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第 33話
(日本民間故事 033)
庭はきこさじ (健全普通話版)
掃地的小佐治
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、福井県の坂井郡には、『こはな』という、それはそれは可愛らしいお姫さまがいて、お殿さまはとても可愛がっていました。
在很久很久以前、於福井縣的坂井郡、就有這麼一個叫做小花的可愛公主、人家可是大王的心頭肉、是十分十分的疼愛呢。
ところがこのお姫さまは、お城の庭掃除の『こさじ』という若者に思いを寄せていました。
可就是這麼位尊貴的公主大人、人家竟是喜歡上了給自己王城裡掃地的那位叫做小佐治的年輕下人來了。
しかし二人は身分が違いすぎた為、まわりの人々に話す事さえ出来ません。
想也不用想呀、這兩人身份懸殊過大、就這種事情是怎麼能讓周邊之人知道然後有臉說出口呢。
そうとは知らず、お殿さまは一の家老(かろう)の息子と縁談(えんだん)を決めてしまい、八月十五日に婚礼(こんれい)をあげるまで話を進めてしまいました。
畢竟是這麼個事情誰也不知道、所以呀、大王還在想著要給自己的寶貝女兒與自己一位得力的大將他的兒子去談一門大喜事呢、事情很快就成、連婚禮的時間都給你定下是這八月十五啦。
悩んだ姫は、ついに病気になってしまいました。
可就是這個消息吧、讓公主她是憂鬱壞了心、最後甚至是氣的生起了病。
殿さまはびっくりして、大勢の医者に来て見てもらいましたが、誰一人、姫の病気を治せるものがいません。
大王這肯定也是擔心的不得了、給嚇壞了呀、連忙就是一大群的名醫前來會診、但就是無一人能替大王分憂全都是治不好呀。
日に日に弱ってゆく姫の姿に心を痛めた殿さまは、ついに占い師を呼んでみてもらうことにしました。
而又是隨著時間一天天的過去、公主的身體是一天天的逐漸虛弱、心疼的大王眼看不行又是給自己叫來了一位算卦的天師、想要盼望盼望人家了。
すると占い師は殿さまに、
天師呢、他就是這樣跟大王說的。
「姫さまのご病気は、ころも川のさけを食べさせると治ります」
公主大人她的這個病呀、衣川裡面的一條鮭魚吃下去就能治好咯。
と、言いました。
是這樣說道。
殿さまはそれを聞いて大喜びし、
大王聽到了後當即就是大喜。
《ころも川のさけをとってきた者を姫の婿とする》
《誰能前往衣川取得為公主取來鮭魚者便能迎娶公主為婿》
と、おふれを出しました。
城下呢就是貼起了這麼個求人告示。
さっそく十数人の家来たちが、われもわれもと、ころも川に行きましたが、不思議な事にさけは一匹もとれません。
首先主動的就是大王的臣子們了、十多號人就是爭先恐後的、我我我的前往了衣川、然後很神奇的、在這裡是大家都沒能捕獲到一條鮭魚呢。
その翌日も大勢の人が挑戦しましたが、小魚一匹かからず、皆もどって来ました。
然後就又說說第二天吧、去衣川的還是人潮涌動、可就是大家最後到手的連條小魚都是沒有、全放棄回家咯。
最後に、こさじがとりに行きました。
然後就是最後的最後、小佐治他來了。
こさじは、舟に乗り川の中ほどに来ると、
小佐治先是乘舟來到這衣川的川心。
♪きのもきた、けさもきた、ころもがわ
♪昨也來、今也來、衣川。
(衣也著、紗也著、衣川)
♪すそやぶれて、さけあがる
劃破了衣服、鮭魚越龍門。
♪(衣也裂、紗也破)
♪(来たと着た、鮭と裂けをかけてあります)
來=著、穿=きた、鮭=裂け=さけ。
と、歌を一首よむと、たちまち魚が舟の中へ入ってきたのです。
就是這首神奇的歌曲一唱呀、一下子鮭魚這就不是到自己船上來了嗎。
さて、こさじは喜んで城へさけを届けたのですが、すでに手遅れで、姫はたった今、死んでしまったのでした。
然後呢、小佐治也就是很高興的要去城裡面邀功呀、可惜已經是遲到一步咯、因為現在的公主她是早已死掉了呀。
皆がなげき悲しむなか、こさじはこんな歌をよみました。
可就是正當著大家都在失聲痛哭之際、小佐治當場就又是把這首歌給唱起來了。
♪しでやまか、さんずのかわか
♪死之山、三途河。
♪こさずに、おれたら、またもどれ
♪不越重逢時。
(你要是還喜歡著我就趕緊回來吧)
(越さずにおれたらと、こさじにほれたらをかけてあります)
越さずにおれたら(選擇回頭)=こさじにほれたら(若你還愛著我的話)
すると驚いた事に、姫はむくりと起き上がると、死の世界から見事戻ってきたのです。
然後就是很神奇的事情發現呀、公主她竟然還就真是隨之起身、一下子從這死之國是還陽歸來了。
お殿さまは大喜びです。
這讓大王真是大喜過往呀。
「おおっ、見事見事。よくぞ姫の病を治してくれた」
天啦天啦、你可真是太厲害了、竟然是有能力把公主的病給治好。
身分の違いはありましたが、こさじはお殿さまに気に入られて、二人はめでたく夫婦になったそうです。
雖說兩人確實是身份懸殊、但是因為這次的事件是讓大王對小佐治青眼有加、所以說呀、最後的小花公主還是真是和小佐治兩人是結成了一對夫妻呢。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
庭はきこさじ
鹹魚翻身
むかしむかし、福井県の坂井郡には、『こはな』という、それはそれは可愛らしいお姫さまがいて、お殿さまはとても可愛がっていました。
到好久以前福井県坂井郡的藩王有一個花花公主、對她特別好。
ところがこのお姫さまは、お城の庭掃除の『こさじ』という若者に思いを寄せていました。
但問題出到城裡面有條喊小佐治的鏟垃圾的被花花看上了眼。
しかし二人は身分が違いすぎた為、まわりの人々に話す事さえ出来ません。
花花作不了主、鏟垃圾的就更㫘這個能力了。
そうとは知らず、お殿さまは一の家老(かろう)の息子と縁談(えんだん)を決めてしまい、八月十五日に婚礼(こんれい)をあげるまで話を進めてしまいました。
而當時的重臣就到跟藩王談這子女的婚配問題、也是講幫自己兒走門親、結果就是到中秋節這天幫婚事定了。
悩んだ姫は、ついに病気になってしまいました。
花花曉得這事人一下不好了、飯也不怎麼吃開始得了病。
殿さまはびっくりして、大勢の医者に来て見てもらいましたが、誰一人、姫の病気を治せるものがいません。
藩王曉得花花情況後是駭了一跳、好多醫生一喊、但是都㫘用、畢竟無人曉得得是這條原因。
日に日に弱ってゆく姫の姿に心を痛めた殿さまは、ついに占い師を呼んでみてもらうことにしました。
但這一天天看花花這條樣子藩王自己也是煎熬、醫生不行就喊條天師來卜一卦。
すると占い師は殿さまに、
天師就這麼講了。
「姫さまのご病気は、ころも川のさけを食べさせると治ります」
と、言いました。
要喊藩王去取這衣川的鮭魚讓花花吃這病包好。
殿さまはそれを聞いて大喜びし、
藩王當下是也高興。
《ころも川のさけをとってきた者を姫の婿とする》
と、おふれを出しました。
不曉得是這魚難取還是甚麼、直接布告一貼、講哪個可以取得魚醫好花花就是我女婿。
さっそく十数人の家来たちが、われもわれもと、ころも川に行きましたが、不思議な事にさけは一匹もとれません。
這就一看有機會、上陣的都是藩王邊上打工的傢伙、全想結這個親、河頭一跑、但就是㫘個人取上去一尾魚。
その翌日も大勢の人が挑戦しましたが、小魚一匹かからず、皆もどって来ました。
第二天大家都曉得了、來的人就是更多了、但是依舊卵彈琴、天師還是天師、這方面就是專業。
最後に、こさじがとりに行きました。
對到最後的重頭戲、小佐治上陣了。
こさじは、舟に乗り川の中ほどに来ると、
這就坐一扁舟。
♪きのもきた、けさもきた、ころもがわ
♪すそやぶれて、さけあがる
先到船上幫歌唱到、
昨天來、今天來、天天來。
衣服刮破了不要緊來杯酒。
(来たと着た、鮭と裂けをかけてあります)
估計是這酒跟鮭同音。
と、歌を一首よむと、たちまち魚が舟の中へ入ってきたのです。
魚一聽是喊自己來、這就船上一跳。
さて、こさじは喜んで城へさけを届けたのですが、すでに手遅れで、姫はたった今、死んでしまったのでした。
小佐治得魚了、笑了個卵脬翻天馬上快往城裡面趕、那曉得遲啦、晩了、等小佐治人來了、花花都已經死了。
皆がなげき悲しむなか、こさじはこんな歌をよみました。
這就看到所有人都到哭喪、但是小佐治則是又幫歌一唱。
♪しでやまか、さんずのかわか
♪こさずに、おれたら、またもどれ
死之山 三途川
不越重逢時
(越さずにおれたらと、こさじにほれたらをかけてあります)
啊、我喜歡你啊、花花、快醒來。
すると驚いた事に、姫はむくりと起き上がると、死の世界から見事戻ってきたのです。
這就真的花花還魂了、從死國歸來。
お殿さまは大喜びです。
藩王看到了笑卵翻天。
「おおっ、見事見事。よくぞ姫の病を治してくれた」
一口一個好好好、人到興頭上。
身分の違いはありましたが、こさじはお殿さまに気に入られて、二人はめでたく夫婦になったそうです。
雖然是條鏟垃圾的、但是被藩王看上、給你過把刀劍你也就不是鏟垃圾的了、後面也是講花花和小佐治結了婚、兩條人走一起去了。
おしまい
结束
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