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福娘童話集 > 日本民間故事 > 031-060

第 49話
(日本民間故事 049)
炭焼きじいと古ダヌキ

炭焼きじいと古ダヌキ
美女帶路

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある山里(やまざと)にすむ炭焼きのおじいさんが、山の中にある炭焼き小屋で仕事をしていました。
到好久以前這背後頭靠山的屋裡面就一條老杆子住到的、別個還到山上面又專門起了個屋、就到裡面天天燒炭。

ある夕方の事です。
這天這就快晚上。

とつぜん大蛇(だいじゃ)が現れて、炭焼きのおじいさんに食らいつくと、口にくわえたまま山奥に逃げこんでいきました。
一下山上來條大森蟒、幫老杆子一口過含了、這就帶走啦。

知らせをきいた里の人たちは、みんなで炭焼きのおじいさんの行方(ゆくえ)をさがしました。
這人一下著蟒蛇吞走了、全村人曉得了消息是好慌、少講也是一起上山去確認下子現在的下落啦。

すると次の日、草むらの中に、おじいさんが倒れているのを見つけたのです。
大家這就一起上山、逽好久、看條老杆子倒到草裡面的。

二日近くも飲まず食わずだった炭焼きのおじいさんは、死人のようにグッタリとしていました。
被發現時已經過兩天啦、期間老杆子是一口水都㫘吃、這人餓都要餓成死人的。

大蛇はどこへいったかわかりませんが、とにかく命は助かったので、みんなはホッとしました。
但這蛇幫人叼走為甚麼就不吃啦?雖不曉得原因不過這人狗命還到、大家也是都歡喜。

そして家まで運んで手当てをすると、炭焼きのおじいさんはやっと元気をとりもどして、こんな話しをはじめたのです。
幾條壯漢這就幫人一搬、幫老杆子送回屋、過了幾天這人也是養起來了、老杆子就幫自己到山上的奇遇講了。

炭焼きのおじいさんは、大蛇にやぶの中につれこまれると、大蛇は炭焼きのおじいさんを口からはなして、目の前で美しい娘に姿をかえました。
講當初吞我的那條蟒蛇幫我往處草叢一帶、這就放口了、然後我面前這就看到條乖女的。

そして、
「こちらへ、こちらへ」
と、手まねきしたのです。
她就對到我搖手幫我往條甚麼地方邀。

さそわれるままに、炭焼きのおじいさんはついていきました。
我看人長的乖人又年輕小小一個啦、以為是甚麼好事、就過稀裡糊塗的上道啦。

娘は見えかくれしながら、いつのまにかいなくなってしまいました。
我這越跟她就好像離我越遠、我就又追啊追、最後就變成我一條人了。

それから、どこをどう歩いていたのかわかりません。
這下稀爛啦、我連回去的路也認不到了。

水も飲まず、なにも食べずに山の中をうろつきまわっているうちに、疲れと空腹で動くことができなくなりました。
後面水也逽不到、吃的東西也㫘得、實在㫘點力氣、路都走不動過直接暈了。

そしてそのまま、草むらの中で倒れてしまったというのです。
這就還是你們後面看到我啦。

「なさけねえこった。古ダヌキに化かされて、こんなところで死ぬとは・・・」
估計是條甚麼大狸子到變成女的到玩我哦、差點過就這麼人㫘了。

と、気を失ったところを、里の人たちに助けられてというのです。
幸好你們後面來幫我送回屋。

徳島にすむタヌキたちは、むかしから手のこんだ化かしかたをして、人をだましてきたという事です。
現在也是講徳島這地方狸子日弄人是自古有之、文中這老杆子就是個先例。

おしまい
结束

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