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福娘童話集 > 日本民間故事 > 211-240

第 238話
(日本民間故事 238)
長兵衛と天女

長兵衛と天女
劣情

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、芥子(けし)を作るのが上手な、長兵衛という百姓がいました。
到好久以前有條喊長兵衛的農民是條種罌粟高手、別個就是專門只種罌粟的。

長兵衛の広い畑は、全てが芥子の畑です。
長兵衛幫自己所有田就全你媽的种上罌粟花海。

春になると芥子は花を咲かせて、それは見事な花畑となりました。
特別是春天、等這罌粟花含羞待咲而出、這花海的映像就更加相符了。

ある日の事、その花畑に、天から天女たちがやって来たのです。
有天這片花田就過幫天上飛的幾條仙女過吸引下來了。

天女たちは空飛ぶ羽衣(はごろも)をたなびかせて花畑に舞い降りると、羽衣を近くの木にかけて花畑で遊び始めました。
這花海既不是湖也不是海、但依舊讓仙女褪去了羽衣到萬花叢中翩舞。

それを見つけた長兵衛は、
(なんと美しい。あんな美しい女が、おれの女房であったら)
長兵衛看到如此乖的美女、第一眼過就是直接想了、這過已經開始盤算到怎麼幫別個男人當了這事了。

と、思い、天女が木にかけていた羽衣を一枚、花畑の中に隠したのです。
就算別個㫘得這羽衣也能飛天、那到時就收到自己屋裡當個家寶、天天聞香也好啦、長兵衛這就幫仙女掛樹上的羽衣一抽、變自己的了。

やがて天女たちは羽衣をかけた木の所へ戻ってくると、その羽衣を身にまとって空に飛び上がりました。
這一群群仙女最後玩累了去、盡興後似是準備離開著起了衣、長兵衛謀走了自己認為是最乖的那一件、也使其中一個仙女失了衣。

でも一枚の羽衣を長兵衛が隠してしまったので、一人の天女が天に帰れず、その場に取り残されてしまいました。
這被奪去翅膀的天女也過只能獨自留到原地焦慮了。

長兵衛はそれを見ると、親切そうに声をかけました。
長兵衛這時出馬了、對到美女親切的喚出了聲。

「こんなところで、何を探しているのですか?」
欲擒故縱的問她是要到逽甚麼?

すると天女は、自分は天から来た天女で、羽衣がなくなったために天へ帰れないことを告げました。
聽到別個講了一些長兵衛早就心知肚明的話、無非是自己從天上下了地、不見了紗還不了天了。

「なるほど、それではさっき、風が吹いて飛んでいった羽衣は、あんたの羽衣だったのか。
あんたの羽衣は、この花畑のどこかにあると思うが、何しろこれだけ広い花畑では探しようがない。
でも、大丈夫だ。
そのうち花が散って芥子坊主になれば、あんたの羽衣もすぐに見つかるだろう。
その時は、おれも一緒に探してやるから、それまでおれの家にいるといい」
長兵衛這就開始哄、講肯定是紗輕被風吹走、但還是要讓別個莫急、講這紗飛再遠無非也是只能到這花叢之中、自己就是這花海主人、雖然現在不好逽、但㫘幾日花就得散落枯萎了、到時候視野一片廣闊、我們那個時間就再一起去逽、你到時就能飛天回去了、這幾天可以就先到我屋留到。

「・・・はい。お世話になります」
こうして天女は、長兵衛の家で暮らすことになりました。
天女被拐進了門還要向到長兵衛道謝感謝別個收留。
就這麼到、長兵衛與天女走一起去的機會就來了。


さて、芥子の花が散る頃になると、天人は長兵衛に約束の羽衣探しを頼みました。
すると長兵衛は、
「いやいや、花は散ったけれども、まだ葉が青々しているから無理だ」
と、言って、羽衣を探そうとはしません。
這花無十日紅、待紅花散去仙女便開始催促長兵衛出門幫自己一起逽紗了、但長兵衛講了、㫘了紅花還有綠葉、要等這綠葉也一同散去衣服才得好逽。

そしてその葉が散ってしまうと、長兵衛は仕方なく天女と一緒に芥子畑へ行きました。
葉子即便長青難衰、長兵衛也是只能拖到入秋、時間一到再無搪塞之辭、也只能去了。

すると隠しておいた羽衣は雨風にさらされてボロボロになり、いくら天女が身にまとっても飛ぶ事は出来ませんでした。
但這長兵衛是條狠人、自己要聞就聞你、何必嗅你衣服啦?他不是幫人衣服偷偷收到天花板裡面好生放到的、而是自那天起就那麼直接甩到了花田裡面、讓人逽不到、這幾條月過去、風吹雨打、衣服早就已經稀巴卵爛的了、仙女一穿也發現無法飛天了。

それからの天女は、毎日毎日、泣き暮らす日々でした。
そんな天女を見て、長兵衛は天女に本当の事を言いました。
仙女哭了、從這天起是日日哭夜夜哭都要哭死了過去。
長兵衛看時候也差不多了吧?現在就讓你曉得甚麼是驚喜。


「すまんかった。
実は、お前を女房にしたくて、おれが羽衣を隠したんだ。
このつぐないに、望む事があったら何でもしてやるから」
驚喜就是取走你衣服是我、幫你衣服收起來故意讓你飛不了天的也是我、讓你有了衣服也還是無法上天的人還是我。
錯就錯到你碰到的人是我、從你被我看到的那一天開始你的命也就這麼被註定了、或者講是我的。
我不後悔甚至還打算逼你結婚、但現在又看到你哭成這條樣子、我可以為了彌補自身的內疚為你去作幾件事、我也不曉得能否可以、但你就儘管講。


すると天女が、こう言いました。
「それでは、ハスの花の茎を千本取って来て下さい。わたしはそれで、糸をつむぎます」
そこで長兵衛は、何日もかけてハスの茎を千本集めました。
天女一下是人突然冷靜不哭了、仇敵在前又豈能讓其窺見自己醜態、直接講了自己要人去取這蓮池荷花根鬚千緖、以備自己打線之需。
這就長兵衛言必諾、天天跑到有荷葉的地方去跟你摘這條蓮根去了。


天人はその千本の茎をほぐすと、目に見えないほどの細いハスの糸をつむいで、機(はた)にかけて、世にもきれいな羽衣を織り上げました。
只見萬事俱備、仙女開始穿針引線了、這一根根蓮鬚細絲被天女編織成輕縷、上了織機不一陣又是一件羽衣到手了。

そして羽衣を織り上げた次の日、天女は玉のような男の子を産みました。
看到出來的是衣服、男的再蠢也曉得了此時此刻是離別之日近了、也許這就是明日了、直到最後的離別之日、是已明又互不相明的兩人心緒、這天是不曉得發生了甚麼、興許是這天人體質殊異、就到衣服出來的第二天一早、天女幫條小男兒是抱到手裡面了。

天女は男の子を長兵衛に手渡すと、悲しそうに言いました。
臉上並也㫘得甚麼孕育出新生命的喜悅之情、唯獨就是悲切、對到長兵衛。

「お名残り惜しいことですが、わたしが天に帰る日が来ました。
あなたと過ごした思い出に、この子を残して行きます。
我走了、到天上去、關於跟你的一切、結束了、包括他。
這過就又是幫剛臨盆的小兒男人手上一交、不要了、但過又好似不捨。


この子は乳がなくても育つ天人子(てんにんこ)ですが、もしもむづかる時があったら芥子畑に連れて行って、芥子の花びらに乗っている朝露夕露を吸わせて下さい。
講這天人體質殊異、這小傢伙不需要母乳也可以存活、天人尤愛花露、晨間或是傍晚你可以帶他去罌粟田裡面飲、他若是鬧的話。

それでは、さようなら」
我走了。

天女は羽衣を身につけると、フワリフワリと空高く舞い上って天に帰ってしまいました。
天女講完這最後一句、頭過也不回、像是無任何一點不捨就這麼上天漂啊漂的不見了。

その後、長兵衛は天女が恋しくなると、男の子を抱いて芥子畑に立ちました。
するとその度に、天から天女の美しい歌声が聞こえてきたという事です。
在此之後、每當長兵衛又想起了自己曾經和天女還有過這段情、就感覺變得跟作夢一樣開始恍惚、抱到這曾經現實的實質獃站到罌粟田、又沈醉於過往了。
每當發生這種事的時候天邊就似乎可以聽到天女的歌聲到自己耳朵縈繞、但怎麼望天、別個都是再不敢跟你下來了。

おしまい
结束

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