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福娘童話集 > 日本民間故事 > 301-330
第 321話
(日本民間故事 321)
ネコの小判
金貝貓
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、江戸の両替町に、時田喜三郎と言う人が住んでいました。
到好久以前這江戶的兩替街過就住了條喊時田喜三郎的傢伙。
喜三郎は一匹の可愛いネコを飼っており、この家に出入りする魚屋もこのネコがお気に入りでした。
而三郎屋裡則是又養得有一條貓、這貓還蠻討人喜的、就連附近賣魚的時不時也喜歡用條小魚過來逗下子貓玩。
「こんにちは、魚屋でございます。・・・おお、来たか来たか」
喵喵喵!!今天過就又是這條賣魚販子走到了三郎屋門口學起了貓叫。
魚屋は喜三郎の家に来るたびに、売れ残りの魚をネコにあげました。
每次別個魚販這麼一來的時候、也是講別個要收攤回屋去了、幫這手頭還剩到個一些個臭魚爛蝦莫浪費了都喂起貓。
だからネコも魚屋が来ると、まっ先に飛び出してきて、
貓一聽到這條喵叫就跟到也曉得是經常喂自己魚那條傢伙來了、跟條火箭一樣衝了出去。
「ニャーーォ」
と、うれしそう鳴くのです。
開始了喵喵喵喵喵叫了。
ある日、魚屋は病気になってしまって、長い間寝込んでしまいました。
但就講有段時間魚販是長時間不曾出現再喂過貓、其因也是人魚販害了病、這幾天都到屋裡躺到的、是魚都㫘去賣。
仕事が出来ない魚屋は、たちまちに生活が苦しくなり、ついには、その日に食べる物さえなくなってしまったのです。
也不曉得這到底是你媽得了個甚麼病、人反正是一直到床上不得好、藥甚麼的也都吃了、不管用又換、越換你媽越貴、而這人卻是你媽越來越差、錢完了這病㫘診好、人也要爛了。
(おれの命もここまでか)
好好好!稀爛!這都不是被病死的、是要過㫘錢吃東西餓死了。
一人暮らしの魚屋は、このまま誰にも知られる事なく死んでいくのかと思うと、くやしくて涙がこぼれました。
賣魚的想到自己現在一分錢不剩還賒了你媽一大堆買藥錢、外面又欠了有一些、現在是吃飯都難了、又無人再願意繼續借錢過自己、等這肚子又是一飢、不免是留下了心酸淚。
そんなある朝、魚屋の枕元に見覚えのない紙包みが置いてあったのです。
就這麼硬是餓到第二天清早咯、人都是準備就這麼等死了的時候、一覺醒來幫條枕頭邊上報紙包到的條包裹看到了。
(はて、誰が置いていったのだろう?)
這是哪個給我送的快遞?還用你媽報紙包起來的?這麼大一坨?
不思議に思いながらもその紙包みを開けてみると、何と中からピカピカの小判が二枚も出てきました。
魚販忍到身上的病痛是努力翻了一個身去拆這條包裹了、就看到一層層慢慢剝開、最後是兩枚大金貝落出來了。
(これは、誰かがおれにめぐんでくれたに違いない)
這是哪個跟我半夜偷偷塞的救急軍費哦?也不應該還有條甚麼傢伙得希望我繼續活落去啊?
喜んだ魚屋は弱った体を起こすと、そのお金で薬と食べ物を買いました。
魚販雖是在意救命恩人、但就硬是想不到到底得是哪個、先不去你媽管這些了、先把錢用了、搞點藥還有柴米油鹽回來、人都要虛脫了。
そのおかげで魚屋の病気は日に日に良くなり、やがて元気な体を取り戻すことが出来たのです。
這就兩枚金枚花出去、又請人郎中多換幾個方輪到試、看到底這你媽能對到症吧、而魚肉水果也是買了一些、反正這自己都要死了、救不到命也吃餐好的啦、但就最後從結果來講、還是真是這兩枚金貝幫人漁販的性命過救了去。
「これからはうんと働いて、お金を恵んでくれた人に恩返しをしないと」
屌毛啊!那傢伙到底是哪個哦?我也認不到一條有錢人啊、這錢肯定也是他好長時間攢落來的、我這也過稍微幫錢存到下子、等幫人曉得了幫錢還他啦。
しかし魚屋には魚を仕入れるお金が一文もないので、日頃からひいきにしてもらっている喜三郎のところへ行って、お金を借りようと思いました。
因為之前魚販是算準自己要死、兩個金貝除去了藥錢都是被他大魚大肉加美酒全吃進肚子裡面去了、現在人過一下又突然好了想東山再起但是無一分本錢能作生意了、這㫘得本金都不能從漁船上面拿得到魚啊。
「こんにちは、魚屋でございます」
索性講今天人好了先出去走兩踋看下子貓。
魚屋は喜三郎の家に行って声をかけましたが、どうしたわけか、いつもなら真っ先に飛び出してくるはずのネコが姿を見せません。
人就跑到了這三郎屋門口啦、也是準備跟人老熟人三郎幫自己這一段時間的經歷全講了、就是講能不能看借幾個拿魚的本錢啦、回本了馬上就退你、到時還送你一些魚、這些話到魚販腦中深思熟慮了好久、但又一下覺得今天是哪裡有點不對頭、對了!魚販發現貓今天㫘來啦?
(・・・どうしたのかな?)
是自己這麼久㫘喂它了、生疏了躲屋子裡面不出來了啦?
やがて奥さんと一緒に、喜三郎が出てきました。
曉得外面魚販到喊自己、屋主的三郎也是和堂客一起出來看了。
「よう、しばらくだな。最近、顔を見せなかったが、どうしたね?」
看到賣魚的就講好久不見了啊、人這常搞甚麼去了哦?
「へえ、実は体をこわして、ずっと寝込んでおりました」
運氣不好、人背時不曉得是害了甚麼病、我還是今天才剛得下的床。
「そうか。そいつは気の毒に」
那你現在好了撒?
「ところで、ネコの姿が見えないようですが」
對了!你屋貓今天怎麼㫘看到撒?平時都是我一叫它就來、這今天不對啊。
「ああ、あのネコなら殺したよ」
那條貓啊?已經著我搞死了。
「殺した?!」
搞死了?它謂是幫你屋子裡面甚麼東西打破了啊?
魚屋はびっくりです。
魚販子聽到這話瞬間這一下光看表情就曉得是過有好心疼了。
「殺したとは、何でまた」
那到底是為條甚麼事啦?
「なに、とんでもない悪さをしたもんでな。・・・そう言えば、お前さんはずいぶんとネコを可愛がっていたな」
我看你樣子也曉得你捨不得它、你以前還天天喂它魚吃啦、但這也不是條好貓的、不是甚麼大事我也不可能殺貓、畢竟也可以留到屋裡裡面捉老鼠撒。
「ええ、可愛いネコでしたから。しかし、悪さは一体?」
傳家寶的盤子被貓撞地上去啦?
「実はな、ある晩、家から二両の金がなくなったんだ。
也㫘那麼嚴重、不過損失還是蠻大的、這貓是不曉得突然發了甚麼癲幫老子專門收到那裡的兩個金貝叼走了!我是差點㫘被慪吐血了去!
その時はてっきり泥棒かと思ったが、次の夜、あのネコが小判をくわえて出て行くのを見つけたんだよ。
老子一開始以為這肯定就是條賊頭、都過準備好傢伙打斷別個狗腿了、他還真第二天晚上又來了!這我一看嚇死條人!是屋裡那條貓幫我兩個金貝嘴巴裡面叼到的!
慌ててネコを捕まえて金を取り戻したが、次の晩も、その次の晩も、ネコは小判をくわえて出て行こうとするので、腹が立ってネコを殺してしまったんだ。
我這就跟到幫貓一捉啦、這才從嘴巴裡面幫我這兩個子救回來、之前哪兩個子畢竟是貓、這算了就算了、總比來了賊頭好啦?但這貓讓我有點怕、它後面的每天都偷偷躲到我想幫錢搞出去、我認為太邪了、這就像是被邪人控制一樣、直接被我殺了。
まったく、主人を裏切って金を盗むとは、とんでもないネコだ」
這東西哪個身上碰到都得怕啦、我還講一開始留到它看到得不得幫我那兩個叼回來、這屋裡貓養久也是變妖成精了哦、老子都覺得是它自己變成人出去幫老子的錢用了!
その話を聞いているうちに、魚屋は思わず涙をこぼしました。
聽到屋主講完、魚販過是開始哭了。
あの時の二両は、この家のネコが届けてくれた物だったのです。
現在想清白了、這世界上還就真㫘得過在乎自己的人、有的只是一條時常過人魚回報自己恩情的貓而已。
しかも、もう一度届けようとして、ネコは殺されてしまいました。
而且這貓嘴巴小一次只能送兩個、不然也不得第二次再犯失敗之後又接二連三的挺而走險被打死了。
あの二両がなかったら、魚屋はあのまま死んでいたに違いありません。
是這條貓用自己命幫自己換了、貓以為兩個金貝肯定還不夠、但幸好是夠了。
「どうしたね。涙なんかこぼして」
你哭條甚麼哦?要我買條貓兒去送你啊?反正再我屋是估計不得再養貓了。
魚屋の様子に気づいた喜三郎は、不思議な顔で魚屋に尋ねました。
看人樣子不尋常啊、屋主也就迷、按講就算天天喂到的也不得至於死了就哭成這樣子撒、屋主人就過好納悶、就到此時魚販開口了。
「ええ。だんな、ネコが金を持ち出したのは、実はこのわたしを助けようとしたからです」
這麼跟你講你信吧?其實那天我的床頭上面有多出了兩枚金貝、不然我今天就已經也來不了這裡了。
魚屋は涙をこぼしながら、枕元に置かれていた二両のお金の話をしました。
這話一講魚販過又是更加悲痛的哭起來、幫人這就跟自己最近碰到的一系列怪事全交待了、就是那麼個一直不曉得的自己到逽的要報恩的人、原來是你媽的一條貓。
「これを見てください。これは金を包んであった紙ですが、見覚えはありませんか?」
對了!我再確認一下!當時我床頭的那張報紙還被我好生撿到的、你們看這條傢伙你們有印象吧啦?
喜三郎が手に取って見ると、それは自分が書きそこなって捨てた手紙の一部だったのです。
三郎取來漁販遞來的報紙就是一觀、上面這字蹟都還是自己的、這他媽不是自己寫信寫廢甩丟不要的草稿啊?!
「そうだったのか・・・」
這貓真的成精了!
喜三郎も、思わず涙を浮かべました。
但這一下等曉得了前因後果、三郎也是過哭了。
「知らない事とはいえ、おれはとんでもない事をしてしまった。
我是不曉得還有這事啊!我還講是你媽有人控貓偷我屋錢!要不就是貓變人偷錢自己花!這貓竟然這麼重情!
ネコが金をくわえて出ていこうとしたのは、お前さんを助けるためだったのか。
你天天喂它魚吃、它看你不來了還曉得主動逽你去看情況、曉得你害病了還叼金貝跟你送過去!
日頃、魚をくれて可愛がってくれたお前さんに、恩返しをするために。
情義啊!
何とも、けなげなネコではないか」
可惜這條貓了!
それを聞いていた奥さんも、涙を流しながら言いました。
聽到自己男人悔不當初、女主人也一下想起了貓的種種過往、現在同樣是淚流滿面。
「むかしからネコは恩知らずというけれど、とんでもない。ああ、どうか許しておくれ」
都講貓不如狗、這看來也不是未必、貓啊!我再就馬上跟你點上三根香!之前是我錯怪你了啊!你到下面要安息啊!
魚屋は、喜三郎に言いました。
「だんな、お願いです。せめてそのネコの死骸を、わたしにゆずって下さいませんか」
魚販看到人開始悔恨、要求跟人供養、一下過搶到講了。
講這貓是因救我一命之故而亡、論供養這供養的人也該是我、我欠這貓一條命!請你務必還是要幫這貓的遺骨交待起我!我要幫它逽一條風水寶地重新厚葬!
「いいとも。どうかお前さんの手で、手厚く葬ってやっておくれ。その方が、あのネコも喜ぶだろう」
恩!你活了就是貓的最大願望、比起我你才更加是像這條貓的主人!經你之手別個亡魂才能真正得到安息。
そして喜三郎は、せめてもの罪ほろぼしにと、ネコが持ち出そうとしていたお金を魚屋に差し出しました。
後面這就過變成了魚販還是堅持要還三郎兩個金貝、但是三郎堅決不收還講要再繼續免費援助別個魚販、講當時貓的遺憾我現在就要都幫它全了、當是贖我的罪、它當時還想幫剩餘的錢也叼起你、但被我阻止!而現在我親自幫它實現願望!
「これは、ネコからの最後の贈り物だよ」
這錢就當是貓跟你過的!也算是你幫我屋貓喂了這麼久我買你魚的飼料錢!還有記得要厚葬它!
魚屋はネコの死骸とお金をもらい受けると、回向院(かいこういん)というお寺へ行き、そのお金でネコの葬式を出してやりました。
傳達完畢、魚販這過就提到一具貓骨、跟三郎過起自己的安葬費、跑人和尚廟裡頭去了、跟這回向寺的主持講了、這些錢都過你、幫我幫這條貓厚葬!
その時に建てられた碑には、
錢到了位、後面別個人是服務到位幫你這碑文都打了。
《文化十三年(一八一六年)三月十日 法名(ほうみょう) 徳善畜男(とくぜんちくなん)》
と、刻まれたそうです。
就看碑文上面刻到有四條大字、德善畜男、這其實也是方丈聽到這故事之後也幫自己搞感動了、跟別個小貓兒專門想了條好久的法名、最後覺得這樣子可以、刻上去了。
おしまい
结束
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