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ウサギとカメ

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亜姫の朗読☆ イソップ童話より

 カメの足がおそいのを、ウサギがバカにして笑いました。
「あなたは足がはやくても、わたしのほうが勝ちますよ」
と、カメがいいました。
 するとウサギは、
「そんなこといったって□先だけだ。では競争しよう。そうすればわかる」
と、いい、
「だれが場所をきめて、勝ったものにほうびを出すのですか」
と、カメはいいました。
「キツネが公平でりこうだから、あれにたのもう」
と、ウサギはいいました。
 そこでキツネが、競争をはじめる合図をしました。
 たちまち、あしのはやいウサギがカメをひきはなしました。
 しかしカメはあきらめずに、休まずあるきつづけました。
 ウサギは足がはやいと思って安心しているものですから、とちゅうで大きな木を見つけると、その木かげでひと休みしました。
 それからしばらくして、ウサギはおきあがりました。
「あれ、すこしねむってしまったか。まあいい、どうせカメはまだ後ろにいるはず」
 ウサギは大きくのびをすると、そのままゴールにむかいました。
「よし、もうすぐゴールだ。・・・あれ?」
 自分がかったと思っていたのに、なんとカメが先にゴールしていたのです。

 さいのうはあっても、いいかげんにやっていて、だめになる人はたくさんいます。
 また、さいのうはなくても、まじめでしんぼう強い人は、さいのうがある人に勝つこともあるのです。

おしまい

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