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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 61話
(日本民間故事 061)
山童(やまわらべ)

山童(やまわらべ)
甩小兒

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、伏木村(ふしきむら)と言うところで、四つになる男の子があんまり夜泣きをするので、お母さんは腹を立てて、
到好久以前伏木村這地方、有條四歲的小卵日、人一到晚上就開始哭、幫自己親媽是搞得好惱火。

「そんなに泣く子は、化物にやるぞ!」
這批兒怎麼天天哭啦!我真是見他媽的鬼!

と、言って、子どもを家の外に追い出しました。
滾!莫打擾老子睡覺、我和你爹重新再生一個!

そして戸のすき間から様子を見ていると、子どもの泣き声がだんだん遠くなって、聞こえなくなりました。
這就晚上兒又一哭、媽直接是幫兒門外面一抱、再幫門一拴、好傢伙、這一下安靜了。

びっくりしたお母さんは、お父さんと一緒に外へ出てみましたが、外にはもう子どもの姿はありません。
本來也是講駭下子小卵日、意思是你再不聽話就幫你甩丟起來、但是這一甩人還就真不見了、娘老頭一急就又開始逽人了。

お父さんとお母さんは、それから何日も何日も子どもを捜し回りましたが、とうとう子どもを見つける事は出来ませんでした。
兩傢伙幫屋裡邊上都逽艽了、但硬就是㫘看到自己兒人啊。

さて、それから二十年ほど過ぎた頃、伏木村の者が二人、玖珠郡(くすぐん)のあたりで川の岸辺に座って弁当を食べていると、近くのすすきの中から鬼のような姿の男が出てきたのです。
這就講二十年以後、還是伏木村、這天村裡面出來兩條傢伙坐到玖珠郡的河邊到這裡吃盒飯、吃到吃到草裡面動靜就來了、像是條猛獸樣的、等露頭再看、怎麼這傢伙跟條鬼樣的哦。

そして、その鬼のような男が近寄ってきて、
「その飯を食わせろ」
と、言うのです。
這鬼就靠近兩條傢伙了、還講起了人話、意思是要這兩人幫自己的盒飯幫他交了。

二人が震えながら食べかけの弁当を差し出すと、男はそれをがつがつと食べながら、
「あんた方は、どこの村の衆か?」
と、訪ねました。
「わ、わしらは、伏木村の者じゃ」
兩傢伙駭了個卵脬翻天、馬上就幫自己手裡面的盒飯過獻了。
鬼邊吃這又邊問、你們甚麼地方的人啊?
兩傢伙講自己是伏木村的。


そう答えると、男はびっくりしながら、
「わしも伏木村の者じゃ。むかし、わしがまだ子どもの頃、あんまし泣くというので親から捨てられ、こげな事になっちょる。この恨みを一言、言ってやりてえが、なかなか機会がないんじゃ。あんたらは村に帰ったら、わしの親にこの事を言ってくれ」
男的一聽伏木村、人一下有反應了。
講自己也是和你們同村、但是我屋裡人嫌我天天哭、幫我甩丟不要了、我現在變成這條樣子都是他們害的、我有這條苦在心、等一直卻㫘得機會可以講出口、我希望你們回去之後幫我跟屋裡人帶個話。


と、言うなり、男はすすきの中に消えてしまいました。
男的講完這話也是又隱至草中了。

伏木村に戻った二人はその事を男の両親に伝え、そして村では、子どもが泣いても外に出さないようになったということです。
後面兩傢伙幫消息跟男的原來的娘老頭一傳、之後這村裡就算是有小兒哭也不敢再怎麼樣了、就怕真甩丟不見了拉。

おしまい
结束

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