こガラス と おおガラス ②
おおガラス は、にんげん の みらい を うらなう こと が できる と かんがえられて いました。 ひとびと は おおガラス の なきかた で えんぎ が よいか どうか を うらない、 おおガラス を だいじ に して さいばん の しょうにん に する ほど でした。 おなじ カラス でも こガラス は、すこし も だいじ に されません。
それで こガラス は おおガラス を ねたんで、じぶん も ひとつ うらない を やってみよう と おもいました。
たびびと が やってくる のを みた こガラス は、いっぽん の き に とまって おおきな こえ で なきました。
その こえ を きいて、たびびとたち は、 と、して ふりかえりました。 「さあさあ、どんどん たび を つづけましょう。 あんなもの は うらない とは、ちっとも かんけい が ありません」 にんげん も おなじ こと です。 おしまい |
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