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福娘童話集 > 日本民間故事 > 301-330
第 326話
(日本民間故事 326)
天狗の縁結び
強行牽線
・日本語 ・日本語&中国語
むかし、尾州の国(びしゅうの国→愛知県)の犬山と言うところに、一軒の酒屋がありました。
到好久以前的尾州國這條喊狗山的地方就有一家小酒館到這裡開到的。
ドンドンドン、ドンドンドン
這是一條半夜、咚咚咚、咚咚咚。
ある真夜中の事、誰かが表の戸を叩くので店の小僧が戸のすき間からのぞいてみると、背の高さが一丈(いちじょう→約三メートル)もある大男が立っていたのです。
這半夜都你媽關門了是那條傢伙到敲哦?酒館裡面有條夥計㫘得屋、就過到這打工的地方包吃包住了、這你媽還要半夜起床拖到雙鞋子跟人開門去、先從門縫縫裡面偷偷看是哪個、看認不你媽認得到、但這你媽一看夥計人是慌了、外面這你媽是條鬼啊!人至少有你媽三米高、第一眼望去這都是先看到人的踋毛。
「わあ、わあ、わあー!」
操你媽啊!半夜鬼敲門!!啊啊啊!!
びっくりした小僧は、すぐに主人を起こしに行きました。
這老闆也是條狠角色、同樣也是到自己門面裡面住到的、節約你媽房租、人這時不過也醒了咯、是被店內的夥計搖醒的。
すると話を聞いた主人は、
老闆!老闆!老闆啊!!
「それはただ者ではない。すぐに戸を開ける様に」
と、小僧に命じて、素早く身支度をして店に出ました。
甚麼卵?你講我們店子門口有你媽一條鬼?還三米高?
我曉得是哪個了!!走!貴客!快點去跟人開門!
身をかがめるようにして店の中に入って来た大男は異常に鼻が高く、一本歯の下駄をはいています。
這你媽謂是見到老熟人了啊?老闆的樣子反常到有點不對頭啦、這就講貴客被迎進了屋、人都是跟你彎到半截腰進來的、夥計就看到這傢伙鼻子好長吊到起一根、跟條茄子樣的、人穿的還是雙木拖版。
主人が、大男に言いました。
「手前は当店の主です。何かご用でしょうか?」
客人?半夜敲門是有甚麼需求啊?我就是老闆你這都可以跟我講撒。
すると大男は、丁寧に頭を下げて言いました。
「この様な夜分に、まことにすまないが、酒を飲ませてはくれぬか」
酒!快點跟我搞點酒過來!現在去甚麼地方都關門了、㫘辦法我就只能幫你們從床上拍醒了、我也實在是憋的不行了、歹勢歹勢。
「わかりました。ここは酒屋ですから、酒ならいくらでもお出ししましょう」
好好好!我這就跟大爺你去端酒、馬上來!
主人は一升ますに、お酒をなみなみとついで差し出しました。
先跟人搞一瓶子大的一千八百毫升、這半瓶多下去是條人估計也差不多了。
すると大男は、それをゴクリゴクリと一気に飲み干しました。
但這就是你媽快接近四斤酒被人對到瓶口是咕嚕咕嚕兩分鐘不到放乾了。
「うまい酒だ! すまぬが、もう一杯」
再上!你屋的酒還勉勉強強還能吃!
大男は二杯目も一気に飲み干すと、さらに何度もおかわりを続けて、ついには大きな酒樽を空にしてしまいました。
店家這就又跟人整一瓶子上來啦、就是又看到你媽咕嚕咕嚕、見底了、這過就又聽到人喊加、老闆這次留了心跟人提了兩瓶子過去、後面這過到了最後就是一桌子的瓶子咯、還有就是酒窖也乾了。
「いやあ、久しぶりの酒なので、すっかり飲んでしまった」
甚麼!乾了?好好好、反正我也吃舒服了!再繼續吃落去腦鬠就要痛了、上算上算。
大男は顔をまっ赤にして、とても満足そうです。
這時候的客人還能保持清醒跟你正常溝通、就是這臉已經是紅完了咯。
「ところでご主人、あいにくと酒代を持ちあわせておらぬ。その代わりに望みがあれば、なんなりと言ってくれ。必ず叶えてつかわすぞ」
對了!老闆!這賒賬我估計到你這裡也是搞不好的、但我這人身上就是從來都㫘帶過錢、這酒錢的案子要不就是我現在走我今後欠你個人情、要不就是我現在立馬就幫你這個人情還了、除了錢以外甚麼事都能開口、我全包!
それを聞いた主人は、にっこり笑って言いました。
主人一聽到這批兒錢都不準備過錢要走了竟然是完全不慌、還你媽有點高興、就跟自己得逞了一樣。
「ありがとうございます。これといった望みもありませんが、実は先年、妻を亡くしまして、出来る事なら気立てのいい働き者の妻を迎えたいと思っています」
那客人你跟我搞條乖堂客過來啊?我原來那條前年子害病死了去、現在正到看甚麼時候有空了去尋個新。
「それはさみしい事だな。よし、わかった。そなたの望み、きっと叶えてつかわそう」
好!這你媽簡單!老子跟到幫你綁條乖的送你面前來!
大男はそう言うと、ふらつく足どりで帰って行きました。
就是這麼個屌話一放、人是直接起身吃完這頓霸王餐走了。
主人と大男のやり取りを見ていた小僧が、主人に言いました。
看完這陣神仙交談、打工的夥計人直接是懵逼了。
「よろしいのですか? あの大男、ただ飲みですよ」
老闆?!那傢伙幫我們所有的酒都整完了一分錢都不過直接人走了啊?你都不要立個字據甚麼的啊?這甚麼時候曉得他人還來啊?
すると主人は、小僧の頭をなでながら言いました。
但就是講老闆完全不慌。
「あのお客はおそらく、天狗であろう。これからも度々訪ねて来るかもしれんが、決して粗末にあつかってはならぬぞ」
你剛剛㫘看到他鼻子啊?這傢伙就是天狗、你問他要錢不是分分鐘稀爛?我們這裡有酒他以後還得繼續來的、我曉得天狗會術法、關係搞好了這酒錢我能有其他方法能加倍奉還。
それから何日かが過ぎた真夜中、あの大男が再び訪ねて来ました。
還就果真、不到個四五天這天狗酒癮過又是犯了半夜敲門來了。
知らせを聞いた主人は、さっそく酒をなみなみとついで大男に差し出しました。
老闆這過看到又是天狗大爺、馬上又是和上次一樣幫人酒上滿起來。
「これはこれは、お客さま、ようこそおいでくださいました。さあ、まずは一杯」
來來來!這幾件酒你就放開來了去整、我還專門就是怕你繼續來到時酒不夠、這次已經幫貨補滿了。
「いや、今夜は酒を飲みに来たのではない」
不對!老哥我今天不是吃酒來的、我這次來是幫小老弟你上次交待我的事跟你辦了。
大男はそう言って、ふところから人形の様な物をつまみ出しました。
看我這手上這傢伙你覺得怎麼樣啦?就是這個小女娃娃。
よく見るとそれは二寸(にすん→約六センチメートル)ほどの小さな人間で、しかも美しい娘の姿をしています。
天狗這就從懷裡面幫個芭比娃娃一淘、交起人店老闆觀摩了。
「お客さま、これは?」
這傢伙是甚麼卵?謂是上次的事?老哥你莫不是要她跟我當堂客啊?
主人が目を丸くしていると、大男はその小人を主人に手渡して言いました。
店家這過人都是直接懵逼了去、手裡現在就過捏到這條芭比娃娃的。
「これが、そなたの新しい妻じゃ。よい娘だから、大事にしてやってくれよ」
我已經簡單跟人交待過了、為這事我還是費了點心去挑的、以後她就是你的人了、記得要對她好啦!
その瞬間、大男の姿がふっと消えて、小人が見る見る大きくなって普通の人間になりました。
講完這話天狗不見了、而老闆此時手上的玩偶也是開始發生了變異、別個慢慢慢慢大起來了、等這就真變成美人一個。
主人も小僧もびっくりして、言葉も出ません。
酒老闆跟夥計是你媽都驚了。
大きくなった娘はひどく疲れた様子で、ぐったりしています。
但這人才剛一現面就是體虛差點倒落去、老闆馬上幫人一扶。
「とりあえず、この娘さんのふとんを用意しないと」
這過交待夥計先去整理一個空房間讓人躺到休息一下去了。
主人と小僧は空き部屋にふとんを敷いて、その娘を寝かせる事にしました。
這就床一鋪好、先讓別個躺倒啦、這到底是怎麼回事就等人醒了再過問啦。
翌朝、主人が娘の寝ている部屋に行ってみると、娘はもう起きていました。
等到第二天一早、老闆第一件事過就是串人美女房門看人情況去啦、才將一進屋就看到人是已經醒了許久早起床啦。
娘は主人に頭を下げて言いました。
「ゆうべは、ありがとうございました。おかげで、すっかり元気になりました」
人看到老闆第一句首先就是感謝別個救自己一命、講昨天差點就不行啦。
「それは良かった。・・・それで、お前さんは、いったいどこから、どうしてやって来たのかな?」
老闆有點納悶這就也過開始問啦、先從別個是哪裡人開始、再就問是怎麼幫這條地方來的。
「はい、わたしは江戸の新川というところに店を開いている酒屋の娘でございます。
昨夜、不思議な大男が現れまして、
『お前の嫁ぎ先が、決まったぞ』
と、言うなり、わたしを外へ連れ出しました。
人講自己本來也是條酒家的女兒、今天店裡來啦一條三米高的怪客、講要借我一用、然後就幫我從店裡拖外面去了。
そして大男に不思議な術をかけられて小人にされたわたしは、あなたさまの店に連れてこられたのです」
後來這人又是仙氣一吐幫我變得好小好小一個、最後就是那傢伙又跑你這裡串門來啦。
「なるほど、あの天狗どのは、あなたの店にも行かれたのだな。
啊!?那傢伙是條住附近的天狗、人也是到我這裡吃酒來過的、我還講他只得光顧我這裡啊、想不到其他店子他也去、還幫你跟我捉來了。
それにしても、わたしが妻を欲しいと言ったばかりに、あなたに大変な迷惑をかけてしまったようだ。
是這麼到的、人上次來我這賒的有賬、他反正就講自己㫘錢、問我有甚麼需要辦的事把、他意思想這麼到幫他自己的帳抵了咯、我這就跟他講我要堂客啦、㫘想到他是直接幫你綁過來的、這案子跟我所想差太多、我感覺是怎麼都搞不好、我是㫘想到他是這麼幫我辦事的。
とにかく、あなたを江戸にお送りしましょう」
這我還是幫你送回去上算、你屋是住到江戶啦?
さっそく主人は娘を連れて江戸に行くと、娘の両親に今までの事情を説明しました。
酒老闆看人天狗跟自己是強行拐過來了這麼一條小女兒是卵都想不到、這下好傢伙又幫人自己出車費跟人送回去啦、總之進了人屋裡面後還是要幫這條情況跟人娘老頭講清楚起來咯。
「わたしが天狗にうかつな事を言ったために、娘さんに大変な迷惑をおかけしました」
歹勢歹勢、我就跟我老哥講我死了堂客想喊他幫忙幫我訪個、㫘想到他直接是兩口酒一喝高講自己本事通天直接幫你屋這個跟我拐過來了、我其實也是開酒店的老闆、這客人的案子我就帶他賠個不是、這幫過你人也送回來了。
頭を下げる主人に、娘の両親が優しく言いました。
姑且先幫個場面話一講、反正這人總結總是幫你送回來了咯。
「娘がいなくなって心配しておりましたが、なるほど、そう言う理由でございましたか。
哎呀哦!我差點就過人都急死了去、不過你講被你老哥拐了去。
しかし、天狗さまがわざわざ娘を連れて行ったのは、あなたと娘の縁がよほど良いからに違いありません。
我看這別個都有翅膀啊?你這謂還跟天狗們有所交集?你這結婚求人都求到天狗身上去啦、也是奇了個去、不過我看這也就是緣分、其實我這邊正好也到訪、既然這麼巧、要不我看這麼到算了、反正我女遲早也是要結婚的、你既然也有這個意向、那不如就直接先跟你談試下啊?我看你還專門幫人送回屋、感覺你人也不差啦。
娘も年頃です。
どうかこれを縁に、娘をもらって頂けないでしょうか?」
你講你也開酒館的啦?正巧我也是這還都是同行、啊、怎麼樣啊?
「えっ? 娘さんをわたしに?」
唉!還可以這樣子?你先等一下我有點懵。
主人が娘に目をやると、娘は頬を赤く染めて主人に頭を下げました。
這一下也就不止是店老闆了、是條人小女兒自己也有點懵、不過這一下會了意又是過紅起條臉馬上幫腦鬠往地上一佝、再不敢直視酒老闆眼神。
心優しい主人の事を、娘は好きになっていたのです。
店老闆幫這幕看到眼裡、也動心了、開始感覺自己有點可能。
こうして主人と娘は、夫婦になりました。
後面就講這事談成啦、兩人成了婚。
天狗の目利きは確かで、二人は親子ほども年が離れていましたが、いつまでも仲良く幸せに暮らしたという事です。
所以講這天狗辦事到底是好還是不好啦、這鬼曉得、從結果來講事情是成了啦、也許這就是好吧、莫興一開始天狗就是看出兩人般配也有可能。
おしまい
结束
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