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福娘童話集 > 日本民間故事 > 031-060

第 59話
(日本民間故事 059)
人食いザメとお坊さん医者

人食いザメとお坊さん医者
和尚太苦

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
音声 ハッサン ハッサンの窓

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
鮫の折り紙さめ

むかしむかし、あるところに、医者としての腕の良いお坊さんがいました。
到好久以前這就一條和尚、別個都講他醫術好啦。

このお坊さんは、もともとはお医者さんだったので、みんなからお坊さん医者と呼ばれています。
為甚麼和尚得醫術好啦、肯定就因為他原本就是條醫生啦、人半路轉的和尚、所以別個還是幫和尚、大夫大夫的到那裡喊。

ある日の事、お坊さん医者が渡し船に乗りました。
有天這條大夫和尚就坐船渡海。

ところが船が海のなかほどまで来た時、急に動かなくなったのです。
這過船到一半突然就不曉得為甚麼停到不動了。

「おい、船頭(せんどう→船長)よ、どうした? こんなところで止まっては、どうにもならんではないか」
船老闆?出甚麼問題了?我好急還要快點到邊啊!

お客さんが騒ぎ始めると、船頭さんは困った顔で言いました。
不止是和尚一條、一船人都開始到那裡叫、開船的也是出來解釋了。

「実は、このあたりにはおそろしい人食いザメがいて、気に入った人を見つけるとこうして船を止めるのじゃ。きっとお客さんたちの中に、気に入った人がいるのじゃろう」
我們今天爛啦!這海裡面有條吃人的鯊魚精、它眼睛裡面還會發光透視啦、只有讓他看上眼別個就發功幫船定了、我估計他是看上你們之中哪個了咯。

それを聞いて、お客さんたちは青くなりました。
「では、どうすればいいのだ?」
這就一下全船比之前更加慌了。

「すまんが、お客さんたちの持っている手ぬぐいを海へ投げてくれ。サメは気に入った人の手ぬぐいだけを沈めるから」
船老闆這就又講話了、既然已經發生這事那就㫘辦法了、必須要獻一個、不然就是翻船大家一起喂鯊、幫你們手帕都取出來咯、掗海裡面去、鯊精叼哪個的說明就是看上他了。

お客さんたちは仕方なく、手ぬぐいを海に投げました。
這就不交就是一起翻、所有人為了不翻就又逼到其他人交、這就一下、一個個全部都亮手帕了。

すると、お坊さん医者の手ぬぐいだけが、スーと沈んでいったのです。
それを見て、お坊さん医者が言いました。
不一下就等到醫生上陣、所有人看到這和尚帕子一甩、是一秒鐘浮都不浮直接沈了。
和尚也就講話了啊。


「皆さん、安心してください。わたしは僧で医者、どちらも人を助けるのが仕事です。ここは喜んで、皆さんをお助けしましょう」
講大家莫慌、先莫急到幫我獻了、我不獻、我也不得讓你們被獻、我是條醫生、救了好多人云云啊。

そしていきなり、海へ飛込んだのです。
你講這些多還不就是為了不被獻啊、不是的。
醫生講完直接就是一跳、入海了。


人食いザメは待ってましたとばかりに、持っていた薬箱ごと、お坊さん医者を飲み込みました。
鯊魚精就等到船上人幫和尚甩下來了、看到人下來飢渴難耐、直接就是兩口一吞、連同幫和尚的藥箱一起吞了去都㫘注意。

さて、人食いザメに飲み込まれたお坊さん医者は、人食いザメのお腹の中でジッと座ったまま考えました。
這就和尚入了鯊魚肚啦、坐到裡面幫辦法想到的。

(ここから出るのは簡単じゃが、この人食いザメをこらしめなければ、いつまた人を食べたいと言い出すかわからない)
和尚想這出鯊魚肚子簡單、難的是怎麼跟他個教訓讓他以後再也不敢吃人。

そこでお坊さん医者は薬箱を開けて、とびきりにがい薬をあたりかまわず塗りつけました。
想好、這藥箱也就開了、良藥苦口、和尚就過跟這鯊魚精開了最苦的藥方。

さあ、驚いたのは人食いザメです。
鯊魚這吞了和尚一陣突然發現不對啊。

おいしそうな人間を飲み込んだと喜んでいたのに、何とにがい事。
這和尚怎麼他媽得這麼苦哦?剛才看到別個樣子的時候還以為蠻好吃的啊。

とうとうがまん出来ずに、お坊さん医者を吐き出してしまいました。
這他媽實在是太苦了、吃不得、鯊魚直接是幫和尚一口吐出來了。

それを見た船頭さんはあわてて船をこぎ寄せると、みんなでお坊さん医者を船に引きあげました。
船老板看鯊魚吃了和尚又吐了和尚、連忙幫船快往和尚邊上一划、眾人一拖這就又上船了。

「よかった。よかった」
「それにしてもサメのやつ、よく吐き出したものだ」
そこでお坊さん医者は、人食いザメのお腹に苦い薬を塗りつけたことをく話してやりました。
還有條這麼條怪事?
鯊魚還得幫人吐了啊、大家這都開始議啊。
和尚就講自己幫鯊魚胃裡面抹苦藥了、所以他只能吐。


「なるほど、これにこりて、もう二度と人を飲もうなんて思わんだろう」
「よし、お祝いだ」
那這一下他莫不是以為人苦不得再吃了哦?
那好傢伙啊!


浜辺に戻った船頭さんが、さっそく酒盛りの用意をしました。
みんなはお坊さん医者をまん中にして、踊りながら歌いました。
後面船成功到邊、船老闆還慶祝和尚震了鯊魚、同一船人幫和尚邀到吃酒啦。
又幫別個圍到圈中間一起唱首歌助下子興。


♪くやしかったら、飲んでみろ
♪サメもかなわぬ、お坊さん医者
♪ああ、こりゃこりゃ
這就開始唱了、一邊喝酒一邊唱。
屌屌屌、和尚鯊魚都不敵。
吞吞吞(酒)、吞一切憂愁。


すると、海の中からさっきの人食いザメが顔を出して、
這就還到潛海裡面的鯊魚聽到吞吞吞、這就漏臉了、也開始唱起了歌。

♪お前みたいな、にがいやつ
♪二度とは飲むまい
♪ああ、こりゃこりゃ
と、歌ったという事です。
和尚太苦、狗都不吃、吞你媽逼!
這就也過盡了一曲、鯊精就這麼最後遊向了遠方、不見了。

おしまい
结束

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