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福娘童話集 > 日本民間故事 > 031-060

第 43話
(日本民間故事 043)
一本しか生えないとうもろこし

一本のとうもろこし
猴子愛包谷

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
到好久以前、這就一條地方一對公婆住到的。

ある日、おじいさんが家の前の畑にとうもろこしの種をまいてみました。
這天公就到屋門口的田裡面準備栽片包谷地、這就開始撒種了。

するとどういうわけか、たった一本だけが芽を出して、ずんずんのびていくのです。
但不曉得為甚麼最終就只活落來了一陡獨苗、而且就他一個長的特別快啦、就像是幫其他包谷養分都吸幹樣的。

やがてそれは成長して、とても大きな実がたくさんなりました。
這就長長長、長長長、一代包谷王現世了。

「ありがたい。わしら二人が食べるには十分だ」
公婆兩人笑了個卵脬翻天、這一陡獨苗比一地包谷都還要足、夠兩傢伙吃上好久的了。

おじいさんとおばあさんが喜んでいると、サルが山からやってきて、せっかく実ったとうもろこしの実をみんなとっていってしまったのです。
可惜這好景不長、問題就是公婆屋這附近就是山、山上這就有猴子、猴子也過曉得了這條大包谷、下山就幫你這幾個包谷王獨苗一取、空歡喜啦。

「なんてひどいサルだ。とっちめてやろう」
公婆這就又是一卵脬的火啦、要去弄這條猴子了。

怒ったおじいさんは、サルのあとを追って山へのぼっていきました。
只見公就是鋤頭一取、扛到傢伙爆猴子狗頭去了、幾踋踵上山。

すると山道の途中にお坊さんが一人座っていて、木づちをふりあげては、さかんに地面をたたいています。
(はて? 何をしているのかな?)
看到這小路上怎麼還有條人哦?是條和尚、別個捏起條榔頭對到地板敲。
公就想這是到搞甚麼傢伙哦?


おじいさんが草むらにかくれて見ていると、なんとお坊さんの前に、山のような小判が現れました。
続いてお坊さんが、
「米出ろ!」
と、地面をたたいたら、地面から米がどんどんあふれ出てきました。
公招呼也不打一個、直接過躲草裡面開始觀察別個了、不一下、這和尚面前怎麼有錢開始涌出來了哦?又看和尚一䛥、跟老子爆米!這次涌出的又變成米了。

(これはすごい。わしにも、あんな木づちがあったらなあ)
好傢伙啊!公看到這條奇案子也是不去管猴子跟包谷王了、一心落到了和尚的寶錘身上。

おじいさんは、その木づちがほしくなりました。
想到萬一這錘子是到自己手上就舒服啦。

そのうちに、お坊さんは木づちを放り出したまま横になって眠りはじめました。
(よし、ちょっと貸してもらおう)
㫘一下、公看到和尚躺到開始休息了、好機會啊!
自己也不講謀了、就稍微借你一下、爆出了金幣再還你就是。


おじいさんは草むらから出て木づちをひろうと、そのまま山をおりていきました。
這就趁到和尚睡覺㫘注意借去了別個的錘子、懷裡面擓到幫山一下、這一下就比爆了猴子狗頭取回包谷王還要開心。

家に帰ったおじいさんは、おばあさんにわけを話して、さっそく試してみました。
すると、どうでしょう。
到屋、公就跟婆開始商量這事啦、取錘子快點一試。

この木づちでたたけば、小判でも米でも思い通りに出て来るのです。
只見地板咚咚敲、錢糧是唰唰冒。

おかげでおじいさんの家は、大金持ちになりました。
這就一下發了大財、舒服了。

(あの貧乏な家が、どうしてお金持ちになったんだろう?)
但是你屋憑甚麼就突然發財了啦、明明就那麼窮一個、其他人不免就這麼想。

となりの欲張りばあさんは、不思議でたまりません。
特別是住到邊上的婆子對這事就十分有心、自己一天天幫錢想到的、怎麼發財的都是其他人啦?

そこでわけを聞いたおばあさんは、
直到有一日明瞭了這其中關竅。

(なるほど、では、うちでもさっそくためしてみよう)
と、おばあさんはとうもろこしの種をかりてきて、畑にまきました。
原來如此、這次換我上山种包谷幫這條財發了、婆子也開始撒種了。

するととうもろこしの芽がたくさん出たので、おばあさんはたった一本を残して、全部引き抜いてしまいました。
但這就不見其好、因為婆子的包谷地是全部都發芽了、但是婆子要逆天改命!又幫所有包谷都扯了、只留其中一橷。

それでも一本の芽はずんずんのびて、あっというまに大きな実がなりました。
(あとはサルがとりにくるだけだ)
這就其中一橷開始享有所有養分開始瘋長啦、一下也是第二代包谷王現世了、好傢伙、這就只要等猴子來了。

おばあさんが待っていると、さっそくサルがやってきて、とうもろこしの実をみんなとっていきました。
婆子終於是等到了別個猴子下山、看到金猴引路來了。

(よしよし、うまくいったよ)
心中一喜。

おばあさんはすぐにサルのあとを追って、山へ行きました。
猴子屁股後面一跟、生怕別個跑丟了是跟到好急。

山の途中までくると、お坊さんが一人草の上に座っていました。
(いたいた。あのお坊さんだな)
好啦、這就和尚秘境入了、確實是一條大師樣子的和尚坐邊上的草上的。

おばあさんは、いきなりお坊さんの前に飛び出して、
「木づち、木づち。はやく木づちをおよこし」
と、言いました。
婆子看到了和尚失去了理智、直接就是人面前一跳。
錘子啊!錘子啊!快點幫你的錘子跟你爹我交了啊!


そのとたん、お坊さんは怖い顔で立ちあがり、
這就和尚聽到這話臉是一下黑完的。

「この間の木づちをとったのは、お前だな!」
操你媽!原來上次就是你幫爹的錘子謀了!

と、言うなりつえをふりあげて、おばあさんを殴りつけました。
這就直接是法杖上手、對到婆子就是幾棍亂刷。

頭をこぶだらけにしたおばあさんは、泣きながら山をおりていきました。
最後看到婆子哭到跑回來的時候硬是滿頭包。

おしまい
结束

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