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うつくしい とり コンテスト
むかしむかし の おはなし です。
そして、いちばん うつくしい とり には、とり の おうさま の くらい を あたえよう と いいました。 それ を きいた とりたち は、おおさわぎ。 「やっぱり、クジャクさん が いちばん きれい だよ」 「あら、スタイル が よい のは はくちょうさん よ」 「いや、とり は やっぱり うたごえ が きれい で なくちゃね。ウグイスさん なら、えらばれる かも しれないね」 みんな、わいわい いいながら、うつくしく なろうと いっしょうけんめい に かわ で はね を あらいました。 でも カラス だけ が、その なかま に はいりません でした。 しょんぼり かわべり を とんで いると、みんな の ぬけおちた はね が いっぱい ちらばって いる のを みつけました。 「・・・そうだ、こいつ で みんな を だましてやれ」 「おや、あんな に うつくしくて めずらしい とり が いたのか。よし、あの とり を いちばん に しよう」 すると、いちわ の とり が おこりだしました。 ほか の とりたち も いっせい に はら を たて、カラス から じぶん の はね を むしりとりました。 すると カラス は、まえ より も みすぼらしい きたない すがた に なりました。 おしまい |
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