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福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030

第 2話
(日本民間故事 002)
鬼七兵衛(おにしちべえ)の大力(たいりき)

鬼七兵衛(おにしちべえ)の大力(たいりき)
盤鬼

日本語 ・日本語&中国語

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
赤鬼・青鬼の折り紙あかおに・あおおに

むかしむかし、城崎の来日(くるひ)というところに、とても力の強い百姓がいました。
到好久以前、城崎来日這地方有條農民天生神力。

名前を『鬼七兵衛(おにしちべえ)』という、大男です。
別個名字喊鬼七兵衛、是條壯漢。

さて、いつの頃からか来日の村の入口にある
這就不曉得是甚麼時候、來日村口。

『堂々(どうどう)の辻地蔵(つじじぞう)』というところに、恐ろしい化け物が住みつくようになったのです。
地藏像這地方開始鬧鬼了。

そしてそばを通る百姓を、片っぱしから食べてしまうのです。
這鬼還是條吃人鬼、過路一條捉你一條吃。

その化け物が、鬼七兵衛のうわさを聞いて、
「ぜひ、力比べをしたいもんじゃ」
と、鬼七兵衛に果たし状を出したのです。
鬼這次現身還真是為了鬼七兵衛這條農民、曉得別個厲害、就想跟別個比下子那個本事大、專門跟別個下戰書了。

そして鬼七兵衛も、
「村人をいじめる化け物めが、このわしが退治してやるわ」
と、申し出を受けました。
鬼七兵衛碰到這條案、這下也正好不要逽藉口、別個都逽上門來了、正愁㫘理由搞你、講爹明天出門穿好衣服就過來掄(四聲)你來了。

しかしいくら大力の持ち主とはいえ、相手が化け物では勝てません。
但是放完了屌話並不能真讓自己變厲害、別個是條真鬼、自己只是姓鬼而已、真要幹還不就是螳臂擋車啊。

鬼七兵衛は何を考えたのか、その日になると家でえんどう豆を煎り始めました。
鬼七兵衛明的搞不贏、就開始搞鬼事了、跟你來陰的、曉得鬼怕豆子先到屋裡炒一鍋。

そうしてそれを左のたもとに入れ、右のたもとには小石を入れて出かけて行きました。
這就袖子裡面一收、左邊裝點豆、右邊放點小嵒頭。

やがて化け物が現れると、鬼七兵衛は左のたもとの豆を口に入れて、バリバリと音をたてて食べ始めました。
出了門、往鬼那裡走、面對面了、鬼七兵衛這就左邊袖子裡面的豆子一取、開始嚼起來了。

そして右のたもとの小石をつかむと、
「ちょっと固いが、お前に食えるか?」
と、化け物にさし出したのです。
不光自己吃、還抓了一把問鬼要不要、講這是條豌豆、不是大豆的、要鬼不要怕、就是比較硬有點難咬。

「ふん。人間のお前に食える物が、わしに食えないはずがないわ」
你都咬的動我鬼怕條甚麼哦?讓我試下子這豌豆是條甚麼味道啦。

化け物は小石を口に入れましたが、さすがの化け物も小石をかみ砕く事は出来ません。
這就鬼抓過去一把嵒頭、嘴裡裡面一塞、不對啊!

「うぎゃあーー! 歯が痛いー!」
怎麼邦硬的哦!你跟我吃的甚麼卵!我日、我的牙!

歯がボロボロになった化け物は、泣きながら逃げていき、それから二度と姿を見せなかったと言う事です。
鬼想跟人比真本身、那曉得騙人就是人的真本身、被崩碎了一口好牙、吃了這條奤卵虧以後這鬼是再也不跟人有來往了。

おしまい
结束

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