みんながワクワク 世界の不思議な昔話 ☆福娘童話集☆ 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
福娘童話集 > ジャンル別 > 世界のふしぎ話 > ハメルンの笛吹
お話しの移動
・ 福娘童話集

・ ジャンル別

・ 世界のふしぎ話 (全10話)

→  1話 〜 10話
- 広 告 -
 


世界のふしぎ話 第7話

ハメルンの笛吹

ハメルンの笛吹
ドイツの昔話 → ドイツの国情報

♪音声配信
まちゃりんの読んだり〜の♪

 むかしむかし、ハメルンという町に、どこからかかぞえきれないほどのネズミがやってきて、町のあちこちに住みついてしまいました。
 困った町の人たちはネズミとりをしかけたり、毒(どく)のおだんごをばらまいたりしましたが、ネズミはますますふえるばかりです。
「こうなったら、ネコやイヌをたよりにするしかしかたがない」
 そう考えて、どこの家でもネコやイヌを飼(か)うようになりました。
 でもネコもイヌも、ネズミが多すぎて、ネズミをつかまえるどころか、ネズミたちに追いかけられるしまつです。
 そんなある日、一人の男が町へやってきて、こんなことをいいました。
「ネズミは、このわたしが退治してさしあげましょう。ただしその代金として、金貨千枚をちょうだいします」
「おお、願ってもない。千枚どころか、二千枚でもお払いします」
「けっこう。ではさっそく、とりかかるとしますかな」
 男は外へ出ると、手にしていた笛(ふえ)をふきならしはじめました。
 すると、あちこちの家からネズミたちが飛び出して、笛ふきの回りへ集まってきたではありませんか。
 ネズミたちをしたがえた笛ふきは、笛をふきならしながら川のそばまでやってきました。
「どうするつもりだろう?」
 町の人たちが見ていると、笛ふきは川の中へサブサブと入っていきました。
 ネズミたちもあとをおって川へ飛びこむと、そのまま一匹残らずおぼれ死んでしまいました。
「やった! やった!」
「さあ、お祝いだ!」
 町の人たちは大喜びで、歌ったりおどったりしました。
 そこへ、笛ふきがもどってきていいました。
「ごらんのように、ネズミは残らず退治してさしあげました。それでは、金貨千枚をいただくとしましょうか」
「金貨千枚だって?」
 町の人たちは、しぶい顔をしました。
「たかがネズミくらいのことで、金貨千枚とは高すぎるではないか。まあ、十枚くらいは出してやるが」
「さては、約束をやぶるつもりですか。よろしい。それならこちらにも考えがある」
 笛ふきは顔色を変えると、姿を消してしまいました。
「・・・やれやれ。あきらめたか」
 町の人たちは安心して、また歌ったり、おどったりです。
 そのときどこかで、リュウリュウと笛の音がひびきはじめました。
 笛ふきが、町の広場のまん中で笛をふきはじめたのです。
 それといっしょに、あちらこちらの家から子どもたちが集まってきました。
「やや、子どもたちが笛ふきのあとを」
 大あわてで追いかけていくと、山のふもとにあるほら穴のそばへやってきました。
 笛ふきは笛をふきならしながら、ほら穴の奥へはいっていきます。
「わーい、ほら穴だ、ほら穴だ」
 子どもたちも大喜びで、ほら穴の中へはいっていきました。
「おーい、待ってくれ、待ってくれ」
「わしらが悪かった。約束どおり金貨をはらうから、子どもたちを返してくれ」
 町の人たちは、声をかぎりによびかけました。
 でも、もうおそく、岩が一人でに動きはじめたかと思うと、ほら穴の入り口をピッタリとふさいでしまいました。
 こうしてハメルンは、子どもの一人もいない町となってしまったのです。

おしまい

 前のページへ戻る

ジャンルの選択
・有名な話 日本 世界
・こわい話 日本 世界
・わらい話 日本 世界
・感動話 日本 世界
・とんち話 日本 世界
・悲しい話 日本 世界
・ふしぎ話 日本 世界
・恩返し話 日本 世界
・恋物語 日本 世界
福娘童話集
人気コーナー
きょうの新作昔話
未公開の童話・昔話を毎日
一話ずつ公開
おはなし きかせてね
福娘童話集をプロの声優・ナレーターが朗読
小学生童話
幼稚園から小学6年生まで、学年別の童話・昔話集
おくすり童話
読むお薬で、病気を吹き飛ばそう!

福娘の姉妹サイト

http://hukumusume.com

366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診