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福娘童話集 > 日本民間故事 > 241-270

第 265話
(日本民間故事 265)
左甚五郎の彫ったヤマネコ

左甚五郎の彫ったヤマネコ
妖貓

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村に、杢市(もくいち)という、目の不自由なあんま(→マッサージ師)がいました。
到好久以前這有條村裡面就有條喊杢市的捉龍筋師傅、別個還是條瞎子。

ある日の事、杢市は珍念(ちんねん)というお坊さんにあんまを頼まれて、お寺へ出かけていきました。
有天這廟裡面的和尚突就龍筋癢了去、幫人杢市老師傅一喊、呼人進廟了。

そして珍念の体をもみはじめるなり、杢市の顔がみるみる青ざめていったのです。
老師傅雖講是瞎子、不過手巧心明、別個越抓這和尚是越幫自己抓出一聲冷汗。

(この手触りは、人間ではない!)
因為他摸到了、這皮膚自己怎麼感覺都不像是條人啊、絕對就不是人!

杢市の様子に気づいた珍念は、鋭いキバをむくと、うなるような声で言いました。
和尚看這按摩師傅跟自己按摩、怎麼反而是自己開始緊張了哦、突然也就一下懂了。

「杢市よ。わしの事を、誰にも話すでないぞ。もし話したら、お前の命はないと思え」
哦!爹曉得了!你也曉得了啊!但曉得就莫幫這事講出去啊、不然後果你懂的。

珍念の正体は、ヤマネコの化け物だったのです。
師傅曉得是曉得、但不是那麼曉得、他只摸出了這和尚皮膚異與常人、但卻不曉得他就是條石虎精。

ヤマネコは杢市をにらみつけると、お堂から逃げていきました。
這剛跟你嫖資一付、但卻雙方是各自掏出一根大屌、看來這交易也是無法再進行落去、嫖客一撤、幫老師傅一人留到廟裡了。

ヤマネコがいなくなると、杢市は村までの道を何度も転びながら逃げ帰りました。
這客人不曉得去哪裡了、又他媽好像不是條人而是條妖怪、這一下老師傅是魂飛魄散快點跟你跑啊、路上跑的太急跟頭都栽了好幾道、不過終幸好是到屋了。

そして傷だらけになった杢市を心配する村人たちに、つい、ヤマネコの事を話してしまったのです。
村裡人看到老師傅連忙進屋鎖了門、身上又是一身傷、都過去問話關心他去了。

「なんと。あのお坊さんが、ヤマネコだったとは!」
這一下就過是幫石虎的料跟你爆出來了。

「わざわいが起こる前に、何とかしないと!」
甚麼!廟裡面的老和尚是條石虎!

自分たちのお寺にヤマネコの化け物が住みついていると知った村人たちは、山狩りをしてヤマネコ退治をする事にしました。
這一問全村是你媽炸了鍋、幾條獵人一喊火槍一架全部跟你上山去弄這石虎精了。

次の朝、村人たちは棒や竹やりを持って、お寺のある山をぐるりと取り囲みました。
但當時年代可能還比較久遠、他就還㫘得火槍、是一條大清早、一村人全部提起了鋤頭上了山幫一山跟你包了。

そして日暮れまでヤマネコを探しましたが、ヤマネコの姿を見つける事は出来ませんでした。
但山上是跟你逽了一圈都逽艽了也㫘看到條甚麼石虎精啊。

「ひょっとしたら、お堂に隠れているのかもしれんぞ」
不對!我們搞錯了!要圍廟!絕對這就是你媽躲到廟裡面的啊!

そこで二十人ばかりの若者がお堂に飛び込み、隠れていたヤマネコを退治したのです。
好傢伙、這就二十條青壯一人一把鋤頭對到廟裡面衝進去了、直接講結果就是石虎稀爛。

「やった! ヤマネコを退治したぞ!」
「これで村は、救われた!」
幾鋤頭一下去這條小貓兒還有命啊、看到這禍害一死大家就開始了歡呼。
都講這下可以放心、已經幫廟裡面的妖怪除了。


その次の年から、村では毎年正月三日になるとヤマネコの皮をはいだ敷物をお堂の床に広げて、それを見ながら化け物退治を祝った酒盛りをするようになりました。
村裡還因為這事此後都有了一個節慶、那就是到每年的正月初三大家都進到廟裡面去、先是到大堂的地板正中鋪上那麼幾張當初的石虎皮地毯、然後再是全村一起坐到上面好高興的幫酒吃了這條樣子。

それから何年かたった春の事、左甚五郎(ひだりじんごろう)という有名な彫物師が、このヤマネコ退治の話を聞いてやって来ました。
這節慶是年年都有、一直持續了那麼個好多年、連外面的其他地方都曉得了這村的退妖傳聞了、有條開春、一條喊左甚五郎雕刻師傅也是慕名前來。

村人たちに案内されてお寺にやって来た甚五郎は、お寺を一目見て言いました。
進了村就講自己也想瞭解你們村這裡的石虎精廟一下、別個村人這就帶到雕刻師傅去啦。

「この寺には、殺されたヤマネコの怨念(おんねん)がさまよっている。
但人一進了廟、就煞有其事的講著廟裡面有怨氣、而且比較濃。

何も悪い事をしていないのに殺されて、さぞ無念であったろう。
這肯定就是那條石虎殘留、你們幫他殺了、但是他這都還㫘開始害人啦、所以就怨。

ヤマネコの怨念は間もなく力をつけて、村にたたりを起こすだろう。
這怨氣我看久不得消散的話反而還會變的越來越強大、到時候直接莫怕是要化作怨魂詛咒全村哦。

その前になぐさめとして、ヤマネコを彫ってやろう」
我意思是講讓我現在到這廟裡面幫尊石虎像雕刻起來、跟別個到廟裡面供養到、看到時可以幫這股怨氣鎮到吧。

甚五郎はノミを取り出すと、お堂の棟木にヤマネコの顔を彫りました。
就看五郎一通鬼話講完、已經是取出自己的搓刀開始改這廟裡面的大柱了、不一下上面是已經被鏤出了一張石虎面容。

そのヤマネコの顔は、殺されたヤマネコにそっくりでした。
村人看了之後還都講這就和當初被打死那條是一模一樣啊。

彫り終えた甚五郎は、ヤマネコの怨念に言いました。
村民這就看、五郎繼續雕、全部完工後、五郎人又是對到大柱上面的石虎上了三根香。

「ヤマネコの怨念よ。この彫った顔に、さまよう魂を宿すがよい。村人をうらむ事なく、ここで生き続けるがよい」
講這今後就是你的屋、莫要幫這怨氣撒到村裡面了、今後就到廟裡面由村裡面一起供養。

すると彫った顔にヤマネコの魂が宿ったのか、彫り物の顔が悲しい声をあげて、
就看這三根香一點是畫龍點睛、突就是貓魂歸位。

「ニャー、ニャー」
と、鳴いたのです。
大柱上面的石虎就是那麼直接一叫、略帶幾分悽慘。

それから毎年春の夜になると、彫り物のヤマネコは悲しい声で、
「ニャー、ニャー」
と、鳴いたそうです。
而就到這事結束、五郎走後大家也各自歸屋、也不曉得貓是不是因為只雕了一隻、當初忘記跟他少了個伴、現在是一到春天了廟裡面柱子上的石虎就跟是發了情一樣的半夜叫個不停。

おしまい
结束

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