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福娘童話集 > 日本民間故事 > 211-240

第 221話
(日本民間故事 221)
金樽(きんたる)イワシ

金樽(きんたる)イワシ
金樽魚

日本語 ・日本語&中国語

天の橋立(はしだて)の外側の海を与謝(よさ)の海、そして、内側の海を阿蘇(あそ)の海と呼び、むかしから阿蘇の海で獲れるイワシにかぎっては、金樽(きんたる)イワシと呼ばれています。
從好久以前開始這天橋立就有內海還外海之分、內海喊阿蘇海、外海則是為與謝海、孕育到內海阿蘇的大量沙丁魚群、也唯有到這裡產出的鰯魚才能夠被稱之為金樽。

これはその、金樽イワシに関するお話です。
這就講這金樽到底是有好神。

むかしむかし、丹後(たんご)の国に、藤原保昌(ふじわらやすまさ)という殿さまがいました。
故事的開頭要先講起這丹後國的藩守、人名喊藤原保昌。

この殿さまは京都に長い間住んでいた人で、とても風流好みの殿さまでした。
人到成為丹後國國主之前也是講一直到上京這塊混到的、算是讀過書的城里人、所以就喜歡搞些狗麻批的花鳥風月。

ある夜の事、この風流好みの殿さまが、阿蘇の海に舟を浮かべて酒を飲みながら、月を眺めていました。
這天夜、藩王又來了雅興、人到阿蘇內海扁舟裡面坐到的、把酒問月。

「なんと美しい月の眺めじゃ。京で見る月も良いが、この海から見る月は格別じゃ」
海平線上一輪明月托起、藩王這時就曉得鄉里的好了、這天上有星星又有月亮、這點比城裡是好上好多。

殿さまは上機嫌で、だんだんと調子にのって酒樽を叩いたりしています。
♪ポンポコポン
♪ポンポコポン
藩王人心過一開擴、這酒又是到半醉半醒之間一杯杯往肚子裡面開灌。
期間王與隨同之間酒杯的磕碰聲是一陣一陣、完全不見停。


すると不思議な事に、酒樽を叩くと殿さまの舟の周囲にイワシの大群が押し寄せてきて、殿さまが叩く音に合わせて、イワシが飛びはねるのです。
這就聽到酒杯鈴鐺叮噹響、聲音吸引過來了一潽鰯魚群幫王乘的小舟竟是圍了、合到這杯子的磕碰聲、又是一條條的躍出水面爭先起舞。

ところが調子にのりすぎた殿さまは、ふとしたはずみに酒の入った酒樽を海に落としてしまったのです。
王不曉得這是不是魚到要食、幫自己酒杯一投入海、跟這群小魚兒一起也共飲一杯。

すると、今までいたイワシの大群も急に姿を消してしまいました。
可能之前的下酒菜是大魚大肉之類、骨頭甩水裡迎來了魚群、但這一下酒精下去魚群想這是甚麼狗麻批?一個個感到危險全你媽奔了。

さて翌日の事、漁師たちが漁に出ると、何干何万というイワシが捕れたではありませんか。
漁師は大漁に大喜びして、その一部を殿さまに届けました。
次日早、王人也已經躺到府裡面休息了、但這時海邊的漁夫們則是才醒想趁早打幾個魚、今天的船員一出海、是魚訊好卵脬翻天、船都要跟你壓垮了。
後面這魚實在是大多、幾條漁民一起去了官府幫門一拍、出來條當官的、跟人講這些魚幫自己全抵稅了。


そして、そのイワシを一口食べた殿さまは、
這魚實在是太多、作成魚幹這又就不如鮮魚好吃了、當官的趁到魚還鮮、選出些好的又過跟王呈上去了。

「おお、なんとうまいイワシじゃ。このイワシはきっと、酒樽の身代わりに違いない」
と、大喜びしました。
王前一天投餌、第二天這就吃魚、過就感覺這事妙、接連拍手、又感覺這味道好、直呼這些魚就絕對是自己甩落去的酒杯所化、不曉得是開個甚麼心。

そんなわけで、その後、阿蘇の海で獲れるイワシを金樽イワシと呼ぶようになったのです。
後面有了這條典故過就幫出現到阿蘇內海的鰯魚全以王的酒杯命名、喊別個金樽了。

おしまい
结束

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