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はっぱ の てがみ
(えど こばなし)

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より) かき　　　はっぱ(かれは)

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　たいへん、けちんぼう な だんな が おりました。

　あるとき、てがみ を だそう と おもいました が、きゅう に かみ に かくのが もったいなく なりました。

「ひと に やるもの に、かみ は もったいない。あれ に かこう」

　だんな は にわ の かき の き の はっぱ を に・さん まい とる と、それ に てがみ を かいて つかい の もの に もたせました。

　さて、それ を もらった あいて の だんな も、てがみ を だした だんな に まけず けちんぼう です。

「ほほう。かき の はっぱ の てがみ とは、あいつ も なかなか やるな。では」

　こちら の だんな は、てがみ を もってきた つかい の もの に いいました。

「すまない が うわぎ を ぬいで、せなか を だしなさい」

　いわれたとおり に すると、その せなか へ さらさら と てがみ の へんじ を かきました。

　しばらくたって つかい の もの が かえってきます と、だんな が ききました。

「ごくろうだった。して、てがみ の へんじ は もらったかい？」

「はい。へんじ は、ここ に あります」

　つかい の もの が せなか を みせる と、けちんぼう の だんな は ざんねん に いいました。

「なんと、その て が あったか。さっき の かき の はっぱ は、おしい こと を したわい」

おしまい