福娘童話集 > お話し きかせてね > きょうのイソップ童話
まもり神
ある人が、家に守り神をまつって、立派な供え物をしていました。
毎日、たくさんのお金を使って、せっせと供え物を買って来るのでした。
するとある晩、守り神が夢に出てきて、こう言いました。
「きみ、もうこんなにお金を使うのは、やめてくれ。そのうちに全財産を使い果たして貧乏(びんぼう)になれば、うらまれるのは、わたしだから」
自分が勝手に始めた事なのに、それがうまくいかないと、自分ではなく人のせいにする人に聞かせるお話しです。
おしまい
|