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福娘童話集 > 日本民間故事 > 241-270

第 269話
(日本民間故事 269)
かかと太郎

かかと太郎
踋太郎

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある山奥の崖の上に、山姥(やまんば)が小さな小屋を建てて住んでいました。
到好久以前山高頭住一鬼婆、別個還幫條茅草棚棚搭這裡的。

山姥は毎日の様に山から里にやって来ては、
「酒を出せ! 食べ物を出せ!」
と、叫んで歩いていました。
鬼婆選擇住這裡主要是山底下就有一條居落、三五不時肚子一餓想幹點小酒魚肉啊就下到這條村、爹來了!爹來了!快點幫爹跟你們的酒肉全部都跟我獻了!只要這麼一喊、讓村民們一怕、基本上肚子都能飽。

その里には若夫婦が住んでいて、お嫁さんのお腹には赤ちゃんがいます。
山上面就這麼一條大爹到、但是村裡面還是選擇不搬、繼續跟別個鬼婆共存亡、有對年輕小夫婦是還準備到這裡生條兒繼續住到、都已經懷了。

ある日の事、夫が町に買い出しに行こうとすると、お嫁さんが言いました。
這天男人就講自己要去鎮上跟屋裡買點貨、堂客不願意了。

「一人だと山姥が怖いから、わたしも連れて行って」
講你走了我一個人怕啦、這山上鬼婆子萬一來我屋索我怎麼搞哦?要上街我們一起上街!

「しかし、外はこの大雪だ。もし転んでお腹でも打ったらどうする。それにこの大雪なら、さすがに山姥も来ないだろう」
外面下到雪你還一起來搞甚麼?再講我看這雪都下到了鬼婆肯定也是不得再下山了。

「でも・・・」
那她就萬一下了啦?

「そんなに心配なら、お前を長持(ながもち)の中に入れてカギをかけ、家の高い所に吊してやろう」
那我幫你鎖箱子裡面收到天花板裡面去等我回來啊?

「はい、お願いします」
這方法好啊!我就到箱子裡面不出來、等你來跟我開鎖!

夫はお嫁さんを長持の中に入れてカギをかけると、天井の張りに吊して出かけました。
不曉得這人是怎麼想的、為防條鬼婆讓人的男的幫自己鎖箱子裡面收到去了。

ところが夕方になると雪が止んだので、山姥が里にやって来たのです。
男的還真講對了、這鬼婆是不喜歡雪、一直到山上㫘下來、但爛案子、就到天要快黑的時候雪正好停了、好啦、爹來了!

「酒を出せ! 食べ物を出せ!」
酒肉!酒肉!快點幫你屋的酒肉跟爹獻了啊!

山姥は若夫婦の家の前で立ち止まると、家の中に入って来て言いました。
兩小夫妻屋離鬼婆的山上最近、別個還就是第一個幫你屋的門敲了。

「酒を出せ! 食べ物を出せ!」
しかし、返事がありません。
我肚子已經餓了!快點跟老子交貨啊!今天的貨啦!
但是屋裡㫘人應聲啊、男的已經出去了、女的被鎖到箱子裡面大氣不敢喘。


「おや? 確かに家の中から、人間のにおいがしたのだが」
耶嗨?不對啊?人啦?老子明明聞到有那麼一股騷氣到啊?肯定就應該是有啦。

山姥は家中を探し回ると、大きな声で言いました。
鬼婆已經猜到了是這屋人估計到躲自己、自己鼻子這麼靈、絕對不得有錯的。

「どこだ! どこに隠れた! 隠れていても、においでわかるぞ!」
躲!繼續跟老子躲!你躲到以為這今天就跑的脫啊?老子曉得你到!爹馬上這就索你命來了!

お嫁さんは天井の長持の中で息をひそめて、ブルブルと震えています。
一聽到索命、箱子裡面的女是嚇得個不得了、全身都到開始瘋狂的打㥬。

「ふむ、出て来ないつもりか。それなら・・・」
你是真的不打算出來是把!莫幫老子惹發火啦!

山姥は、お嫁さんのたんすから縫い針を取り出すと、それの縫い針に命令しました。
繡花針!去!就看這鬼婆幫自己一件法寶一取、那估計就是她自己年輕時的嫁妝、一根繡花針。

「さあ、お前の持ち主の所へ、飛んでいけ!」
すると縫い針は、
パン!
這針看起來就有靈性、他還會自己飛、而且還能聽懂人話、就聽到鬼婆已經命令到繡花針去逽到這屋中主人幫別個穿了去了。

と、音を立てて飛び上がると、天井に吊された長持に突きささったのです。
「そうか、あそこか」
指令一下、鬼婆這下曉得了、看到自己的針線往天花板上一飛、鬼婆又抬頭一看、全你媽懂了、好傢伙、原來是到那裡啊!

山姥は手足の鋭いツメを家の壁に突き刺すと、ヤモリの様に壁や天井を登って長持ちを吊るしている縄を切り落としました。
但這天花板要怎麼上啦?簡單、鬼婆這指甲就跟條熊娘阿婆一樣、分分鐘就是跟你破冰鎬上雪山了、爹來了!稀爛、就聽到一聲響、箱子已經被鬼婆搞落來了。

そしてカギのかかった長持を怪力で壊すと、中でブルブル震えているお嫁さんを頭からバリバリと食べてしまったのです。
最期待的環節現在來了、那就是開寶箱、鬼婆直接就是抬起箱子用力往地下一甩、這鑰匙都不要的、你鎖有條卵用、箱子直接粉碎、出貨、面對面啦、爆出來的堂客就認到鬼婆的、而鬼婆也盯到堂客、堂客期間一直到抖、鬼婆為了讓堂客不再害怕繼續抖、就幫別個從頭到尾開始吃了、吃完後這下別個就不抖啦。

その日の夜遅く、夫が家に帰ってみると、家の中には壊された長持と山姥が固くて食べ残したお嫁さんのかかとが残されていたのです。
夜、男人買完東西回來了、先是㫘進屋就發現門已經是開了、再進門就看到四散的箱子碎片以及自己堂客被鬼婆吃剩的殘骸、看到那條還被吃剩一隻不要的踋、男的心都涼了。

それを見て全ての事を知った夫は、泣きながらお嫁さんのかかとを紙袋に入れました。
人抖到過去幫踋一撿、在幫屋裡的這樣子稍微收拾一下、坐下來這時是需要重新考慮一翻今後的打算了。

そしてそれを仏壇に置くと、毎日毎日お経を唱えて殺されたお嫁さんとお腹にいた赤ちゃんの成仏を祈りました。
男的想了半天、先是至少這人死了要祭慰一下吧、這只有一條踋了埋了也不像啊、屋裡佛壇上面一放、開始天天唸經跟死人超度了、要自己堂客跟小兒來世再投條好胎。

そんなある日の事、お嫁さんのかかとを入れていた紙袋からゴソゴソと音がするので、不思議に思った夫が中を見てみると、なんとかかとのまん中がぱっくりと割れて、中から小さな男の子が生まれたのです。
日子一久男的後面一個人也習慣了、差不多開始放下了傷痛、淡了、但就到這時、屋裡的佛壇案桌上面開始有動靜了、男的快衝過去一看、發現是自己堂客被吃剩的那一條踋到躁動?!就看到這條踋掌開始腐爛脫落、而此時踋掌裡面的一條小娃娃也漸漸的露頭了。

「なんと、かかとから赤ん坊が! これはきっと、山姥に殺された二人の生まれ変わりに違いない」
甚麼!踋太郎!這是我堂客跟我兒的怨念轉化為行動投胎逽我來了啊!

夫は男の子に『かかと太郎』と名付けて、大切に育てました。
男的始終認為這踋太郎就是自己未出生的小兒加上堂客轉世、待他一直是好親、這就又變成一屋人了。

さて、このかかと太郎は生まれた時は小さかったものの、ご飯を一杯食べさせると一杯分だけ、二杯食べさせると二杯分だけ、三杯食べさせると三杯分だけ大きくなる子どもで、十年もすると村一番の大男になっていたのです。
但畢竟是條從踋裡面出來的怪胎、還是和常人殊異、別個光吃不拉、身體你莫看小小一個、但是他吃一碗飯就長大個一碗飯的個頭、一餐吃三碗、一天吃三餐、一直持續了十個年頭、吃了不曉得好多餐、踋太郎到村裡面已經是巨人中的巨人、巨人王了。

そして父親から母親が山姥に食べられた事を聞かされると、白くて平たい石と菜種油(なたねあぶら)を持って山姥退治に出かけました。
太郎有天就突然問爹了、講我到底是不是你生的、為甚麼我這麼大、你這麼小啦?還有我媽啦?男人就吐實一講、太郎懂了、原來當初自己還㫘出生之前就已經死過了一次啊、知了這前世因緣、也過曉得了這自己生落來的使命、講自己要去到山上弄鬼婆子去了、幫屋裡石磨一提加桶菜籽油。

「道に迷ってしまった。すまんが今夜泊めてくれ」
但走了一半、路迷了、踋太郎看天色已晩、剛好看到前面有條屋、就講先到那裡歇一夜就是、既然白天都迷路了那就更不要講晚上走夜路摸蛆了。

かかと太郎は道に迷った旅人をよそおって山姥の小屋に入れてもらうと、泊めてもらうお礼にと山姥の大好きなお餅を焼くふりをして、持ってきた白くて平たい石を焼き始めたのです。
但那條屋其實就是鬼婆的屋、而踋太郎也曉得、他就是故意裝成一條迷路的樣子主動上當來的、鬼婆看到有肉上門、而且還這麼大一塊啦、連忙就是好好好的幫太郎往自己屋裡邀、而太郎就講感謝老婆子、我這裡有塊粑粑、我們一起吃。

そして湯飲みに菜種油をなみなみとそそぐと、焼けた白い石を山姥に差し出して言いました。
粑粑火塘裡面一燒、踋太郎又是取出了茶碗、一壺菜籽油碗裡面一倒、等這所有的套都跟你上好、太郎講話了。

「ばあさん、餅が焼けたぞ。この餅は、一口で食べるとうまいぞ」
婆、這粑粑好了啦、我過你先吃、你先咬一口然後剩的就全是我的、你看你這一口吃的到好多。

「おお、そうかそうか。ではさっそく」
那我就先了啊。

山姥は大きな口を開けると、焼けた白い石をパクリと飲み込みました。
就看鬼婆直接是咬也不咬、粑粑也不帶跟你撕下子的、嘴巴能有好大張好大、一口全吞了。

そのとたん、
「あぢぢ! あぢぢ!」
但可惜這根本就不是一塊白粑粑、別個就是踋太郎他屋的石磨、只是刷了漆看起來白白的一個、而且明明已經被火加熱過那麼久了、現在鬼婆一口入肚、感覺就是穿腸破肚一般的疼痛。

と、お腹の中をやけどした山姥は、お腹を押さえて転げ回りました。
不行了、鬼婆開始了到地上打滾。

「あわてて食うからだ。ほれ、この水を一気に飲むといい」
水水水!我跟你端過來了!你莫那麼猛吞啦、又㫘人跟你搶、早曉得我就一個全讓起你了、讓你慢慢吃!

かかと太郎が菜種油の入った湯飲みを差し出すと、山姥はそれを一気に飲み干しました。
而太郎面善心狠、嘴巴裡面講的好聽、但其實送到鬼婆手上的根本就不是涼水、那是他早已備好的那碗熱油。

すると山姥のお腹の中で菜種油が燃え上がって、さすがの山姥も死んでしまいました。
「おっかあ、仇はとったぞ!」
鬼婆連忙又是接過熱油一飲、入喉瞬間肺腑火氣倒灌腦天而上、七竅吐火一命嗚呼了。
踋太郎大仇得報、不顧別個已經燃起來的房屋、到一片火海點亮的夜色之中、徑直的下山了。


こうしてかかと太郎が山姥を退治してくれたので、それから里の人々は平和に暮らす事が出来ました。
就講鬼婆著踋太郎這麼一滅、時間一長、村裡面的鄉民發現鬼婆都不再下山索東西來了、一個個是全部好高興、以為別個肯定也是活到頭了、那自己的這苦日子也是到頭啦、日後的太郎則也是跟老頭一起到這裡平靜的渡過了一生。

おしまい
结束

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