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福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030

第 22話
(日本民間故事 022)
ものぐさ太郎

ものぐさ太郎
懶太郎

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ものぐさ太郎という、大変ななまけ者がいました。
到好久以前這就有條傢伙喊懶太郎、從他名字這就聽的出、這傢伙是懶出名的。

あるとき、情け深い人が太郎にもちを五つやりました。
有天不曉得是太郎他屋婆還是那個親戚啦、塞太郎手裡面五個粑粑、喊他捏到。

四つまで食べてしまって、残りの一つがコロリと道ばたに転がったのです。
這就光路上就吃了四個、還有個不曉得滾丟了、這就地上一落。

それを見た太郎は、
太郎看粑粑吃灰了。

「取りに行くのが面倒だ、人が来るまで待っていよう」
現在粑粑就到地上、但是太郎他就不想彎腰去撿、他懶、但也不願意走了去、可惜了這個粑粑啦、他就準備等人來、幫自己把這個粑粑撿了。

と、とうとう三日の間待ちつづけたのです。
就等三天。

そして四日目の朝のこと、このあたりを治める地頭(じとう)の行列が通りかかりました。
終於第四天早上看到人來了、這次還是一隊人馬、看起來就是當官的啊。

「のう、すまんがそこのもちを取って下され」
太郎はさっそく声をかけましたが、地頭は知らん顔です。
這人終於讓太郎等到了、太郎就是一聲喊、意思就是請別個幫個忙跟自己撿粑粑、不過別個騎到馬上是看都不看太郎這貨色。

これには太郎も腹が立ったとみえて、今度は大声で言いました。
太郎看別個不瞭自己、有點發火了、又幫聲音加大了一次。

「もちも拾ってくれんようななまけ者が、よく地頭なんぞやっておられる。世の中でなまけ者は俺一人かと思っておったが、とんだまちげえだ」
講我懶你們當官的比我更懶啊、之前我以為是能力越大位置越高、所以我就只能是這條樣、現在我發現不是的、是我不夠懶、不然今天這騎馬的人就是我了。

これを聞いた地頭、はたと馬を止めて、
當官的一聽這話、幫馬一停、講話了。

「ほう、お前がものぐさ太郎か。お前、一体どうやって暮らしておる」
我曉得你、懶太郎是把、你到附近都出了名了、我也不曉得你是怎麼能活的這麼大。

と、話しかけました。
這邊也開始有點迴應了。

「ふん、人さまが飯をくれるまでは、何日でも待っているさ」
太郎講我講我本事通天、一定要等到有人幫我飯喂到嘴巴裡面我才得吃、你只要不喂我就可以一直等、五六天都不是問題。

太郎のこの態度に地頭は大笑いして、さっそくこんなおふれを出しました。
當官的聽到這話笑出了聲、又看太郎是條真的覺得自己好厲害的語氣啦、後面也是到街上幫條牌子一插。

《ものぐさ太郎に毎日飯と酒を与えよ。もしこれを守らぬ者は領内にとどめてはおかぬ》
怕幫這條活寶餓死起來、要所有人都開始過去跟太郎喂飯吃、這要是不喂還搞不好的。

これには村の人も驚きましたが、このいいつけを守って、やがて三年の月日が過ぎたある年の春、この里に都から、ながふが割り当てられました。
邊上人看到這下得是條甚麼命令過都驚了、但是也從了、喂了個整整三年、直到第三年開春、上面拉徭役了。

ながふというのは、都にある国司の屋敷へ仕えに来いという命令です。
徭役就是強行拉你去作苦工挖煤、不去就槍斃又不跟你開工資這種。

けれども誰一人、行きたがる者はいません。
這他媽哪個願意去作這條鬼案子哦。

それで、やっかい者の太郎を行かせることにしました。
みんなは、
但是這村裡面不去一個人不行啊、看來這三年㫘白養啊、這案子就交起太郎了。

「都には、きれいな女がいるぞ」
「うめえもんが、たくさん食えるぞ」
這當徭役就好啦、別個包你吃住、和我們這裡一樣的、我們還不包住啦。
對頭、這城裡面乖女的也多、我們這鄉裡面哪比的上哦。


と、口からでまかせを言って、どうにか太郎を説得したのです。
這就一村人加起來一起日弄太郎、騙到他幫這坨屎過吃了。

こうして太郎は都にやって来ましたが、どういうわけか、太郎は今までのものぐさとは違って、とてもまじめに働いたのです。
等太郎終於動身到了邊、不曉得是吃藥了還是甚麼、這一下開始作事假勁了、竟然不懶手踋了、每天是自動加班打十六條小時的螺絲、覺都不睡了。

ある日の事、太郎は用事で清水寺(きよみずでら)に出かけました。
這天太郎又被交待了任務要去清水寺。

そこへ、十七、八才のきれいな娘が現れて、それを見た太郎はその娘にひと目ぼれしました。
人到了廟裡面就幫一條十七八歲長的好乖的小女兒看到了、太郎是瞬間被勾了魂、人定了。

でも娘は汚い太郎を怖がって、逃げようとしたのですが、太郎は娘をはなしません。
但是別個小女兒看到太郎看自己的樣子像是看到了野狗、馬上就覺得好怕要跑、但是太郎看人要跑還幫手捉到不讓人走啦。

そこで娘は、
別個女這就看到太郎手上的竹杖、作聲了。

♪から竹を、杖につきたるものなれば
♪ふしそひがたき、人をみるかな
と、いう歌をよんだのです。
講這竹既然已經成了杖、何需留節?我就像你這杖上多餘的節、而提到這杖的你也無需有我。

すると太郎も、一体どこで習ったのか、すかさず
也不曉得太郎是從那裡學到的。

♪よろづ世の竹の、よごとにそふふしのなどから竹に、
♪ふしなかるべき
講了、人有節猶竹有節、是自當我有你。

と、よみ返したので、娘もびっくりです。
這話幫女回的也是耳目一新。

これはただの男ではないと、さっそく太郎を屋敷へつれ帰って、七日の間風呂に入れてみがきあげました。
跟所想有異、曉得眼前之人有過人之處、女直接是幫太郎一帶、領回屋、花了個幾天時間先幫別個身上搞乾淨起來、有條人樣。

すると太郎は、とてもりりしい男になったのです。
這下一看、太郎看起來就不像條乞丐了、而是一條男子漢。

こうしてものぐさ太郎は、思わぬことからその娘を妻にめとったのです。
這過一下就配的上啦、後面這婚事還就真成了。

そして故郷の信濃(しなの)にもどると大きな館を建てて、世話になった村人たちにも、それは親切にして、一生しあわせに暮らしたということです。
再後面也是講幫女帶回了自己原來的故里、到這裡起了大院、有錢了也不忘鄉親、還了個過去的人情、和女一起終老了。

おしまい
结束

おまけ
ささらとゆっくり昔話 第08話【ものぐさ太郎】

読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。

日本昔話を現代っぽくアレンジしたらこうなったシリーズ。

おまけ
ささらと昔話講座 第08話【ものぐさ太郎】

読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。

知っているようで知らない日本昔話を、あれやこれやとささらちゃんが学んでいく動画です。

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