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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 63話
(日本民間故事 063)
カワウソのいたずら

カワウソのいたずら
對你笑

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、金沢の町を流れる川に何匹ものカワウソがすんでいて、よく人をだましたりしていました。
到好久以前這金沢村河裡面住的水獺就多、這水獺尾巴大也就跟狸子一樣的喜歡日弄人。

ある夜ふけの事、若い侍が町はずれの道を歩いていると、先にある横丁から女の人が出てきて、前を歩いていきました。
這就半夜、一條年輕官差夜路上面走到的、突然這就小路上一條女的跳人面前來了。

「いまどき女の人が一人で、どこへいくのだろう?」
若い侍はふと、そう思いました。
這大半夜怎麼還有條女的到外面走哦?
武士就奇了個怪。


ところがちょっと脇見をした間に、女の人の後ろに五つか六つばかりの小坊主頭の男の子が現れて、足早に女の人を追いかけました。
稍微瞄一眼、這女的後面還有條五六歲的小卵日到踵她。

そして女の人に追いつくと、女の人は男の子の手をひっぱって、二人はならんで歩きはじめました。
「気がつかなかったな。あの人は子どもをつれていたのか」
這就看到小卵日追上了、女幫別個小手一牽、開始了並排走。
這條小卵日也是出現的莫名、就像是瞬間變出來、武士又是意外。


若い侍は、なぜかほっとしました。
親子連れは、大きな屋敷にめぐらされている堀にかかった石の橋をわたっていきます。
這就站原地想半天、也不曉得是到思考甚麼卵。
就這麼到女帶到兒過了護城河準備進城了。


「なんと、こんな大きな屋敷の人だったのか」
と、侍が思ったとたん、女の人は突然立ちどまって、
看到別個要進去的地方就曉得這條女的身份並不一般、武士又是訝異了那麼一陣。

「まったく! お前のような役にたたない者は、じゃまになるだけだ!」
と、かん高い声でいうなり、なんと男の子をかかえあげて、そのまま堀の中へ投げこんでしまったのです。
但就突然、女的走到石橋正中、幫邊上的小兒抱起來一舉、一下就開始亂罵了、到那裡埋怨這條小傢伙、發泄完好像還是不解氣、又是幫人那麼直接往護城河裡面一投。

バシャーン!
一度大きな水音はしましたが、それっきり何の音も聞こえません。
「あの女は、ただものではないぞ」
一下武士就被這入水身驚醒了、馬上感覺出事情不對。

若い侍は腰の刀に手をかけて、走っていきました。
這就腰上刀一別、對到人逼過去了。

「子どもに何をするのだ! お前は何者だ!」
すると女の人はふりかえって、にやりと笑いました。
開口就是問為甚麼要殺小兒、又要讓人報自己身份。
女直接就是笑起來了。


あごの下の喉から胸のあたりが、まっ白な毛でおおわれています。
とても、人間とは思えません。
「おのれ、化け物!」
這一笑就不得了、變了、心口前瞬間生出一陣陣白毛覆蓋到的。
好傢伙、這還竟然連條人都不是、見鬼了。


侍は手をかけた刀を抜いて、斬りかかりました。
しかし女の化け物は、ひらりと宙にとびあがると、そのまま闇の中に消えてしまいました。
「どこへ行った!」
但是武士不懼、是鬼自己也照劈、先看砍一刀有用吧。
但別個就是直接一跳、消失到天上不見了。


侍が辺りをキョロキョロ見回すと、
バシャーン!
化け物は堀に飛び込んだのか、闇の中から大きな水音が聞こえました。
「むむっ!」
武士這就開始警戒身邊、怕別個又突然從甚麼地方冒出來幫自己搞一下。
一下、入水聲又響起了。
武士這就又注意水面。


若い侍が堀の中をのぞきこむと、二匹のカワウソがむこうの水の中から顔を出して、先ほどの女の化け物と同じように、にやりと笑ったということです。
裡面兩條水獺幫腦鬠往水面一冒、就看到武士對到他陰笑、和剛剛那個女的笑起來完全就是一條款式。

おしまい
结束

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