肌荒れをやわらげる お薬童話 福娘童話集
- 広 告 -
 


福娘童話集 > お薬童話 > 肌荒れをやわらげる お薬童話

幽霊の足あと

幽霊の足あと
大阪府の民話大阪府情報

 むかしむかし、ある大きなお寺に、徳(とく)の高いお坊さんがいました。
 いつものように夕方のおつとめをしていると、一人の女性が本堂(ほんどう)に現れて、お経(きょう)がおわるのをまってから、足音をしのばせてお坊さんに近づくと、女の人はぜひ自分のためにお経をあげてほしいというのでした。
 この女性はお石(いし)という名で、江戸の町にすむ大工の奥さんでした。
 そして、
「実は、わたしは死んでいます。死んでから、まだこの世をさまよっているのです」
と、いうのです。
 お坊さんは、「江戸の女」ときいて、ビックリ。
 じつは一年ほど前に、お寺のご本尊を江戸へ運んで江戸の信者(しんじゃ)たちにお参りさせたのです。
 この女性はそのとき、お経を読んだお坊さんの姿にふかく感動したというのでした。
「あれからしばらくすると、わたしは病気になって、ずっとふせっていました。お金などありませんから、お医者にかかることもできません。夫は家をあけたまま、どこで遊んでいるのかいっこうに帰ってきません。そのうちに病気はおもくなり、だれにもみとられることなく、わたしは死んだのです。ですからわたしは、まだ成仏できません。ぜひ、お坊さまにお経を読んでいただこうと箱根山(はこねやま)をこえ、やっとの思いでここまでやってきたのです」
 お石の話しに、お坊さんは胸をうたれました。
 そしてお石の身の上をあわれに思い、ご本尊にむかうと一心にお石のために祈りました。
 お石の幽霊(ゆうれい)は、お坊さんのうしろにしずかにすわっていました。
 供養(くよう)がおわると、お石は成仏したのか、姿が消えていました。
 そして、お石が立ったときについたのか、ざぶとんの上に土によごれたはだしの足あとが、はっきりと残っていました。
 その足あとはいまも額におさめられて、そのお寺につたえられているという事です。

おしまい

前のページへ戻る

子どもの病気相談所
トップページへ
病気の検索
WEB問診
カテゴリー別
あいうえお順
キーワード検索
お役立ち情報
緊急対応マニュアル
家庭のツボ療法
病気を改善 料理薬
病気を改善 お薬童話
予防接種の豆知識
安全な市販薬
夏の虫さされ特集
よくある質問Q&A
無料の電話相談リンク
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識