昔話の英語《福娘童話集》昔話の英語 Japanese & English昔話の英語《福娘童話集》 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 


ふくむすめどうわしゅう(Hukumusume fairy tale collection) > がいこくご(Foreign language)

>イソップどうわ(Aesop’s Fables)

美しい鳥コンテスト(The beauty contest of the birds)
イラスト myi   ブログ sorairoiro

うつくしい とり コンテスト
The beauty contest of the birds


(イソップどうわ)
(Aesop’s Fables)

ほんやく(Translation) ちいさな翻訳屋さん

Make Origami ( ORIGAMI CLUB)
CrowCrow   PeacockPeacock   SwanSwan



にほんご(Japanese) ←→ にほんご(Japanese) & えいご(English) ←→ えいご(English)

アニメサイズ Max 1920×1080 字幕「日本語」「英語」「中国語」を追加しました。

 むかしむかし の おはなし です。
 It happened so long ago.

 あるひ、かみさま は いちばん うつくしい とり を きめる『うつくしい とり コンテスト』を しよう と おもいつきました。
 One day God decided to hold the beauty contest of the birds,

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 そして、いちばん うつくしい とり には、とり の おうさま の くらい を あたえよう と いいました。
and the winner shall be a king of all birds.

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 それ を きいた とりたち は、おおさわぎ。
 All the birds fussed over it. They said to each other,

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

「やっぱり、クジャクさん が いちばん きれい だよ」
“After all you are the most beautiful, peacock.”

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

「あら、スタイル が よい のは はくちょうさん よ」
“Well, the swan has some style!”

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

「いや、とり は やっぱり うたごえ が きれい で なくちゃね。ウグイスさん なら、えらばれる かも しれないね」
“No, a king of the birds has to be good at singing. I think the spring bird is going to win.”

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 みんな、わいわい いいながら、うつくしく なろうと いっしょうけんめい に かわ で はね を あらいました。
 Such a big fuss they’ve made. Each one of them tried their best to become beautiful, cleaned themselves and preened their fine feathers in a river.

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 でも カラス だけ が、その なかま に はいりません でした。
 Only a jackdaw didn’t join the group.

 カラス は、ぜんぜん おもしろく ありません でした。
 He didn’t enjoy at all.

 じぶん が あまり かっこよく なくて、はね の いろ も うたごえ も きれい じゃない こと を しっ て いた からです。
 He knew he wasn’t a good-looking, can’t sing, and the color was so ugly. Nothing of him was worth participating in the contest.

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 しょんぼり かわべり を とんで いると、みんな の ぬけおちた はね が いっぱい ちらばって いる のを みつけました。
 As he flew over the river feeling so sad, he found many feathers scattered on the ground. He said to himself,

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

「・・・そうだ、こいつ で みんな を だましてやれ」
“I have an idea. I’m going to fool everybody with these feathers.”

 カラス は いろとりどり の はね を ひろい あつめ、ぜんぶ じぶん の からだ に くっつけて かざりたてました。
 He picked up those colorful feathers attached them to his body trying to decorate himself.



 いよいよ、コンテスト が はじまりました。
 Now, the contest begins.

 かみさま は、あの カラス に め を とめました。
 God couldn’t take his eyes off of the jackdaw.

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

「おや、あんな に うつくしくて めずらしい とり が いたのか。よし、あの とり を いちばん に しよう」
“What a beautiful and rare bird that is. I think I should make him the winner.”

 カラス は おおよろこび で、かみさま の まえ に すすみでました。
 The jackdaw felt so grateful for knowing himself is the winner. He was so pleased, kneeled to the God.

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 すると、いちわ の とり が おこりだしました。
 Then some bird got angry.

「ずるい ぞ、カラス め! わたし の はね を かえせ!」
“Give me back my feather, you wicked jackdaw!”

 そういって カラス に とびつき、くちばし で じぶん の はね を ひきぬきました。
said the bird and jumped on the jackdaw, pricked him so hard and took his feather out of jackdaw’s body.

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 ほか の とりたち も いっせい に はら を たて、カラス から じぶん の はね を むしりとりました。
 The other birds did the same to jackdaw, took each one of their feather out of his body.

美しい鳥コンテスト 鳥の神さま

 すると カラス は、まえ より も みすぼらしい きたない すがた に なりました。
 Finally the jackdaw became dirtier and uglier than ever.



 ひと の もの を かりて いくら うわべ を かざって も、すぐ に ばれて しまいます。
 Soon you’ll be exposed as a fake, if you take from others.

 そして、それ が ばれる と よけい みじめ に なってしまう。
 Adornments that do not belong to you can lead to humiliation.

と、いう おはなし でした。
 That’s the moral of this story.

おしまい
The end

One-point advice
“A spring bird” is also known as “A Japanese bush warbler” or “A Cettia diphone”.

前のページへ戻る
(Click here to return)

福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識