ふくむすめどうわしゅう(Hukumusume fairy tale collection) > がいこくご(Foreign language)
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イラスト myi ブログ sorairoiro
かしゅ
The Singer
(イソップどうわ)
(Aesop’s Fables)
ほんやく(Translation) ちいさな翻訳屋さん
Japanese(にほんご) ・ English(えいご) ・Japanese & English
へたくそな かしゅ が、あさ から ばん まで いえ の なか で うたって いました。
A poor singer had been singing at home from morning till night.
いえ は しっかり した かべ で かこまれている ので、こえ が よく ひびきました。
Because the house was surrounded by robust walls, which made his voice rebound beautifully,
それで かしゅ は、じぶん が すばらしい こえ を している と おもいこみ ました。
the singer thought he had a beautiful voice.
すっかり うぬぼれて、とうとう げきじょう で うたう こと に しました。
Flattering himself, he finally decided to sing at the theater.
ところが、いざ ステージ で うたうと、あんまり へたくそ なので
However, when he actually sang on the stage, it turned out a disaster,
いし を ぶつけられて おいだされて しまいました。
and audience members kicked him out of the theater by throwing stones at him.
この かしゅ と おなじように、
The same way as the singer,
クラス の なか では はなしかた が じょうず だと おもわれていた ひと が、いざ おおぜい の ひと の まえ で えんぜつ すると、
when a person, who is considered eloquent in class, has to make a speech in front of a crowd of people,
たちまち しどろもどろ に なってしまう こと が あります。
that could end up a disaster from time to time.
おしまい
The end
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