飛到的、嘴巴裡面叼到的也正是別個謀算已久的飛天神符、這下如意啦。

おしまい
结束

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