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オオカミと馬
オオカミが畑をとおりかかって、ムギをみつけました。
しかし、ムギではエサにならないので、そのままとおりすぎました。
まもなく、オオカミは馬にあいました。
オオカミは、さっきの畑に馬を連れていって、
「ほら、ぼくはこのムギをみつけたけれど、自分で食べてしまわないで、きみのためにとっておいたんだ。なにしろぼくは、きみがむしゃむしゃ食べる音を聞くのが、大好きだから」
と、いいました。
すると馬は、
「へっへっへ。もし、ムギがオオカミのエサになるのなら、あんたが胃袋よりも耳をだいじにするはずは、ぜったいにないだろうねえ」
このお話しは、悪い人がたまによい人ぶってみせても、ちっとも信用してもらえないということを、たとえています。
おしまい
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