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福娘童話集 > 日本民間故事 > 271-300
第 298話
(日本民間故事 298)
傘を広げる掛け軸の女
回馬槍
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、珍しい物好きな長者がいました。
到好久以前的一條地主這就好喜歡收集一些個奇珍異寶。
その長者のうわさを聞いた旅商人が、一本の掛け軸を持ってやって来ました。
有條專門跑商的商客曉得這條消息也是提到了一幅自己準備好的畫繪去訪地主。
「わたしは旅商人です。実は珍しい品が手に入りましたので、是非とも旦那さまに見ていただきたいと思い訪ねて来ました」
到了人屋直接就是開門見山了、我手上有件珍寶、絕對是世間僅有獨一無二、就看你價格能出到好高了。
「珍しい物だと?!」
珍寶!?
興味を示した長者は、すぐに旅商人を屋敷の中に入れました。
來進屋我們坐落來慢慢講!
すると旅商人は、風呂敷包みの中から一本の掛け軸を取り出しました。
這還講甚麼、不如是直接幫貨取出來讓人驗下子最快當啦、商客直接就是畫卷一展。
その掛け軸には、一人の美しい女が傘を持っている絵が描かれています。
等到慢慢展開、畫裡面畫到的是條提到把傘的美女。
しかし長者が見たところ、その掛け軸は、それほど高価な物とは思えません。
可惜地主看了幾眼之後卻是皺了眉、心想這你媽算甚麼卵珍寶哦、一幅畫而已、這傢伙又不稀罕啦。
でも旅商人は、得意気に言いました。
而另一邊的商人卻只是當地主不懂貨的繼續開始介紹、聽別個語氣還就是幫這傢伙當成寶的。
「実はこれは、世にも珍しい『生き絵』と申す物です」
老闆、不曉得吧?這畫它不是一般的畫、而是寄宿到有附喪神的活畫。
「生き絵? 聞いた事は無いが、それはどの様な物なのだ?」
活畫?!附喪神?這些都是條甚麼卵哦?我怎麼就聽你講的感覺好邪啦。
「はい。この絵の女は天気のいい日には、こうして傘をたたんで持っておりますが、明日雨が降るという前の日には、この傘を広げてさすのです」
這東西是有點邪、今天是天晴你看畫中美女持傘她就是收到的、但若是過了幾天下雨這傘就會被她打開、邪吧?
「な、なんと! そりゃまことか?」
這麼鬼?!
「はい」
不騙你、你可以等過幾天下雨親自驗證。
「お前は見たのか? 絵の女が傘を広げたところを」
這東西是你自己的還是你收過來的?是賣你的人跟你這麼講還是你自己親眼看到驗證過得?
「はい。何度も」
我自己親眼驗證不下數次。
「そうか。そう言えば西国には、描かれたニワトリが時を告げるという不思議な掛け軸があるそうだ。これもそのような物か。・・・うーん、ニワトリよりも美しい女の方が、価値があるかもしれんな」
真他媽有這種鬼畫?不過我確實也有聽講過別個西國的公雞報暁圖咯、當時聽到這畫中公雞還能打鳴以為只是謠傳、㫘想到還你媽是真的有啊?若是你這畫確實是真、那這美女比起公雞應該也更有價值啊。
「さすがは長者様。その通りです」
㫘錯、幸好地主你也曉得西國的公雞、不然我這解釋起來也不容易哦。
掛け軸をつくづく見つめていた長者は、その女の掛け軸が欲しくてたまらなくなりました。
地主此時曉得了這畫的奇特之處又是好生多打望上了別個幾眼、越看這就是越想要。
「よし、買おう! それで、いくらだ?」
可以、你開個價吧!
「へえ、千両・・・」
黃金千兩。
と、言いかけて、びっくりする長者の顔を見た商人は、すぐに言い換えました。
這千兩一出商客就看到地主的臉都一個是全黑完的、看來別個也㫘想到得你媽千兩這麼貴、幫自己賣了都不夠啦。
「千両と、言いたいところですが、特別に百両でどうでしょうか?」
算了、這畫雖值千兩但我估計真能提出這錢的也是少有、我以為你是有那個財力才特地前來、那百兩黃金你現在可以跟我提現吧?
「おお、千両が百両とは安い! 買った!」
你等我去取!畫我現在就要了!
「ありがとうございます」
行、成交。
こうして掛け軸を手に入れた長者は、さっそくその掛け軸を座敷の床の間に掛けると毎日毎日眺めていました。
這一下地主賺大發了、雖講這千兩是你媽的虛價、但這東西有價無市、現在被自己百兩買來、就算你他媽哪個想要出條萬兩老子都不賣你了、留到當你媽的傳家寶。
しかしそれから何日も、雨が降りません。
但是你媽咬卵、地主天天就到屋裡等到下雨的、天天看到這雲、但天上就是不落雨啦。
「・・・早く雨が降らないかな。・・・早く雨が降らないかな」
甚麼卵哦?莫搞我咯、我這急的好心慌哦!快點下大雨咯!
そして、ようやく念願の雨が降ったのですが、けれどもその絵の女は、一向に傘を広げようとはしませんでした。
終於、這十天半條月過去雨來了、但好傢伙你媽稀爛、畫裡面的那條美女㫘你媽撐傘啦、還是提到的。
その時やっと、長者はだまされた事に気づいたのです。
地主人一下是反應過來自己上當了。
「ぬぬぬっ! あの旅商人、今度あったらただではおかぬぞ。・・・しかし、もう来るわけがないか」
老子日你媽啊!操你媽!爹現在就過去弄你人來了!莫等老子逽到了!
しかし翌日、再びあの旅商人がやって来たのです。
這邊的地主是痛失百兩黃金為了追回錢財、現在已經是下達千里追殺令了、但好死不死第二天商客還專門又跑地主問售後來了。
「旦那さま、こんにちは。どうです? あの掛け軸の女は見事傘を広げましたか?」
講老闆昨天下雨了撒、畫怎麼樣撒?我所言不虛吧?
「このインチキ野郎! 昨日雨が降ったが、掛け軸の女は傘など広げなかったぞ! 役人に突き出してやる!」
你媽了逼啊!老子還正派人逽你你竟然還敢自己來了啊?開你媽傘啊!一點都㫘變下了雨都還是那條樣子啊!
すると旅商人は、首を傾げながら言いました。
不可能啊?就看商客的樣子是思索了老半天。
「あれ? おかしいですね。そんなはずはないのですが・・・。あっ! もしかして旦那さま。あの掛け軸の女に、飯を食わせていなかったんじゃありませんか?」
對了、這事忘記跟你交待了撒!你莫不是忘記跟她過飯吃這麼多天都已經幫別個餓死了哦!別個西國的公雞打鳴圖也是要天天喂米的撒。
「飯? 掛け軸が飯なんか食うのか?」
還有這條講法?喂她吃飯!?你他媽不早講!
「もちろんですよ。掛け軸の女は、絵の中で生きているのですよ。生きている物は皆、飯を食います」
先莫急撒、可能不要緊的、別個附喪神應該不得那麼容易就死的、你現在快點跟人喂點看她還吃吧。
「なるほど、言われてみればそうだ」
下次記到這事要跟我早講!這死了你他媽絕對有責任!搞不好我都要喊你退錢的!
「でしょう。飯を食っていないので、あの女は力がなくなり、傘を広げる事が出来なかったんですよ」
別個只是㫘吃飯㫘得力氣撐傘的、活肯定還是活到的、先喂到試下子咯。
「そうか。それで掛け軸の女は、何を食うのだ?」
你平時都是喂她吃甚麼哦?老子怕到時又㫘問清楚幫人吃死的、光就一碗米飯這樣子?
「はい。あの女はわがままですから、エビやタイしか食いません。それに、上等の酒も必要です。それを一日三回、掛け軸に供えるのです」
那肯定不行撒、這女的比較嬌貴、你光一碗米飯肯定是養不起的、就我所知之前喂了好多東西她都㫘動過、蝦子鯛魚、還有酒、差酒她還不要的、她還只吃好酒、我自己試成功過的就這三樣、而且基本一天讓她吃個三次比較保險。
「何だと。そんな高価な物、金がかかってしょうがないわ」
你媽逼一條鯛魚好你媽貴啊?還有這蝦子她是不是也只吃最好的差的不要?那一天要花我好多錢哦。
長者が言うと、旅商人はにっこり笑いました。
莫慌、我有其他辦法的。
「そこで今日は、良い物を持ってきたんですよ」
其實之前㫘跟你講、那批兒他也㫘跟我講、最近他曉得我幫畫賣了出去後才交待我、講還有這條傢伙也跟我過、配套的。
旅商人は風呂敷包みからエビが描かれた掛け軸と、タイが描かれた掛け軸と、お酒が描かれた掛け軸を取り出しました。
就看商人又是包裡面掏出了另外三副、講我也是才曉得還有這些個批畫。
這又是幾卷甚麼狗麻批畫啦?就直接講別個上面畫了甚麼咯、上面是鯛魚美酒以及大蝦。
「あの女は絵ですから、本物を用意しなくても絵の飯で大丈夫です。それにこれなら、無くなる事はありませんからね」
有這傢伙到你直接幫它們幾個掛到一起就可以自動餵食了、而且也不需要再考慮成本的問題。
「なるほど、それで、いくらだ?」
他喊你拿畫的時候問你要錢吧?
「はい。掛け軸三本で百両・・・と言いたいところですが、特別に一本十両の三十両でどうでしょうか?」
有、本來是百兩黃金、他是直接想幫我所有的錢套走起來、那批兒就是看我賣完了畫有了錢才又交出了這三幅、我肯定不同意啦、被老子殺到了三十兩搞定、一副直接你媽十兩。
「おお、百両が三十両とは安い! 買った!」
畫過我、我曉得你專門跑這躺就是為我買的、但我現在手頭緊、就你媽三十兩咯。
「ありがとうございます。それでは次の雨が降るのを、楽しみに待っていてください」
行、過幾天等下了雨你這心情肯定就好起來的、到時你肯定也轉運發財、我到時也來賀喜、這趟就當是我專門為你跑的、不賺你錢。
旅商人はそう言って、三本の掛け軸を三十両で売ると帰って行きました。
魚、蝦、酒、三卷畫、一起三十兩地主全收了。
長者は喜んで女の掛け軸の横に三本の掛け軸を並べたのですが、それから雨が降っても掛け軸の女が傘を広げることはありませんでした。
好好好、舒服了、這下地主笑癲了、終於是你媽塵埃落定、別個原來㫘你媽騙自己啦、不然也不得蠢到又專門跑回來撒、差點自己都幫自己嚇死了。
但怎麼講啦、幾天後雨下了、問題是畫㫘變、這一下地主臉又是黑完的。
「ぬぬぬっ! またしてもだまされた!」
我日你媽啊!回馬槍!!!
むろん、旅商人は二度と姿を見せなかったそうです。
好啦、稀爛、以後這就買畫的那條批兒再也㫘出現到過地主的面前過、不曉得是跑哪裡躲到去了。
おしまい
结束
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